JaLCDOI 10.18926/CTED/48202
Title Alternative Designing Teaching Materials and Activities to Facilitate School Children's Prediction and Reasoning
FullText URL cted_002_136_143.pdf.pdf
Author Yamasaki, Mitsuhiro|
Abstract 平成20年の学習指導要領の改訂を受けて,小学校理科では自然の事物・現象についての要因や規則性,関係を推論しながら調べたり,考察したりすることが重視されている。一般的な問題解決の過程では,予想や仮説,考察による結論がこれに当たるが,これらが形骸化しているという指摘がある。明確な予想と仮説を持つことができるようにしたり,推論としての結論を一般化された要因や規則性,関係としてとらえることができるよ うにするためには,推論を基にした予測の場面を意図的かつ合理的に授業に位置付けることが望ましいと考えた。本稿では,予測の場面を意図的かつ合理的に授業に位置付けるための教材と学習活動を二つの授業場面で工夫し,実践の中で明らかになった児童の実態と工夫した教材と学習活動の成果と課題について述べることにする。
Keywords 理科教育 予測 推論 教材 学習活動
Publication Title 岡山大学教師教育開発センター紀要
Published Date 2012-03-19
Volume volume2
Start Page 136
End Page 143
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター
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NAID 120003987701
JaLCDOI 10.18926/CTED/68496
Title Alternative Examination of Practical Cases of Career Education to Promote Self-Understanding in Elementary School Students: Utilizing Character Strengths Intervention
FullText URL cted_015_267.pdf
Author YOSHIKAWA, Shinji| ISODA, Kouhei| IZUMI, Tsuguyuki|
Abstract 本研究では,公立小学校4年生を対象に,キャリア教育における自己理解能力の育成を目的とし,ポジティブ心理学に基づく性格特性的強み介入 (Character Strengths Intervention:CSI) と将来の夢についての学習を関連付けた学級活動 (3) の授業を行った。本実践を通して,児童は自分の強みを理解し,それを将来に活かそうとする意識が高まるとともに,互いの強みを認め合う活動によって児童同士の関係性の構築が促進された。一方で,学校全体でのキャリア教育の系統性と発展性の検討,強みの活用が難しい児童への個別支援の必要性が今後の課題として指摘された。
Keywords キャリア教育 (Career Education) 自己理解 (Self-awareness) 性格特性的強み (Character Strengths) 学級活動 (3) (Classroom Activities (3)) 児童 (Children)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2025-03-28
Volume volume15
Start Page 267
End Page 279
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/66768
Title Alternative A Preliminary Study of School-Based Strengths Intervention with Japanese elementary school students: Through Classroom Activity to Promote Awareness of Strengths
FullText URL cted_014_001.pdf
Author IZUMI, Tsuguyuki| TODA, Akane| OKURA, Hisashi|
Abstract  本研究の目的は,児童を対象とした強み介入の予備的検討のために実践した強みへの気付きを促す授業の効果について検討することである。対象者は小学6年生95名(男子50名,女子40名,不明5名)であった。本研究によって以下の3点が明らかになった。まず,生活充実感と被信頼感・受容感の事後の得点が有意に向上した。次に,自己の強みへの注目の変化量と被信頼感・受容感の変化量で有意な正の偏相関が確認された。さらに,強みへの注目が向上した児童と向上しなかった児童の学習の感想を計量テキスト分析で検証した。その結果,群ごとに有意な記述の偏りは確認されなかった。全体として,児童の多くはポジティブな感情に関する主観的経験について記述していた。最後に,課題として介入で実施する授業と研究デザインを取り上げ,今後の展望について議論した。
Keywords 促進的援助 (facilitative assistance) 強み介入 (strengths intervention) 学級活動(2) (classroom activities (2)) 児童 (children) 計量テキスト分析 (quantitative text analysis)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2024-03-29
Volume volume14
Start Page 1
End Page 15
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/48193
Title Alternative Teacher education for raising the understanding capability about acts of violence in schools.―Development of the educational contents for in-service teachers and prospective teachers.―
