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検索結果 687 件

JaLCDOI 10.18926/bgeou/62429
タイトル(別表記) Study on Significance and Methods of Introducing Practical Social Cooperation Courses into the Teacher Training Curriculum: On the Basis of the Practice of a Class Focusing on Dialogue with Local Community People.
フルテキストURL bgeou_177_43_53.pdf
著者 桑原 敏典|
抄録 本研究は,教員養成カリキュラムに地域社会との連携に基づく実践的な科目を導入することの意義と方法について,岡山大学教育学部での実践をふまえて論じるものである。全国の大学において,講義中心ではなく学生の主体性を重んじる課題解決型の授業や,地域社会と連携した体験型の授業が増えてきている。また,教員養成においても,学校での体験が重視され,インターンシップが導入され始めるなどの動きが見られるようになった。両者の流れは同じように見えて,教員養成においては体験が学校に限定されている点が異なっている。教員養成という目的の下では,実践や体験の場が学校に限定されるのは当然のようにも思われるが,本研究では,教員養成においても学校外の実践や体験が必要であることを論じたうえで,その考え方に基づいて構想,実践した科目の報告を行う。報告を通して,教員の養成にも学校内だけではなく学校外の実践体験が重要であることを論じていきたい。
キーワード 教員養成 地域社会 社会連携 実践型授業
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2021-08-26
177巻
開始ページ 43
終了ページ 53
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/62428
タイトル(別表記) A Study on Intergenerational Differences Between Skilled and Young Nursery Teachers in Common Understanding of Team Childcare
フルテキストURL bgeou_177_35_42.pdf
著者 馬場 訓子|
抄録 幼稚園教育においてティーム保育を実践する保育者が,ティーム内における「共通理解」すべき内容をどのように捉えているかについて,幼稚園の熟練及び若手保育者にそれぞれ面接調査を実施し,質的に分析した。その結果,熟練保育者は【保育のねらい】,若手保育者は【手順・1日の流れ】をそれぞれ重要視しており,世代間に明らかな認識の相違が存在した。そこで,世代間相違が発生する原因について,「ティーム保育における役割分担」「若手保育者の精神的重圧」「保育者に見る職業的発達」の3つの観点から検討し,明らかにした。
キーワード ティーム保育 幼稚園 世代間相違 面接調査
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2021-08-26
177巻
開始ページ 35
終了ページ 42
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/62426
タイトル(別表記) Visualization of “Language Sense” to be Fostered in Early Childhood and the Search for Learning Materials Nurturing Sharp Senses
フルテキストURL bgeou_177_1_12.pdf
著者 片山 美香| 早川 倫子|
抄録 本稿ではまず,2017 年に改訂(定)された幼稚園教育要領の領域「言葉」に焦点を当て,生涯発達の始点である幼児期に育む言葉の力の変更点とその重要性について整理した。続いて,新たに育成することが求められることとなった「言葉に対する感覚」及び言葉を豊かにすることについて,小学校以降の学習指導要領に用いられている「言語感覚」を検討の手立てとして詳解を試みた。その結果,幼児期に育てたい「言葉に対する感覚」としては,自分が表現する立場と受け取る(理解する)立場の双方で,「言葉の表現の適否」や「言葉のニュアンスを感じ取れる」感覚を育もうとしていることを見出した。最後に,「教職課程コアカリキュラム」に新設された「領域に関する専門的事項」の科目に関連して,「言葉に対する感覚を豊かにする実践」を歌の歌詞を教材とすることの意義と可能性について論述した。
キーワード 幼児 言葉に対する感覚 言語感覚 言語力の育成 歌詞
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2021-08-26
177巻
開始ページ 1
終了ページ 12
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
タイトル(別表記) Practical data science with R/Python for beginners
フルテキストURL 132_148.pdf
著者 百田 龍輔|
キーワード データサイエンス MOOCs R Python Jupyter notebook
出版物タイトル 岡山医学会雑誌
発行日 2020-12-01
132巻
3号
開始ページ 148
終了ページ 151
ISSN 0030-1558
関連URL isVersionOf https://doi.org/10.4044/joma.132.148
