JaLCDOI 10.18926/CTED/56562
Title Alternative The Importance of Using Things Students Have Already Known : Effective Methods for Teaching Unmotivated Students in English Education and Piano Training
FullText URL cted_009_323_335.pdf
Author Ogino, Masaru| Date, Yuko|
Abstract 本稿では,大学における英語授業とピアノ実技指導における初学者の苦手意識の傾向を分析し,初学者の苦手意識をなくすための有効性の高い指導方法を検討する。英語学習における学生の苦手意識は,「英語ができない」という強い感情,徒労感,不安感,嫌悪感,無関心,英語を無理やり学習させられているという感情に集約される。このような苦手意識を除くために,学生がすでに学習している英語5文型を用いた簡単な「自由英作文」を行いながら,学生の英語学習の習慣の形成,および英語で表現することに対する関心の喚起を図っていくことを提案する。ピアノ実技指導における学生の苦手意識は,嫌悪感,拒否感,不安感・恐怖感,焦燥感,劣等感,孤独感,義務感,音楽表現との乖離に集約される。このような苦手意識を除くために,既知の曲の「変奏曲」を用いてピアノ実技指導をすることを提案する。
Keywords 英語指導 ピアノ指導 苦手意識 興味の喚起 「既知のもの」の活用
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2019-03-20
Volume volume9
Start Page 323
End Page 335
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/65074
Title Alternative A Qualitative Study on Teachers’ Reflection in Creative Dance Instruction -Focusing on the “Reflection in Action” of the Experienced Teacher-
FullText URL cted_013_207.pdf
Author Fukutake, Sachiyo| Ota, Kazue| Sako, Haruko|
Abstract 本研究は,公立中学校で長年ダンス教育に携わってきた熟練教師O 氏を対象として,D・ショーンが提唱した「行為の中の省察(reflection in action)」という観点から,その実践的指導力の特徴を検討した。分析手法には,再生刺激法を採用した聞き取り調査を行い,M-GTA による質的検討を行った。研究の結果,教師の授業実践中の省察から5 つのコアカテゴリー【教師観】【中学生のダンスへの抵抗感】【即時的な指導】【ダンスの指導観】【指導中の困難感】と12 のサブカテゴリ―と45 の概念が認められた。O 氏の指導には,自主創造性教育を掲げるダンス教育と,規律や規範といった学校文化との狭間における葛藤がみられた。中学生のダンスへの抵抗感をダンス授業の根本的な課題と抱えながらも,自身の身体を介入させた指導方略によって人間関係を重視した集団づくりを核とする指導実践を行っていることが明らかとなった。
Keywords 創作ダンス (creative dance) ダンス指導 (dance instruction) 熟練教師 (experienced teacher) 行為の中の省察 (reflection in action) 実践的指導力 (practical leadership)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2023-03-30
Volume volume13
Start Page 207
End Page 219
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2023 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/65089
Title Alternative Development of Cross-curricular Classes that Contribute to the Cultivation of Creativity Analysis of Practical Results of the Liberal Arts Education Class “Creativity in Life” at Okayama University
FullText URL cted_013_261.pdf
Author Inada, Yoshihiko| Shinohara, Yoko|
Abstract 近年,創造性の涵養を重視する教育が国内外で盛んになり,総合的な探究の時間やSTEAM 教育など,教科横断的に創造性を刺激する授業の開発も進んでいる。我々は,大学の教養教 育科目として,「色」を主題にして物理学と被服学の知見を組み合わせ,プロジェクト型の 活動も組み入れた新たな授業を開発し実践した。様々なつながりを意識してものごとを捉 えたり,学生自身の思考や感覚の特徴を自覚させることを促す仕掛けを組み込むことで, 学生の主体性を促して創造的な思考を刺激する授業になっている。受講生のシャトルカー ドの記述,考察過程で作成したウェビング,物理や物理学習に対する学生の思考や態度を 測定するCLASS 調査紙などの分析の結果,創造性の涵養に欠かせない,「考え,感じ,判断 する自分自身の存在を意識すること」を促す効果が大きいことが明らかになった。
Keywords 創造性 (creativity) 物理学 (physics) 被服学 (clothing science) STEAM 教育 (STEAM education) ICT
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2023-03-30
Volume volume13
Start Page 261
End Page 273
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2023 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/48198
Title Alternative Discussion about Inverse Composition Tasks in Addition/Subtraction - Difficulties in Deciding Operation Based on Tape Chart –
FullText URL cted_002_102_111.pdf.pdf
Author Hirai, Yasuhisa|
Abstract 小学校2年生の加法・減法の逆思考の問題について,新学習指導要領対応の算数教科書とそれ以前の教科書の該当単元の構成を比較検討した.さらに,小学校2年生の理解度について調査した結果をもとに,新教科書の記述内容について議論した.その結果,①順思考の段階でのテープ図,②数図ブロックからテープ図までの対応,③問題場面からテープ図への対応,④テープ図から式への対応(演算決定)のそれぞれについてまだ課題が残されていることがわかった.