FullText URL cted_002_050_059.pdf.pdf
Author Watanabe, Junichi|
Abstract ここ数年児童生徒の暴力行為の増加が続き喫緊の課題となっている。暴力行為を予防し適切な指導・援助をするためには言語的な攻撃等も含めた攻撃行動自体を対象にし、その行為に及ぶ児童生徒を十分に理解することが基本となる。このような考えのもと、教員養成段階にある学生と現職教員の、児童生徒の攻撃行動に対する理解の実態を事例を用いて調査した。その結果、攻撃行動の理解の基盤となる四つの理論的視座―精神力動的、行動主義的、認知主義的、神経生理学的―のいずれからの理解にも課題のあることが明らかになった。また、児童生徒の攻撃行動を理解するための学習機会は、教員養成段階にある学生にも現職教員にも必ずしも多くないことが想定された。そこで、両者の理解力を養成・高度化するために、四つの理論的視座にコミュニケーションの視座を加えた教育・研修内容を開発し提案した。
Keywords 暴力行為 攻撃行動 教師教育 教員養成 生徒指導
Publication Title 岡山大学教師教育開発センター紀要
Published Date 2012-03-19
Volume volume2
Start Page 50
End Page 59
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター
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NAID 120003987710
JaLCDOI 10.18926/CTED/48209
Title Alternative A Comparison between Prefectures of Result of National Achievement Test in Japan I
FullText URL cted_002_196_205.pdf.pdf
Author Ojima, Taku|
Abstract 本稿は、文部科学省が実施した「全国学力・学習状況調査」(メインタイトルを含め、以下本稿では全国学力テストと略記)のうち悉皆調査として行われた2009(平成21)年の結果を検討し、児童生徒の活用力を育成する学校教育課程のあり方を考察するデータの整理を主な目的としている。具体的には、現在まで計5回行われた調査において教科(国語、算数・数学)学力調査の結果が常に上位を占める秋田県の結果を、ほぼ全国平均の位置にある岡山県の結果と比較した。教科テストの結果、教科テストと並んで行われた児童生徒の学習や生活の実態の調査及び学校長らが解答した学校調査の結果をそれぞれ比較することで、本稿において「活用力」の指標として位置づけている全国学力テストB問題における正答率の高さと密接な関係にあるいくつかの要因を抽出することを試みた。
Keywords 活用力 全国学力・学習状況調査 秋田県
Publication Title 岡山大学教師教育開発センター紀要
Published Date 2012-03-19
Volume volume2
Start Page 196
End Page 205
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター
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NAID 120003987694
JaLCDOI 10.18926/CTED/54938
Title Alternative A Comparison between Prefectures of Result of National Achievement Test in Japan Ⅱ
FullText URL cted_007_127_136.pdf
Author Ojima, Taku|
Abstract 本稿は、2016(平成28)年に文部科学省が実施した「全国学力・学習状況調査」(メインタイトルを含め、以下本稿では、全国学力テストと略記)の結果のうち、テスト受験者の解答した児童質問紙および教員(多くの場合は管理職)が解答した学校質問紙の結果を検討し、学力向上を目指す取組の評価のもととなるデータの整理を主な目的としている。具体的には、􀀔􀀓 年間の学力調査において結果が常に上位を占める秋田県の結果を、学力向上を中心的な行政課題と位置づけてきた岡山県の結果と比較した。この結果、7年前に拙論で指摘された課題と全国的な分析および教科外の取組といった三つの範疇に属する項目において、二つの県では顕著な違いが見られた。
Keywords 秋田県 (Akita Prefecture) 岡山県 (Okayama Prefecture) 全国学力・学習状況調査 (National Assessment of Academic Ability)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2017-03-27
Volume volume7
Start Page 127
End Page 136
ISSN 2186-1323
Related Url http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/ja/48209
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2017 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/49519
Title Alternative Practical Seminar for Teaching Profession in All-University Teacher Training Program at Okayama University
FullText URL cted_003_171_178.pdf
Author Kashida, Tsuyoshi| Takahata, Hiroshi| Egi, Eiji| Soda, Kayoko| Mishima, Tomotaka| Goto, Daisuke| Kaga, Masaru|