言語 日本語
著作権者 Copyright (c) 2020 岡山医学会
論文のバージョン publisher
DOI 10.4044/joma.132.148
NAID 130007950569
JaLCDOI 10.18926/61640
フルテキストURL rkiyo56_119_126.pdf
著者 竹島 潤| 坪田 智行| 渡邊 晶| 三村 悠美子|
出版物タイトル 研究紀要 : 岡山大学教育学部附属中学校
発行日 2021-03
56号
開始ページ 119
終了ページ 126
言語 日本語
著作権者 © 岡山大学教育学部附属中学校
論文のバージョン publisher
NAID 120007004114
JaLCDOI 10.18926/61624
タイトル(別表記) Development of teaching materials for improving communication skills in Corona disaster
フルテキストURL biess_5_296_305.pdf
著者 中山 芳一| 林田 圭|
抄録 コロナ禍によって大学のアクティブラーニング型授業は大きな方向転換を余儀なくされた。学生のコミュニケーション力を目指して開講していた岡山大学の教養科目の授業でも、従来の双方向型コミュニケーション実践を軸とした授業内容を大幅に改める必要に迫られた。そこで、コミュニケーション力を下支えするメタ認知力の育成を目的とした、日々の生活のリフレクションを通した考察を行うための教材を開発した。その後、教材を活用した授業を実践し、授業の前後、学生へのアンケート調査を行った結果、本教材を用いた授業を行ったことにより、学生のメタ認知力が向上したことが明らかになった。
キーワード 非認知能力 コミュニケーション力 メタ認知 リフレクション
出版物タイトル 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要
発行日 2020-12-30
5巻
開始ページ 296
終了ページ 305
ISSN 2432-9665
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120007004130
JaLCDOI 10.18926/61616
タイトル(別表記) Practice and Learning Outcomes of Social Cooperation Education Courses Aimed at Fostering Entrepreneurship
フルテキストURL biess_5_179_198.pdf
著者 吉川 幸| 鈴木 真理子|
抄録 2018年12月より「SiEED(シード)」という名称でスタートした岡山大学起業家精神養成プログラムは、2020年3月末をもって寄付講座という形を終了した。全学教育・学生支援機構基幹教育センター実践部門では、その方針を引き継ぐ形でアントレプレナーシップ(起業家精神)養成を試みる科目を開講し、「プロジェクト・セロ(実践編)」と名付けた。 本稿では同名称で開校した2科目の授業について、授業実践と履修者の意識と行動の変容に関する考察を報告する。授業では企業経験のある協力者を学外から招き、課題解決型学習(PBL)の題材を提供していただいた。授業内では複数のグループを編成して課題解決のための企画立案に取り組み、企画立案プロセスは実務経験のある教員が始動した。自己評価アンケートの結果、学生には実行力、課題解決力、ストレスコントロール力が備わったという意識変容が見られた
キーワード 実践知 アントレプレナーシップ 課題解決型学習 学修成果 社会人基礎力
出版物タイトル 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要
発行日 2020-12-30
5巻
開始ページ 179
終了ページ 198
ISSN 2432-9665
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120007004138
JaLCDOI 10.18926/61611
タイトル(別表記) Faculty Development in the Time of COVID-19: Four Narrative Perspectives
フルテキストURL biess_5_105_120.pdf
著者 石田 衛| ブリン オーブラ| カウィー ニール| 吉川 幸|
抄録 2019年12月発生した新型コロナウイルス感染症はパンデミックに拡大し、世界中の社会・経済、医療現場や日常生活に甚大な影響を及ぼしている。多くの大学でオンラインによる遠隔授業が取り入れられ、本学でもLMS(Learning Management System)や遠隔会議システムを活用し、全額でオンライン授業が実施された。本学のCTE(Center for Teaching Excellence)部門は、オンライン授業実施のための支援に加わり、年間FD研修プログラム等を通して有益な情報共有に取り組んだ。本稿では、FDの取り組みや、オンライン授業の工夫、またそれらを通して教員としてどのような発見や成長があったのか、CTE部門の教員が述べる。
キーワード Faculty development online courses narrative COCID-19 faculty experiences
出版物タイトル 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要
発行日 2020-12-30
5巻
開始ページ 105
終了ページ 120
ISSN 2432-9665