Keywords 逆思考問題 加法と減法 テープ図
Publication Title 岡山大学教師教育開発センター紀要
Published Date 2012-03-19
Volume volume2
Start Page 102
End Page 111
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター
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NAID 120003987705
JaLCDOI 10.18926/CTED/65060
Title Alternative Analysis of Online Lectures by Using Attendance Efficiency and Lecture Efficiency -An Attempt to Estimate the Optimal Online Lecture Duration-
FullText URL cted_013_1.pdf
Author Yamakawa, Junji|
Abstract  リアルタイム形式でオンライン講義を行い,その講義動画をアーカイブ提供する場合,受講生は複数回の受講が可能になるのと同時に必要な部分だけを選択して受講することが可能になる。この状況を数値化したものが受講効率Ae である(山川・高旗, 2022)。今回,新たに講義効率(Lecture efficiency, Le)を定義し,データサイエンスの手法に基づき,筆者が2020 年度から2022 年度の3 年間に実施した約100 回のオンライン講義のAe をLeを使った線形モデルおよび非線形モデルでモデリングして検討したところ,最適なオンライン講義動画の長さは法定講義時間に対して1/2 から2/3 であることが推定された。またこの際のAe は2.0 < Ae < 2.5 の範囲に収束した。これらを講義動画の平均視聴回数と併せて考察するとオンライン講義の受講者は複数回の視聴により約96 %の充足率でオンライン講義動画を視聴していると考えられることがわかった。
Keywords オンライン講義(Online lecture) 受講効率(Attendance efficiency) 講義効率(Lecture efficiency)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2023-03-30
Volume volume13
Start Page 1
End Page 6
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2023 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/56550
Title Alternative Developing a food education program focusing on cooperation with a local comunity On the basis of making a lesson plan for the integrated learning of an elementary school
FullText URL cted_009_167_181.pdf
Author Yamada, Nagisa| Yamada, Shinju| Kuwabara, Toshinori|
Abstract 本研究は,地域との連携を重視し,連携の成果を取り入れながら小学校の「総合的な学習の時間」における食育のプログラム開発を行おうとするものである。平成17年に食育基本法が制定され,平成20年改訂の学習指導要領総則においては,学校における食育の推進が盛り込まれた。さらには,関連する各教科等でも食育に関する記述が充実するなど,食育の取り組みは活発化していると言える。食育は,その内容が広範囲に及ぶことから教科の学習としては十分に扱いきれず,横断的・総合的に取り扱う必要がある。本研究では,平成29年に改訂された学習指導要領の「総合的な学習の時間」の趣旨をふまえて,小学校において食育を効果的に展開するための単元開発に取り組んだ。単元開発にあたっては地域との連携を重視し,教材研究の中で取り組んだフィールドワークの成果を教材化し,地域とのつながりを実感できるプログラムを目指した。
Keywords 小学校 総合的な学習の時間 食育 フィールドワーク 地域社会
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2019-03-20
Volume volume9
Start Page 167
End Page 181
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/54927
Title Alternative A Study of the subject crossing learning by the collaboration between Community and Schools : The approach to "barrier" which inheres in school by Cultural-Historical Activity Theory
FullText URL cted_007_021_030.pdf
Author Fujieda, Shigeo|
Abstract  本研究は、全国的に体制整備が進みつつあるコミュニティ・スクールをフィールドとして、次期学習指導要領で重要視される教科横断的な学びの阻害要因とその解消のための方策について検討する。その際、「文化・歴史的活動理論」をもとに、小学校、中学校、地域それぞれに内在する「文化による枠組み」を、改善に対する「壁」としてとらえ、それを越えていくために校区の小学校、中学校、地域が、それぞれの活動システムを地域協働学校という活動システムへと再構成する実践モデルを構築する。さらに、そのモデルをもとに、地域の題材を小学校、中学校、地域の三者協働で教材化していくプロセスを通じた新しい地域協働による教科横断的な学びの場を創造するための校区連携プロジェクトを提案する。