Abstract  岡山大学教師教育開発センター(以下,センター)は,全学教職コア・カリキュラム(以下,全学コア・カリ)の研究・開発と運営を行っている。教職実践演習については独自で開講する教育学部を除く7課程認定学部とセンターが協働して本格実施に向けた準備を行い,平成23年12月には「全学教職実践演習授業計画(案)」(以下,授業計画(案))を作成し,認識の共有化を図っている。一方で,各教職課程運営委員(以下,運営委員)からは学部内での説明や周知に関して不安や困難を述べる声も多く挙がった。そのため,平成24年2月にFD研修として教職実践演習のプレ試行を実施した。その結果,イメージがわくという成果と,教科専門科目担当教員(以下,教科教員)がどのように授業へコミットすればよいかという不安等の課題が顕在化した。そこで,教科教員が有している期待や不安等の意識を調査することにより,授業を構築するための成果と課題を明らかにした。
Keywords 全学教職実践演習 教科専門科目担当教員の意識 全学教職実践演習授業計画(案) 教職課程運営委員会
Publication Title 岡山大学教師教育開発センター紀要
Published Date 2013-03-08
Volume volume3
Start Page 171
End Page 178
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2013 岡山大学教師教育開発センター
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NAID 120005232461
JaLCDOI 10.18926/CTED/54933
Title Alternative Practical Seminar for Teacher Profession on the Teacher Training Program at Okayama University : For the Making of Lecture to be able to Learn a Class Fourth Semester System from a Pillar Systematically for 60 Minutes
FullText URL cted_007_081_090.pdf
Author Inada, Shuuichi| Takahata, Hiroshi| Mishima, Tomotaka| Kobayashi, Seitaro| Hashimoto, Takuji| Imai, Yasuyoshi| Kaga, Masaru| Yamane, Fumio| Soda, Kayoko| Egi, Eiji| Goto, Daisuke| Takatsuka, Shigenobu|
Abstract  岡山大学における全学教職実践演習については,平成25年度の本格実施から,7課程認定学部(独自で開講する教育学部を除く)と教師教育開発センターが協働して取り組んでいる。平成28年度から岡山大学では,国立の総合大学全学部実施としては全国初となる「60分授業・4学期制」が導入された。この教育改革では,単純に現状の講義内容をそのまま詰め込むものではなく,教育方法・指導の改善を一層進め,体系的に学べる構造にする講義づくりが求められている。そこで,最初に学生の進路状況や取得見込みの教員免許状の現状を確認した。次に,教育実践力を構成する力がバランスよく形成されているか,4年生前半期に取り組んだ教育実習と全学教職実践演習後のアンケート結果をもとにその効果を検証した。これに基づいて,平成28年度以降の「60分授業・4学期制」に対応した内容を構築した。
Keywords 60分授業・4学期制 (60 Minute Class and 4 Semester System) 体系的に学べる講義づくり (Creating Lectures that can be Learned Systematically) 全学教職実践演習事前と事後の意識の変容 (Transformation of Consciousness Before and After Exercise for Teaching Practice at the University) 全学教職実践演習 (Practical Seminar for Teacher Profession)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2017-03-27
Volume volume7
Start Page 81
End Page 90
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2017 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/53231
Title Alternative Practical Seminar for Teacher Profession on the Teacher Training Program at Okayama University (3) Based on the Questionnaire Survey to Participants of the Practical Seminar for Teacher Profession in 2013
FullText URL cted_005_019_025.pdf
Author Mishima, Tomotaka| Kashida, Tsuyoshi| Takahata, Hiroshi| Inada, Shuuichi| Goto, Daisuke| Egi, Eiji| Soda, Kayoko| Yamane, Fumio| Kaga, Masaru| Takatsuka, Shigenobu|
Abstract  岡山大学では,教師教育開発センターによる全学の教員養成教育の質保証に取り組んでいる。本研究では,平 成25 年度に本格実施された全学教職実践演習に着目し,その成果と課題を検討する。なお,本学の全学教職実 践演習は「オリエンテーション」「学習指導力に係る省察」「模擬授業演習」「現代的教育課題に係る省察」「まとめ」 の5 つから構成され,本学の重要視する4 つの力(「学習指導力」「生徒指導力」「コーディネート力」「マネジメ ント力」)をバランスよく育むことを企図している。そして,本格実施された教職実践演習について,学生に実 施したアンケート調査結果を分析対象とし,成果と課題を検討した。その結果,学生の多くが教職実践演習の効 果を比較的高く認知していることや,教育実践力を構成する4 つの力の多くの力が教職実践演習を通して高まっ ていること,などの成果が主に示唆された。