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120007004133
JaLCDOI 10.18926/61609
タイトル(別表記) Okayama University’s Response to COVID-19 Development of Online Japanese Courses for New Students Overseas
フルテキストURL biess_5_069_085.pdf
著者 牛田 英子|
抄録 2020年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴い,政府の入国規制措置のため渡日できない留学生が続出した。留学生が学生の半数を占める岡山大学グローバル・ディスカバリー・プログラムは緊急特別措置として渡日困難となった新入生向けの教養教育日本語科目を3科目オンラインで特別開口することとなった。本稿はその第1弾となった「岡山大学留学日本語研修(中上級)1」の実践報告である。2020年度第3学期開港に向けての準備,コース設計,オンライン授業の形態と学習活動を紹介し,授業観察やアンケート結果で得た情報をもとに,オンライン授業のメリットと今後の可能性について考察する。
出版物タイトル 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要
発行日 2020-12-30
5巻
開始ページ 69
終了ページ 85
ISSN 2432-9665
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120007004131
JaLCDOI 10.18926/61608
タイトル(別表記) “Unbelievably Clearly Repeating”: Disaster, Minority Women, and Intersectionality
フルテキストURL biess_5_060_068.pdf
著者 鄭 幸子|
抄録 東日本震災後、多くの人たちが被災地から他地域へ避難する中、芥川賞作家の柳美里は福島に向かった。「居場所のない人に寄り添う物語」を紡ぎ出すだけでなく実践する柳は、水俣病患者に「加勢」した『苦海浄土 わが水俣病』の著者である石牟礼道子に連なる。本稿では柳の行動を理解する手がかりとして、在日コリアン女性という属性に注目する。マイノリティー女性としての様々な経験は「人間を大きくし」「強くしなやかに生きていける」素地となったという人や日本人の理解者から支援を受けた経験から、もっと多くの人に在日のことを知ってほしいという声もある。一方で民族的マイノリティとして、また女性として複合差別の理不尽さを訴える声もあるので、本稿では複合差別の実態についても考察する。
キーワード 災害 (Disaster) ジェンダー (Gender) エスニシティ (Ethnicity) 複合差別 (Intersectionality) 加勢 (Assistance)
出版物タイトル 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要
発行日 2020-12-30
5巻
開始ページ 60
終了ページ 68
ISSN 2432-9665
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120007004143
JaLCDOI 10.18926/CTED/61581
タイトル(別表記) A Review of Interventions for Students with Dyscalculia
フルテキストURL cted_011_293_306.pdf
著者 末廣 久美子| 大守 伊織|
抄録 本研究の目的は、中学校通常学級での算数障害生徒への学習支援に関する研究・実践について整理し、支援の方法及び内容と今後の課題を明らかにすることである。中学校・高等学校での学習支援に関する実践論文を中心に文献調査を行い、①学習形態②ICT や教材教具 ③学習内容④学習意欲の4つに焦点をあてて検討した。生徒の障害特性のアセスメントをもとに適切な学習形態や教材を選択すること、支援体制を構築することの重要性が明らかになった。学習内容では、「数と式」領域に個別の支援の実践例が多いこと、学習意欲では、算数障害生徒は心理的サポートが必要であり、生徒の気持ちを尊重しながら支援する必要があることが指摘されていた。ICT を活用した新しい支援方法や内容とその効果の検証、及び算数障害生徒の個々の特性に合わせた学習支援コンテンツの開発が今後の課題であり、生徒の状況に応じた柔軟な支援法を選択していくことが重要であると言える。
キーワード 算数障害 (Dyscalculia) 学習障害 (learning disability) 学習支援 (learning support) 中学校 (Junior high school)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2021-03-22
11巻
開始ページ 293
終了ページ 306
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/61579
タイトル(別表記) Issues of Health Education in Early Childhood and Formation of Young Children's Body Image
フルテキストURL cted_011_263_277.pdf
著者 横田 咲樹| 三村 由香里| 馬場 訓子| 津島 愛子| 髙橋 敏之|