Keywords 教育課程 (Curriculum) コミュニティ・スクール (Community Schools) 活動理論 (Cultural-Historical Activity Theory)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2017-03-27
Volume volume7
Start Page 21
End Page 30
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2017 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/68494
Title Alternative Practical Research on Nurturing the Next Generation of Classical Japanese Instrument Music That Connects the Local and the Global Community (1): Analysis of External Evaluations of the “Okayama International Classical Japanese Instruments Student Festival”
FullText URL cted_015_235.pdf
Author HAYAKAWA, Rinko| YAMAJI, Miho| TAKASU, Hiromi| BEPPU, Yuko| HIGUCHI, Aki| NAKAMURA, Ai| SHIMIZU, Naoko| HANAKUSA, Yoko| TAKESHITA, Noriko| MIYOSHI, Keiko| TOSA, Chihiro|
Abstract  本稿では,「和楽器音楽及び教育の拠点づくりの実践研究」の一環として開催した「おかやま国際和楽器学生フェスティバル」の取り組みについて,その概要を報告するとともに,外的評価として「おかやま国際和楽器学生フェスティバルコンサート」終演後に実施した一般来場者対象の質問紙調査及びフェスティバルを参観した岡山県内の学校関係者対象の質問紙調査を取り上げ,意義と課題について検討した。
 その結果,第一に音楽を通じた世代間や国際交流の喜びを感じ,和楽器の伝承と教育の重要性を強く意識する機会となったこと,第二に,和楽器が様々な国籍・年齢の学生に受容されていることを,来場者が客観視することで,自文化の価値の再認識につながったこと,第三に,フェスティバル全体としては,ワークショップが充実しており,様々な国籍・年齢の学生が同じステージで演奏する姿に対する評価が得られた点が明らかとなった。
Keywords 和楽器音楽 (Classical Japanese instrument) 教育 (education) 次世代育成 (nurturing the next generation) グローカル (glocal) 質問紙調査 (questionnaire survey)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2025-03-28
Volume volume15
Start Page 235
End Page 249
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/61570
Title Alternative Characteristics of Social Science in Chinese Middle School under Multicultural Perspective -Through the Analysis of Chinese Geography and History Textbooks-
FullText URL cted_011_133_147.pdf
Author HELIAN, Ruyu| KUWABARA, Toshinori|
Abstract 中国は人口の多数を占める漢民族と 55 の少数民族によって構成された多民族・多文化国家である。このような状況を踏まえて,中国では民族意識の形成を中心に,国内の複数の文化の共生を重視した教育が行われている。そこでは,ナショナル・アイデンティティの形成を保証するため,大多数を占める漢民族と 55 の少数民族,そして華僑に対して「中華民族」という総称を設けた。本研究では,多文化共生を目指す中国の教育において,漢民族と少数民族がどのように描かれているかを明らかにする。それによって,中国が目指す多文化共生教育の特質を明らかにする。そのために,先行研究として米国の教育学者バンクスの多文化教育論を検討した。バンクスの多文化教育論を踏まえた時,中国の中学校地理と歴史の教科書記述における民族の取り扱いにはどのような特質があるか,多文化共生の視点からどのように評価されるかを明らかにする。
Keywords 多文化教育 (Multicultural education) 教科書分析 (Analysis of textbooks) 中国 (Social studies) 社会科 (Social studies) Ethnographic group
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2021-03-22
Volume volume11
Start Page 133
End Page 147
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/65078