Keywords 全学教職実践演習 教育実践力を構成する4 つの力 学生の意識
Publication Title 岡山大学教師教育開発センター紀要
Published Date 2015-03-06
Volume volume5
Start Page 19
End Page 25
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2015 岡山大学教師教育開発センター
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NAID 120005572537
JaLCDOI 10.18926/CTED/52297
Title Alternative Practical Seminar for the Teaching Profession on the Teacher Training Program at Okayama University(2)
FullText URL cted_004_123_132.pdf
Author Kashida, Tsuyoshi| Takahata, Hiroshi| Mishima, Tomotaka| Egi, Eiji| Soda, Kayoko| Goto, Daisuke| Sato, Daisuke| Yamane, Fumio| Kaga, Masaru|
Abstract  岡山大学では,平成25年度後期より本格実施する教職実践演習に向けて,独自で通年開講する教育学部を除く7課程認定学部と教師教育開発センター(以降,センター)が協同して準備を行っている。平成24年度後期に教育学部以外の教職希望学生を対象に15講からなる教職実践演習(以降,全学教職実践演習)の試行を実施した。試行は参加学生へのアンケート調査や授業担当者の反省会で得られた意見より,概ね期待された効果が得られた。一方,試行に参加した学生が教育実習後と比較し伸びているのか,必修科目になれば教職を目指さない学生が混じるため試行ほど成果が期待されないのではないか,等の課題が指摘された。試行の反省を基に,平成25年度前期には受講生向けに「全学教職実践演習ガイドブック」を,40 名近くの指導者向けに「全学教職実践演習ハンドブック」を作成した。本稿では試行の成果と課題及び本格実施の実際について報告する。
Keywords 全学教職実践演習 ガイドブック 自己課題
Publication Title 岡山大学教師教育開発センター紀要
Published Date 2014-03-10
Volume volume4
Start Page 123
End Page 132
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2014 岡山大学教師教育開発センター
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NAID 120005398261
JaLCDOI 10.18926/CTED/54942
Title Alternative Practical Seminar for Introduction to the Teaching Profession on the Teacher Training Program at Okayama University : For Certain Fixation of Learning Contents and Upbringing of the Practical Qualities , Ability as the Teacher
FullText URL cted_007_175_182.pdf
Author Kobayashi, Shintaro| Hashimoto, Takuji| Takahata, Hiroshi| Inada, Shuuichi| Mishima, Tomotaka| Soda, Kayoko| Egi, Eiji|
Abstract  全学教職コア・カリキュラムの入門科目に位置付けられている「教職論」の授業については,継続的にその内容や手法に関して改善が図られてきた。平成28 年度についても,過去5年間の取組の成果を踏まえながら,特に次の4つの視点から改善内容を模索し,より実践的で参加型の授業になるように工夫をした。①全学で導入された「60 分授業・4 学期制」に対応し,その利点を生かす。②ワークシートの活用により,個々の受講生が個人で思考する時間を確保する。③ペア学習・グループ学習の時間を設定し,可能な限りアクティブ・ラーニングを導入する。④様々な課題の解決を目指して学校現場で実際に行われている取組を出来るだけ多く紹介する。これらの改善により,学習意欲の向上と学習内容の確実な定着を図った。その結果,受講終了時に実施したアンケート調査では,多くの受講生から授業の意義について肯定的な評価が得られた。
Keywords 60 分授業・4 学期制 (60 Minutes Class and 4 Semester System) アクティブ・ラーニング (Active Learning) 学習内容の確実な定着 (Certain Fixation of Learning Contents)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2017-03-27
Volume volume7
Start Page 175
End Page 182
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2017 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/49493
Title Alternative A Research on Quality Assurance in Teacher Training course in Okayama University (1)– Focused on Change of Intentionality to the Teaching Profession of the Junior –