抄録 本論は,幼児期の健康教育の課題を明らかにすると共に,幼児の身体像の形成が教育的効果を生むことの可能性について検討するものである。健康教育は,「健康や自分の身体への興味関心」「習慣形成等の実践力」「科学的な正しい知識」を並行して育成することが効果的であると考える。発達過程によって重心を置く項目が異なるが,「健康や自分の身体への興味関心」については,幼児教育から中学校教育まで一貫して重要であると考えられる。それには,各発達過程や学校の教育形態の特色を生かした教材の開発が求められる。例えば,幼児期の健康教育においては,自分の身体像や身体感覚を表出する保育教材が想定できる。
キーワード 幼児期 (early childhood) 健康教育 (health education) 身体像 (body image) 身体感覚 (body sensation) 表出 (expression)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2021-03-22
11巻
開始ページ 263
終了ページ 277
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/61578
タイトル(別表記) Development of Lessons Based on Multiple Intelligences(MI)Theory
フルテキストURL cted_011_247_261.pdf
著者 中村 彩歩| 今井 康好| 酒向 治子|
抄録 Society5.0 の到来を迎え,個別最適化された学びや教科横断型学習の拡充等,教育改革が推進されている。これらの教育を実現させ得る理論的なアプローチとして,本稿では,人間の知能を言語,論理数学,音楽,身体運動,空間,対人,内省,博物的という8つの多面的な視点から捉える H.ガードナーの MI 理論(多重知能理論)に着目した。MI 理論に基づく音楽と体育の授業開発を試みた結果,子どもたちは自分の知能の特性を生かし,他者と協働して楽しみながら問題解決をする姿が見て取れた。また,ゴフマンのフレーム理論を援用し考察したところ,授業実践の鍵となったのは,授業の核に〈イメージ〉を設定することであった。以上より,MI 理論に基づく授業実践は激変する教育システムの支柱になり得る可能性が示唆された。
キーワード MI 理論 (Multiple Intelligences Theory) イメージ (Imagination)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2021-03-22
11巻
開始ページ 247
終了ページ 261
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/61576
タイトル(別表記) Guidance Content Handled in the Compulsory Subjects ”Introduction to Industry”,”Technical Subject Teaching Methodology”and ”Topics of Vocational Guidance”for Obtaining an Industrial License Based on the Department Structure of Industrial High Schools and High School Course of Study
フルテキストURL cted_011_225_236.pdf
著者 小林 清太郎|
抄録 高等学校の工業系学科は地域の産業界の要請に応えて設置され,これまで多くの実践的な中堅技術者を育成し輩出してきた。教育には地域産業に関連した内容が積極的に取り入れられており,機械系・電気系・化学系・建築系・土木系・情報系等の専門分野に分かれている。このようなことから,工業系学科の教員には多様な専門分野の人材が必要とされる。本著では,工業系学科の教員に求められる知識・技術を明確にするとともに,「工業概論」「工業科教育法(基礎Ⅰ,基礎Ⅱ,応用Ⅰ,応用Ⅱ)」「職業指導概説」で確実に押さえておくべき指導内容について述べる。
キーワード 工業概論 (Introduction to Industry) 工業科教育法(基礎Ⅰ,基礎Ⅱ,応用Ⅰ,応用Ⅱ)(Technical Subject Teaching Methodology (Basic I, Basic II, Applied I, Applied II)) 職業指導概説 (Topics of Vocational Guidance) 基幹学科別にみた主な学科別学級数 (Number of Classes by Major Departments by Core Department) 高等学校学習指導要領 (High School Course of Study)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2021-03-22
11巻
開始ページ 225
終了ページ 236
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/61575
タイトル(別表記) A Study on the Childcare Practices of Rhythmic Music to Draw Out Children's Independent Physical Expression and Diverse Movements (2nd Report) ―Mainly Including a Case Study of a Class for 4 and 5 Years Old in a Childcare Facility―
フルテキストURL cted_011_211_223.pdf
著者 小竹 沙織| 馬場 訓子| 髙橋 慧| 渡邊 祐三| 髙橋 敏之|