Title Alternative A trial support for children with foreign roots from a perspective of multicultural coexistence: A case study of language education and culture learning as core of the curriculum
FullText URL cted_013_275.pdf
Author Xie, Xinyi| Kuwabara, Toshinori|
Abstract  本稿では,多文化共生社会の構築を目指して,筆者(謝)が取り組んでいる外国にルーツを持つ子どもに対する多文化交流活動の実践を検討し,その意義を解明しようとするものである。具体的には,筆者(謝)が岡山県内で主催している地域教育支援活動団体「週末エウレカ」の実践の取り組みを取り上げ検討する。本実践は,日本語の学習だけではなく,様々な国の文化を学ぶことによって,多文化共生社会の一員としての資質を育成しようとする点に特質がある。活動の中では,日本で学ぶ外国人留学生によって,外国にルーツを持つ子どもに対する教育活動が行われた。本研究では,そのような支援の特徴と課題を明らかにしたい。そして,今後,このような外国人留学生による活動支援団体を,地域においてコミュニティの協力のもとで運営するための示唆を得たい。
Keywords 多文化共生 (multicultural conviviality) 外国にルーツをもつ子ども (children with foreign roots) 地域教育 (local education) コミュニティ (community) 外国人散在地域 (foreigner dispersed area)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2023-03-30
Volume volume13
Start Page 275
End Page 284
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2023 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/58114
Title Alternative Consideration of educational principles rooted in multifaceted and multifaceted thinking : From an educational method based on Jena Plan education case
FullText URL cted_010_001_016.pdf
Author SAKUDA, Kiyohiro| NAKAYAMA, Yoshikazu|
Abstract 思考力・判断力・表現力を重視した学校教育が求められる今日、物事に対する多面的な見方考え方に即した主体的な集団づくりに基づく教育原理の在り方が必要とされる。特に、対話による直接コミュニケ-ション的行為に関する教育方法の充実による、道徳的心情、道徳的判断力に根差した崇高な道徳性の構築、多面的な見方考え方による思考力・判断力・表現力の育成については、子どもたちが将来にわたり、高等教育及び、社会人に向けた重要な教育原理の基礎となる。
上記の点について、集団づくりの根底にある人間関係づくりの構築に向け、オランダにおけるイ エナプラン教育、我が国日本の異年齢教育における教育原理を考察し、対話、アクティブラーニング等のコミュニケーション的行為の充実により、自己肯定感、自己効力感、道徳性等が培われ、理想とする幸福追求に向けた教育原理が構築される旨を示唆した。
Keywords 主体的対話的で深い学び (Independent, interactive and deep learning) 多面的な見方考え方 (Multifaceted perspective) 自己肯定感 (self-affirmation) 幸福追求 (happiness pursuit)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2020-03-20
Volume volume10
Start Page 1
End Page 16
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2020 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/44380
Title Alternative Cooperation between university and schools: A questionnaire survey
FullText URL cted_001_085_092.pdf
Author Yamane, Fumio| Kida, Katsuhiko|
Abstract 学校園現場と大学の連携協力をより充実させていくために,「学校園現場が大学や大学教員に期待している事は何か」など現場の生の声を把握することを目的としてアンケート調査を実施し,回答についての分析・考察を行った。調査対象は,平成21年度に「いきいき学校園づくり」事業に指定された岡山市内9中学校区の幼稚園・小学校・中学校49校園の校園長と研究主任(幼稚園は主任)とした。その結果,大学教員に対しては「授業づくり」「教科・領域の専門性」「生徒指導・教育相談」等について,学校園現場の実態を踏まえた具体的な指導・助言を期待していることが明らかになった。大学生・大学院生(以下大学生等)に対しては「個別の幼児・児童・生徒」「教科指導」等についての支援を学校園が期待していることが明らかになった。また大学生等が支援に入る際には,継続して参加すること,各学校園及び幼児・児童・生徒の実態を把握すること,積極的に関わっていくこと等の姿勢が重要であることが示された。
Keywords 大学との連携協力 (cooperation with university) 大学に対する期待 (expectations about university) 学校園現場の実態 (reality of schools)
Publication Title 岡山大学教師教育開発センター紀要
Published Date 2011-03-10
Volume volume1
Start Page 85
End Page 92
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2011 岡山大学教師教育開発センター
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NAID 120002835654
JaLCDOI 10.18926/CTED/54939
Title Alternative A Discussion of Universal Design for Learning for Active Learning in the University.
FullText URL cted_007_137_146.pdf
Author Harada, Shin| Edahiro, Kazunori|
Abstract  近年,大学教育の中で演習形式を含むアクティブラーニング型授業が増加している。この授業形態は,多くの学生の主体的・能動的な学修を促進する上で有効である一方,自閉症スペクトラム障がい(ASD)の学生をはじめコミュニケーションを苦手とする学生が授業に参加する上での大きな障壁ともなり得る。本稿では,演習形式の授業への参加に困難を持つであろうASD の学生や,それに準ずるコミュニケーションの苦手な学生への支援を考慮した,大学教育のユニバーサルデザイン環境について,先行文献を概観しながら考察した。その中で,授業外における支援として,シラバス記載の配慮,演習形式を練習する機会の提供,ファシリテーターの養成について述べると共に,授業内における支援として,具体化・明確化,見通しを持たせる配慮,視覚支援,感覚過敏への対応等について述べ,代替課題への置き換えについても言及した。
Keywords アクティブラーニング (Active Learning) 学びのユニバーサルデザイン (Universal Design for Learning) 発達障がい学生支援 (Support for Students with Developmental Disorders in Higher Education)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2017-03-27
Volume volume7
Start Page 137
End Page 146
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2017 岡山大学教師教育開発センター
File Version publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/68485
Title Alternative Analysis of Practical Results of the Liberal Arts Education Class “Creativity in Life” at Okayama University Ⅲ
FullText URL cted_015_107.pdf
Author SHINOHARA, Yoko| INADA, Yoshihiko|
Abstract  2022年より教養教育科目「現代と社会」において,「色」を主題にして「岡大グッズ」の提案を行う探究型授業「生活の中の創造性」を開講している。授業前後のアンケートによると,学生は「自分にとって創造性は重要」と捉え,「他者とコミュニケーションを取りながら創造的な活動をすることに興味」があり,授業後は「自分のことを創造的である」と肯定的な評価となっていた。この授業は「主体的,対話的に考え,感じ,判断する自分自身の存在を意識すること」を促す効果が大きいことが分かった。この3年間の実践は,主軸となるテーマと探究活動の内容が大学生の探究的な学びに適したものであったと考えている。
Keywords 探究型授業 創造性 (Creativity) 物理学 (Physics) 被服学 (Clothing) 岡大グッズ (Okadai-Goods) ICT 活用 (ICT)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2025-03-28
Volume volume15
Start Page 107
End Page 118
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
File Version publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/66781
Title Alternative Proposal for Creativity-oriented Inquiry-based Classes for Liberal Arts Education in Universities Analysis of Practical Results of the Liberal Arts Education Class “Creativity in Life” at Okayama University II
FullText URL cted_014_191.pdf
Author INADA, Yoshihiko| SHINOHARA, Yoko|
Abstract 新学習指導要領で探究的な学びを経験した高校生が大学で学び始める2025年度を控え,大学の教養教育科目として,「色」を主題にして物理学と被服学の知見を組み合わせ,プロジェクト型の活動も組み入れた新たな授業を開発し実践した。昨年度の実践と同様に,様々なつながりを意識してものごとを捉えたり,学生自身の思考や感覚の特徴を自覚させることを促す仕掛けを組み込むことで,学生の主体性を促して創造的な思考を刺激する授業になっている。受講生のシャトルカードの記述,考察過程で作成したウェビング,物理や物理学習に対する学生の思考や態度を測定するCLASS調査紙などの分析の結果,「主体的,対話的に考え,感じ,判断する自分自身の存在を意識すること」を促す効果が大きいことが明らかになった。これは,探究的な学びの土台として重要な創造性の涵養に欠かせない要素になる。
Keywords 探究型授業 創造性 物理学 被服学 ウェビング creativity physics clothing science
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2024-03-29
Volume volume14
Start Page 191
End Page 205
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/66794
Title Alternative Attitude towards Internet Use and Tendency of Internet Addiction among University Students: Focusing on the Timing of Starting Internet Use
FullText URL cted_014_389.pdf
Author MIYAKE, Motoko|
Abstract  大学生を対象に,インターネット使用態度,インターネット依存傾向,インターネット使用開始時期について質問紙調査を用いて検討した。インターネット使用開始時期により,調査参加者を小学校群(18名),中学校群(44名),高校以降群(33名)の3群に分類し,大学生時点でのインターネット使用態度とインターネット依存傾向を比較した結果,小学校群はインターネット依存傾向が高めであり,他者の不適切なインターネット使用に対し介入することは少ない傾向があった。小学校高学年から自分用の機器によるインターネット使用環境を入手していた者の大学生時点での使用状況には,より遅くから自分用のインターネット環境を入手した者に比べ懸念すべき部分がある可能性が示唆される。インターネットの使用開始年齢によるその後の影響について,実践的な問いに答えるためには,より多面的に使用実態の違いを検討していく必要があることが指摘された。
Keywords インターネット使用態度 (attitude towards Internet use) インターネット依存 (tendency of Internet addiction) 情報モラル教育 (information moral education)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2024-03-29
Volume volume14
Start Page 389
End Page 396
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/61582
Title Alternative Relationship between Attitude towards Internet Use, Tendency of Internet Addiction and Internet Usage at the Time of First Use in university Students
FullText URL cted_011_307_317.pdf
Author MIYAKE, Motoko|
Abstract 大学生を対象として,インターネット使用態度,インターネット依存傾向と,インターネ ット使用開始時の使用状況との関連について,質問紙調査を用いて検討した。調査に参加した大学生 95 名のうち,インターネットの使用開始が小学5,6年生から中学3年生までの間であった 60 名を対象に分析を行った。分析の結果,主として以下のことが明らかとな った。使用開始時の使用実態が望ましいものであるほど大学生時点でも安全な使用ができている傾向があり,また,使用開始時の使用実態が望ましくかつ自律的に管理できているほど大学生時点においてインターネット依存に陥るリスクは低い可能性が示唆された。これらのことから,子どものインターネット使用をめぐる問題に関して,使用実態の望ましさだけでなく,自律的か他律的かという観点からも使用状況を捉えることの重要性が示唆された。
Keywords 情報モラル教育 (information moral education) インターネット使用態度 (attitude towards Internet use) インターネット依存 (tendency of Internet addiction) 自律的使用 (autonomous use)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2021-03-22
Volume volume11
Start Page 307
End Page 317
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/65077
Title Alternative Post-graduation career aspirations and career views among university students – A focus on active and passive views of work
FullText URL cted_013_245.pdf
Author Iida, Miyako|
Abstract 本研究では大学生のキャリア観について,GOAL 次元とMUST 次元の両側面からアプローチし,働くことをめぐる考え方の背景にある価値観を消極的な動機も含めて検討することを目的とした。まず第一に,希望する進路にかかわらず,GOAL 次元とMUST 次元のいずれにおいても,非難回避,家族配慮,安心感の各下位尺度において有意な主効果が認められた。世間から悪く思われないように,家族を養えるように,そして家族と自身が安心感を得られるように,ということを重視する点で,教員志望者,職業未決定者,そしてその他の進路希望者は異なっていた。第二に性別について検討したところ,女性の方が働く目的として自己成長や経済的向上に力点を置いた考え方をし,他者よりも優位な立場になることへの意識が高く,家族のために働かなければならないと強く認識していた。これらの知見を加味した上で,学生への効果的なキャリア支援のあり方が論じられた。
Keywords 大学生 (university students) 職業観 (occupational outlook) 職業未決定 (undecided occupation) 教員志望 (aspiring teachers) キャリア観 (career outlook)
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2023-03-30
Volume volume13
Start Page 245
End Page 259
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2023 岡山大学教師教育開発センター
File Version publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/56563
Title Alternative Trends of Studies and Researches on College Students' Training for Human Relationship Skills and its Utilization in Education for Childcare Workers
FullText URL cted_009_337_350.pdf
Author Kato, Yumi| Ando, Mikayo|
Abstract  職務上の人間関係に困難を抱えやすい若手保育者の早期離職の問題が懸念されることから,保育者養成教育においても学生の人間関係力の育成が求められる。そこで,人間関係力を育む保育者養成教育について検討するため,大学生の人間関係力育成に関する国内の先行研究を概観した結果,人間関係力に関係する要素,人間関係力の育成に関するワーク等の内容や,保育者養成校も含めた大学における実践的な取り組み内容が明らかとなった。各大学においては,多様な形で人間関係力の育成に関する実践が行われており,特定の授業に限らず,科目間,教員間で連携を図りながら取り組まれた実践報告も見られた。まずは学生自身が人間関係力向上の必要性を感じ,自らの課題や目標の達成に向けて取り組めるよう意欲を高めていくことが大切であり,保育者養成校においては,問題(課題)を解決する力,自分の意見・考えを伝える力等の育成が課題であることが窺えた。
Keywords 人間関係力 保育者養成 大学生 コミュニケーション 対人関係スキル
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2019-03-20
Volume volume9
Start Page 337
End Page 350
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター
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JaLCDOI 10.18926/CTED/56540
Title Alternative A study on associations of smartphone dependence tendency with boredom and interpersonal relationships among university students
FullText URL cted_009_047_056.pdf
Author Atsumi, Yuka| Ando, Mikayo|
Abstract スマートフォンが普及し,問題が増加しているにもかかわらず,未だスマートフォン依存に限定して心理社会的要因を探求した研究は少ない。そこで本研究では,インターネット依存傾向形成要因に関する知見を手がかりに,スマートフォン依存傾向の構成要素と退屈感および対人関係の関連について検討した。大学生・大学院生342名を対象に,質問紙調査を行った。退屈感,対人関係要因を独立変数,スマートフォン依存傾向構成要因を媒介変数,日常生活への影響を従属変数として,共分散構造分析を行った。その結果,退屈感および対人関係を背景要因に,「スマートフォンの効用認知」「仮想的空間志向」といったメリット感を入り口とし,「高揚感」から,コントロール困難な状況,「日常生活への影響」と順に実害に至るプロセスが示された。これらの心理社会的要因を理解したうえで,スマートフォン依存予防対策を検討することが必要だと考えられた。
Keywords スマートフォン依存 退屈感 対人関係 大学生
Publication Title Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University
Published Date 2019-03-20
Volume volume9
Start Page 47
End Page 56
ISSN 2186-1323
language Japanese
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