FullText URL cted_003_080_089.pdf
Author Takahata, Hiroshi| Goto, Daisuke| Mishima, Tomotaka| Kashida, Tsuyosi| Egi, Eiji| Soda, Kayoko| Takahashi, Kayo| Kaga, Masaru|
Abstract  教育学部を除く7つの課程認定学部(文,法,経,理,工,環境理工,農)とマッチング・プログラムコースに所属し,次年度(平成25年度)に「教職実践演習」の対象となる現3年生(平成22年度入学生)の,入学時から現在に至る教職志向並びに教育実践力に関する自己評価の経年変化を検証する。基礎データとして,教育学部・大学院教育学研究科との連携・協働によって教師教育開発センターが作成した教材「教職実践ポートフォリオ」を用いる。これは全学教職課程を履修する全ての学生が,自らの学習を記録し,その教育実践力の育ちを可視化するツールである。ここに現れたもののほか,センターが独自に開発し実施した意識調査の結果を用いつつ,総合大学における教員養成教育の質保証とカリキュラム・マネジメントのありかたを検討する。なお,本文中で「全学教職課程」と表記する場合は,上記の7学部とMPコースを対象とした教職課程のみを指すものとする
Keywords 全学教職課程 開放制教員養成教育の質保証 ファカルティ・ディベロプメント 教職志向の経年変化
Publication Title 岡山大学教師教育開発センター紀要
Published Date 2013-03-08
Volume volume3
Start Page 80
End Page 89
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2013 岡山大学教師教育開発センター
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NAID 120005232451
JaLCDOI 10.18926/CTED/52292
Title Alternative A Research on Quality Assurance in Teacher Training Course in Okayama University (2) – Focused on Change of Students’ Consciousness Before and After Teacher Training Program for Freshman –
FullText URL cted_004_082_089.pdf
Author Mishima, Tomotaka| Takahata, Hiroshi| Goto, Daisuke| Kashida, Tsuyoshi| Egi, Eiji| Soda, Kayoko| Kaga, Masaru|
Abstract  岡山大学では,教師教育開発センターによる全学の教員養成教育の質保証に取り組んでいる。本学では,教育学部以外に在籍し,教員免許状の取得を志す学生(文学部,法学部,経済学部,理学部,工学部,農学部,環境理工学部,マッチングプログラムコース)を対象にした1年次の核になるプログラムとして「全学教職オリエンテーション」と「母校訪問」を設けている。本研究では,平成24年度にこれら2つのプログラムを受けた学生を対象にした事前事後によるアンケート調査結果に基づき,学生の意識変容を検討した。その結果,(1)教職志望度が上昇する傾向があるが,教員免許取得希望度や教員採用試験の受験意志は低下すること,(2)「教職観」に関する様々な意識が変容し,教職理解が深まるが,「4 つの力に対する自信」は部分的な変容であること,(3)「大学生活や将来への思い」に関して部分的であるがポジティブに変容していくこと,が主に示唆された。
Keywords 全学教職課程 全学教職課程初年次プログラム 全学教職オリエンテーション 母校訪問 学生の意識変容
Publication Title 岡山大学教師教育開発センター紀要
Published Date 2014-03-10
Volume volume4
Start Page 82
End Page 89
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2014 岡山大学教師教育開発センター
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NAID 120005398256
JaLCDOI 10.18926/CTED/68479
Title Alternative Research of the Image of Teacher-Training Courses among Student Teachers in Non-Faculty of Education
FullText URL cted_015_017.pdf
Author MISHIMA, Tomotaka|
Abstract  本研究の目的は,全学教職課程履修学生の教職課程イメージを検討することであった。研究1ではメタファー法を用いて全学教職課程履修学生を対象に教職課程イメージを調査し,19のカテゴリーが得られた。最も記述が多いカテゴリーは「教師になるための学びの場」であり,次いで「人としての成長の場」であった。また,1年生と4年生でいくつかのカテゴリーで有意差が見られた。研究2では,研究1を基に教職課程イメージを測定する尺度作成を試みると共に,1年生と4年生での比較を行った。調査の結果,教職課程イメージは「能動的な学びの場」「大変さ」など全11因子からなること,「被教育体験の振り返りの機会」「お得感」「長期的な学びの場」において1年生と4年生で有意差があること,が示唆された。本研究から全学教職課程履修学生の教職課程イメージの一端が明らかにされると共に,1年生と4年生で有しているイメージが部分的に異なる可能性が示唆された。
Keywords 全学教職課程履修学生 (student teachers in non-faculty of education) 教職課程イメージ (image of teacher-training courses) メタファー (metaphor)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2025-03-28
Volume volume15
Start Page 17
End Page 31
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/56545
Title Alternative A Study on the Change of Image of Student Guidance by Trainee Teachers Before and After University Lecture
FullText URL cted_009_099_108.pdf
Author Mishima, Tomotaka|
Abstract 本研究の目的は,全学教職課程履修学生の生徒指導に関する講義の前後における生徒指導イメージの変容を検討することであった。そのため,教育学部以外に所属し教職課程を履修する学生のうち,生徒指導に関する講義を受講する学生を対象に,講義の前後に調査を行い,115名の有効回答が得られた。その結果,(1)生徒指導イメージの8因子のうち,「指導の難しさ」「一方的な指導」「個に応じたきめ細かな指導」「間違いを正す」「やりがい」の5因子が有意に高まり,学生の生徒指導イメージが講義を通して深まっている可能性があること,(2)学生の生徒指導イメージの因子間相関を講義の前後で算出した結果,講義後に相関係数が有意に転じたものが多く,学生の生徒指導イメージが講義後により多面的になった可能性があること,が主に示唆された。そして,講義の充実度や生徒指導力の高まり度などの補足データと併せて結果が考察された。
Keywords 生徒指導イメージ 全学教職課程履修学生 大学講義
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2019-03-20
Volume volume9
Start Page 99
End Page 108
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/52296
Title Alternative Reevaluating the Seven Levels of the Japanese Language Classes Based on the ACTFL-OPI
FullText URL cted_004_117_122.pdf
Author Morioka, Akemi| Banno, Eri| Ucnimaru, Yukako|
Abstract  岡山大学言語教育センターの全学日本語コースでは,初級から上級まで7レベルのクラスを提供しているが,このレベル設定の妥当性を検討するには外部基準に照らすことが適当と考え,そのひとつとして,ACTFL(American Council for Teaching of Foreign Languages) のOPI (Oral Proficiency Interview) を行った。ACTFL-OPI は様々な言語の「話す能力」測定法として確立され活用されているインタビュー方式の試験であり,ACTFL に認定されたテスターによってなされる。本稿では,全学日本語コース履修生を対象に行ったACTFLOPIの実施方法及び結果を報告し,全学日本語コースの各レベルと ACTFL-OPI の対応について述べる。
Keywords ACTFL OPI レベル設定
Publication Title 岡山大学教師教育開発センター紀要
Published Date 2014-03-10
Volume volume4
Start Page 117
End Page 122
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2014 岡山大学教師教育開発センター
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NAID 120005398260
JaLCDOI 10.18926/CTED/54941
Title Alternative Development of an interdisciplinary class for university students with attention to differences of the climate and “seasonal feeling” in winter : Comparing between those around Germany and the Japan Islands
FullText URL cted_007_157_166.pdf
Author Kato, Kuranoshin| Kato, Haruko| Otani, Kazuo| Hamaki, Tatsuya| Haga, Yuichi|
Abstract  中高緯度における季節サイクルの多様性や日々の変動に伴う季節の中の幅にも注目して,ドイツ付近での冬の追い出しの行事「ファスナハト」を題材に学際的授業を開発し,大学での教科横断的授業の中での実践結果を検討した。授業では,「ドイツではなぜ冬を追い出さずにはいられないのか」を気候データからイメージして,それを音楽で表現する活動(ファスナハトのオリジナル作品の創作)を行なった。ドイツの冬の厳しさは,平均気温が低いだけでなく,日々の変動が大きい中での極端な低温日の頻出にも特徴づけられていた。音楽での表現活動では,気候データの把握とファスナハトの行事の映像の視聴等により,その行事の存在の意義を考えることが出来た。更に,それらを踏まえた創作と演奏により,日本と比較したドイツ付近の季節の特徴や移り変わりの何に自分が注目しているのかを学生自身が再認識して,気候やそこに住む人々の感じ方を想像する機会となった。
Keywords 地学と音楽との連携 (Joint activity of earth science with music) 学際的気候教育 (Interdisciplinary climate education) 季節サイクルと季節感 (Seasonal cycle and “seasonal feeling) ドイツと日本との気候比較 (Comparison of climate between Germany and Japan) ESD
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2017-03-27
Volume volume7
Start Page 157
End Page 166
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2017 岡山大学教師教育開発センター
File Version publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/54945
Title Alternative A Study on Recognition and Knowledge of University Students Concerning the Prenatal Diagnosis; Present Status and Future Perspective in Japan
FullText URL cted_007_193_202.pdf
Author Murakami, Rie| Yoshitoshi, Munehisa| Nakaya, Akitaka|
Abstract  本研究では、出生前診断に対する大学生の意識および知識に関する動向を明らかにすることを目的とした。大学生171名を対象に、出生前診断を積極的に行っていくことや、自分自身が受けることに対する意識、関連する知識などについての調査を行った。その結果、意識に関する質問では「積極的実施」「自身の受検」「中絶実施」において、知識に関する質問では「意義理解」「メリット/デメリットの理解」「目的理解」「情報の把握」において、「どちらともいえない」と回答した者が多かった。このことから、出生前診断は割り切ることのできない感情的葛藤をともなう問題であると同時に、対象者らは判断する情報を持っていないためにこのように回答したのではないかと思われ、自身の考えを深めたり、正しい知識に基づいた選択を促したりするために、教育が重要であることが示唆された。
Keywords 出生前診断 (prenatal diagnosis) 障害 (disability) 意識 (recognition) 知識 (knowledge)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2017-03-27
Volume volume7
Start Page 193
End Page 202
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2017 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/53245
Title Alternative A Study on Recognition and Attitude of University Students Concerning the Prenatal Diagnosis ; Present Status and Future Perspective in Japan
FullText URL cted_005_149_156.pdf
Author Murakami(Yokouchi), Rie| Yoshitoshi, Munehisa|
Abstract  本研究では,出生前診断に対する大学生の意識を明らかにすることを目的とした。大学生74 名を対象に,出 生前診断を積極的に行っていくことや,自分自身が受けることに対する意識,関連する知識などについての調査 を行った。その結果,「出生前診断を積極的に行っていくこと」については,「どちらとも言えない」と回答した 者が多く,生前診断のメリット,デメリットを理解した上でこのように回答した者が多いことが示された。一方, 「自分(またはパートナー)が出生前診断を受けること」については,賛成と回答した者が多く,診断に対する 関心の高さが伺えた。「出生前診断の結果に基づいて人工的中絶を行うこと」については,反対と回答した者が 多く,「命の選別をすることになるから」などの意見が見られた。「出生前診断に関する知識」については,検査 の実施方法や検査後について自身の知識が不十分であると認識している者が多いことが明らかとなった。最後に, 今後の実施をめぐる課題について論じた。
Keywords 出生前診断 障害 意識
Publication Title 岡山大学教師教育開発センター紀要
Published Date 2015-03-06
Volume volume5
Start Page 149
End Page 156
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2015 岡山大学教師教育開発センター
File Version publisher
NAID 120005572551
JaLCDOI 10.18926/CTED/56557
Title Alternative Physical and psychological factors affecting the fatigue of first term teachers
FullText URL cted_009_259_266.pdf
Author Tojo, Mitsuhiko|
Abstract  本研究の目的は,初任期教員の疲労感が,物理的要因である勤務時間・睡眠時間と心理的要因である感情労働・理想と現実の教員像の差・レジリエンス・意味づけによって説明されるかについて検討することであった。2つの都市の初任教員を対象とし,複数回の調査を行ったところ,主観的疲労感には著明な変化は見られなかったものの,調査地域,時期によりその説明変数が変化していた。これらの結果から,初任期教員においては,その職能成長の過程にあって種々の経験を積みつつそれ自体がストレッサーとなり,疲労に関連していることが指摘された。
Keywords 初任期教員 蓄積疲労 感情労働 レジリエンス
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2019-03-20
Volume volume9
Start Page 259
End Page 266
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター
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