抄録 保育におけるリトミックでは,近年,音楽領域に限らない多様な学びの獲得が期待されている。保育施設における4・5歳児学級の事例を中心に考察した結果,「音楽を体感する力」「音楽への興味の高まり」「注意して聴く力」「自分で考えて表現する力」「協調性」「集中力」「即時反応力」「リズム感」「感性」の育ちが確認できた。保育におけるリトミックは,表現教育の一環として採り入れると同時に,体系的・包括的なカリキュラムを構成することが重要である。また,子どもの主体的な身体表現と多様な動きを引き出すためには,保育者自身がリトミックを純粋に楽しむことが必要不可欠であり,そのためには,ある程度の専門的な知識と技術が求められる。例えば,音楽的要素によって変化する音楽の印象を感じ取る感性や,保育におけるリトミックの題材となり得るものを身体表現化することに慣れ,多様で柔軟な動きができるようになっておく必要があるだろう。
キーワード 子ども (children) 身体表現 (physical expression) リトミック (rhythmic) 保育実践 (childcare practice) 4・5歳児学級 (class for 4 and 5 years old)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2021-03-22
11巻
開始ページ 211
終了ページ 223
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/61574
タイトル(別表記) Development of Cross-Curricular Career Education Making Use of Internship in a Middle School : Building Relevance of Students ‘Subjective Leaning, School life, and Social Life
フルテキストURL cted_011_195_209.pdf
著者 青木 多寿子| 杉田 進太朗| 山﨑 麻友|
抄録 キャリア教育として中学校の職場体験活動はほぼすべての学校で実施されている。本稿はその事前指導,事後指導を通して,職場体験と学校で学ぶ教科,学校生活,社会生活を生徒にとって意味あるつながりの構築を目指して行った実践の紹介である。具体的には,教職免許を持つ 6 名の大学院生が,それぞれの専門性を生かして教科の専門性と働くことと生活がつながっていることを,中学校 2 年生の職場体験の事後指導Ⅰとしてポスターセッションで伝えた。事後指導 2 時間目では,生徒は働くことと生活と教科のつながりを可視化するマップを作成して意見交換をした。これらの活動の成果は,生徒が記入した授業の振り返りを分類することで確認した。その結果,授業実践者がねらったつながりに気づいたと思われる記述が多く見られた。中でも多かったのは,将来に備えて今後の勉学や努力したいという趣旨の回答であった。
キーワード キャリア教育 (Career Education) 職場体験活動 (Internship) 複数教科横断的な指導 (Cross-Curricular, Relevance)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2021-03-22
11巻
開始ページ 195
終了ページ 209
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/61573
タイトル(別表記) Sugoroku Play through Collaborative Molding Creation to Develop Skills to Establish Relationship among Children in 4-Year-Old Class of Nursery School
フルテキストURL cted_011_179_193.pdf
著者 山口 実梨| 髙橋 慧| 馬場 訓子| 渡邊 祐三| 髙橋 敏之|
抄録 人間関係形成能力を育むための活動の1つとして,共同造形制作が考えられる。共同造形制作は,1人では作ることができない大きな作品で,着想を多く必要とする「寄せがき方式」の制作遊びを設定して行うことが望ましい。そこで,具体的な保育実践案として双六遊びを行い,人間関係形成能力育成における有効性の検証と,保育者に求められる指導・援助方法の考察を行った。双六の制作は,友達の発言や行動に関心を持ちやすい環境で行われ,話し合いによって色や形を工夫することができた。また,双六遊びの偶然性やルール作りの必要性から,発達過程に適合した楽しい遊びを通して友達と深く関われる活動であったと言える。保育者の援助においては,子どもが人間関係を形成する上で,イメージの共有を促す声掛けが必要であると共に,保育者が介入しない見守りも重要であった。
キーワード 保育所 (Nursery school) 4歳児学級 (4-year-old class) 人間関係形成能力 (Skills to establish relationship) 共同造形制作 (Collaborative molding creation) 双六遊び (Sugoroku play)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2021-03-22
11巻
開始ページ 179
終了ページ 193
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/61572
タイトル(別表記) Childcare Worker Training to Foster Capacity for Interpersonal Relationships: Development, Implementation, and Evaluation of the “Successful Self” Childcare Worker Version for Psychoeducation
フルテキストURL cted_011_165_178.pdf
著者 加藤 由美| 安藤 美華代|
抄録 保育者養成大学の学生が保育現場の実情を知り,職務上の人間関係のあり方について実践的に学ぶことができるようにするため,心理教育プログラム“サクセスフル・セルフ” 保育者養成版を作成後,四年制の保育者養成課程 1 年生 47 名を対象として前半のレッスンを実施し,その内容や実施方法,効果について検討した。学生の記述内容から,本プログラムは分かりやすく役立つ内容になっていることが示唆され,学生の自己・他者理解に繫がり,人との関わり方について考える機会となったことが窺えた。プログラム実施前後の質問紙調査の結果,「対応のスキル」「自己コントロールに関する自己効力感」等の心理社会的要因の数値に変化は見られたものの,プログラムの効果については,今後さらに詳細な検討が必要だと考えられる。
キーワード 保育者養成 (childcare worker training) 人間関係力 (capacity for interpersonal relationships) 心理教育 (psychoeducation) 大学生 (university students)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2021-03-22
11巻
開始ページ 165
終了ページ 178
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/61571
タイトル(別表記) An Interdisciplinary Approach for ESD-oriented Understanding of Natural Environmental Systems through Collaboration between Meteorology and Botany: Practical Trials in University Classes
フルテキストURL cted_011_149_163.pdf
著者 原田 太郎| 加藤 内藏進|
抄録 理科の学問分野である気象学と植物学との連携により,持続可能な開発のための教育(ESD)を志向した自然環境系の理解を目指し,大学の教科・分野横断的な科目における授業実践を行った。最初の試みとして,気象・季節・気候および植物との関連が重要となる理科の教科内容をベースに,学際的な側面を持ついくつかのテーマが見出された。とりわけ,生物季節(フェノロジー)は,ESD に関連した気象・気候の季節サイクルと植物の成長および環境応答との関わりに関する学生の理解を促進するうえで有用であることが,授業分析から示唆された。これらの授業実践から,気象学と植物学との連携が,自然環境系の ESD 的理解の促進のみならず,教科内容構成の分野横断的な検討にも役立ち,教師教育のためのアプローチとして有望である可能性が示された。
キーワード ESD 教科内容構成 (subject contents organization) 東アジアの気候系 (climate system in East Asia) 生物季節 (phenology) 園芸学 (horticulture)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2021-03-22
11巻
開始ページ 149
終了ページ 163
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/61569
タイトル(別表記) A Study on Methods of Citizenship Education for Developing Global Leaders -Focusing on the Practices of SGH in Japan-
フルテキストURL cted_011_117_131.pdf
著者 高 雨| 桑原 敏典|
抄録 本研究は,グローバル・リーダー育成のためのシティズンシップ教育の方法を,具体的な教育実践の分析を通して明らかにしようとするものである。参考にするのは,日本においてスーパーグローバルハイスクール(以下,SGH と表す)の指定を受けて教育改革に取り組んでいる高等学校である。近年,日本の高等学校では教育改革が急速に進み,各学校が独自の教育課程を作り,新しい教育方法にチャレンジしている。一方,教育においても,リーダ ーシップ育成論が注目されており,それは一部の人を対象とするものではなく,社会で活動する市民に必要な資質として認知されるようになりつつある。本研究では,SGH に取り組む学校が,国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成にいかに取り組んでいるかを分析し,シティズンシップ教育の新たな原理を解明したい。
キーワード リーダーシップ (Leadership) グローバル・リーダー (Global leader) シティズンシップ教育 (Citizenship education) グローバル教育 (Global education) SGH
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2021-03-22
11巻
開始ページ 117
終了ページ 131
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher