検索結果 687 件
JaLCDOI | 10.18926/ESR/56693 |
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タイトル(別表記) | Development of an interdisciplinary study plan on the seasonal transition from autumn to winter around the Japan Islands (Through the lesson study at junior high school with attention to the shallow convective rainfall “Shi-gu-re” in the cold air outbreak situations in early winter) |
フルテキストURL | esr_025_019_030.pdf |
著者 | 加藤 内藏進| 西川 紗里| 中倉 智美| |
抄録 | An interdisciplinary study plan on the seasonal transition from autumn to winter around the Japan Islands and the “seasonal feeling” associated with the shallow convective rainfall “Shi-gu-re” in that stage expressed in the Japanese classic poems called “Wa-ka” was developed, through a lesson study at junior high school. In that study plan, special attention was paid to the seasonal evolution of the larger-scale systems from autumn to winter, such as the Siberian air mass and the Siberian high, and the relation to the cold air intrusion into the Japan Sea and the Japan Islands. According to the analysis of the lesson practice results, students seem to understand that the winter-type weather pattern becomes dominant around November, together with the features of the intermittent rainfall in the winter-type pressure pattern called “Shi-gu-re” expressed in the “Wa-ka”. However, necessity of further improvement of the study plan was pointed out, so that the students can understand more exactly the role of the seasonal development of the Siberian high and Siberian air mass in the climate around the Japan Islands. |
キーワード | Interdisciplinary collaboration between climate and cultural understanding education Climate environment around Japan Transition from autumn to winter around Japan “Seasonal feeling” in early winter expressed in the Japanese classic literature ESD |
出版物タイトル | Okayama University Earth Science Report |
発行日 | 2018-12-27 |
巻 | 25巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 19 |
終了ページ | 30 |
ISSN | 1340-7414 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | © 2018 by Okayama University Earth Science Reports Editorial Committee All Rights Reserved |
論文のバージョン | publisher |
フルテキストURL | kokugo_33_015_029.pdf |
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著者 | 小出 真規| |
出版物タイトル | 岡山大学国語研究 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 33巻 |
開始ページ | 15 |
終了ページ | 29 |
ISSN | 2189-5414 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006603068 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56563 |
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タイトル(別表記) | Trends of Studies and Researches on College Students' Training for Human Relationship Skills and its Utilization in Education for Childcare Workers |
フルテキストURL | cted_009_337_350.pdf |
著者 | 加藤 由美| 安藤 美華代| |
抄録 | 職務上の人間関係に困難を抱えやすい若手保育者の早期離職の問題が懸念されることから,保育者養成教育においても学生の人間関係力の育成が求められる。そこで,人間関係力を育む保育者養成教育について検討するため,大学生の人間関係力育成に関する国内の先行研究を概観した結果,人間関係力に関係する要素,人間関係力の育成に関するワーク等の内容や,保育者養成校も含めた大学における実践的な取り組み内容が明らかとなった。各大学においては,多様な形で人間関係力の育成に関する実践が行われており,特定の授業に限らず,科目間,教員間で連携を図りながら取り組まれた実践報告も見られた。まずは学生自身が人間関係力向上の必要性を感じ,自らの課題や目標の達成に向けて取り組めるよう意欲を高めていくことが大切であり,保育者養成校においては,問題(課題)を解決する力,自分の意見・考えを伝える力等の育成が課題であることが窺えた。 |
キーワード | 人間関係力 保育者養成 大学生 コミュニケーション 対人関係スキル |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 337 |
終了ページ | 350 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56560 |
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タイトル(別表記) | Challenges in Teaching Elementary School Science : The development example to make educational guidance of science enrich |
フルテキストURL | cted_009_295_307.pdf |
著者 | 山﨑 光洋| |
抄録 | 平成29年3月に公示された学習指導要領の理科は,問題解決の活動を充実し,日常生活や社会との関連を重視する方向で検討したとされているが,問題解決の活動を充実させるための具体的な方法は授業者に委ねられているという印象が強い。かねてより,小学校の理科の授業では,観察,実験を行うことが目的化され,形式的な問題解決になっているという指摘がある。経験の浅い教師や理科の学習指導に苦手意識を持つ教師にとって,授業改善を行うためには,その前提となる問題解決の過程を踏まえた授業を行うための課題を解決する必要がある。本稿では,第5学年「電流がつくる磁力」を基に,単元展開や1単位時間の授業の流れ等を授業者自身が考え,判断することを通して,理科の学習指導に必要な知識・技能,経験を蓄積していくための授業実践を支援できるよう作成,検討した資料を報告する。 |
キーワード | 小学校理科 授業改善 観察・実験 教材,授業構成 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 295 |
終了ページ | 307 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56559 |
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タイトル(別表記) | Reflection of Interdisciplinary Education Seminars: Interdisciplinary Education at Okayama University |
フルテキストURL | cted_009_283_294.pdf |
著者 | 牛田 英子| |
抄録 | 近年、学問分野を融合し、学部や学科を超えた学びを目指す「学際教育」 (interdisciplinary education)を取り入れる大学が増えてきた。本稿では、学際教育的な新しいプログラムを持つ大学が互いに交流を進めてきた「学際教育交流セミナー」に参加した経験をもとに、岡山大学の学際教育の実践例を紹介する。筆者が参加した平成30年にはマッチングプログラム(MP)とMPを引き継いだグローバル・ディスカバリー・プログラムの「学部横断型」の学際教育が紹介された。学生の活動報告ではそのような自由で柔軟な教育の良さとともに、学際教育ならではの難しさも報告された。卒業生と在校生のアンケート結果からも履修形態と他学部との交流について同様の回答があり、学際教育の課題解決に向けての取り組みが必要とされることが明らかになった。 |
キーワード | 大学教育 学際教育 学部横断型 リベラルアーツ |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 283 |
終了ページ | 294 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56558 |
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タイトル(別表記) | Implementing the “Sing Together” campaign that connects parents and children and their schools and communities (1) |
フルテキストURL | cted_009_267_281.pdf |
著者 | 早川 倫子| |
抄録 | 本研究は,学校・地域・親子をつなぐ「共に歌う」活動としての「みんなで歌おう音楽会」の実践について,その意義と課題について検討することを目的とした。本稿では,特に,実践の経緯と概要を報告しつつ,あわせて,音楽会終演後に実施した参加者対象のアンケート調査を取り上げ考察した。その結果,本実践が,「共に歌うこと」の大切さと「日本文化としての唱歌や日本のうたの継承」の大切さについて,その一端を伝える機会になったことが明らかとなった。また,子育て支援の点からも機能していることが認められた。 |
キーワード | 「共に歌う」活動 学校の歌文化 唱歌 子育て支援 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 267 |
終了ページ | 281 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56553 |
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タイトル(別表記) | The Research Trends of Reading Picture-Books to Children in a Whole Group Activity in Early Childhood Education and Care |
フルテキストURL | cted_009_215_228.pdf |
著者 | 會澤 のはら| 片山 美香| 髙橋 敏之| |
抄録 | 本研究では,日常の保育で頻繁に行われる,集団での絵本の読み聞かせに関する実践的な研究を概観し,充実した絵本の読み聞かせのあり方に関する知見の整理を試みた。その結果,絵本の読み聞かせ場面における幼児の言動は年齢に沿って変化し,4歳児から5歳児に至る過程において,集団という特徴が活かされるようになることが明らかになった。 3歳児では,保育者と幼児の個別の関係性が優位であったが,4歳児では徐々に幼児間の相互作用が広がり,他児の発話を繰り返したり,幼児と笑い合ったり等,他児を意識し,一緒に楽しむ共有化が進む。さらに,5歳児になると友達と共に内容の展開を楽しみながら,集団での読み聞かせのマナーを心得た態度を示しつつ,個別の言動の表出を調整する姿が見られるようになることが示された。質の高い読み聞かせにより,幼児の確かな言葉の発達を促す機会に成り得ることが確認された。 |
キーワード | 幼児 絵本の読み聞かせ 集団 保育者 共有過程 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 215 |
終了ページ | 228 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56551 |
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タイトル(別表記) | Interdisciplinary collaboration between climate and cultural understanding education for promoting the fundamental ESD literacy A report of the lesson practice in the university on climate and “seasonal feeling” in the northern Europe |
フルテキストURL | cted_009_183_198.pdf |
著者 | 加藤 内藏進| 加藤 晴子| 赤木 里香子| 大谷 和男| |
抄録 | ESD的視点を育むための学際的な指導法開発へ向けて,北欧の夏の気候と季節サイクルを中心に日々の気温の変動幅にも注目した気候背景を解析するとともに,大学での授業実践結果を分析した。北欧の冬には,平均気温だけでなく極端な低温日の気温もドイツより更に低く,極端な低温日は4月初め頃まで出現する。また,夏至〜7月一杯までが気温のピークで,その後は急降温する。授業では,絵画作品の鑑賞や,伝統的な季節の行事やくらしについての映像の視聴,伝承曲の鑑賞を行ない,夏至祭をテーマとする音楽や美術の表現活動を行った。音楽の創作活動では小物の打楽器類などを用いた。表現活動を通して,季節の特徴や移り変わり,人々の生活,気持ちなどへの自分の注目点を意識することにより,そこに住む人々の季節感と自分の感じ方とに繋がりを得る機会になったと考えられる。 |
キーワード | 気候と芸術との連携 学際的気候教育 ESD 季節サイクルと季節感 北欧と日本との気候比較 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 183 |
終了ページ | 198 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56549 |
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タイトル(別表記) | Applying Positive Behavior Support to a Student with Autism Spectrum Disorders to Reduce Self-Injurious Behaviors and Promote the Participation in a Morning Assembly at Special Needs School |
フルテキストURL | cted_009_151_165.pdf |
著者 | 大西 ゆみこ| 丹治 敬之| |
抄録 | 本研究は,知的障害を対象とする特別支援学校において,激しい自傷行動を示す自閉症スペクトラム障害の児童に対してPBSに基づく実践を行い,自傷行動の低減と朝の会参加行動の形成を試みた。機能アセスメントから,対象児が床や机に頭を打ち付けたり拳で頭を叩いたりする自傷行動には,教師の指示や要求から逃避する機能,不安や緊張の低減を図る機能があると仮定した。そこで,①緊張や不安なく取り組める朝の会参加行動の形成,②頭打ちや頭叩きによって得られる感覚刺激の代わりとなる刺激の用意,③頭打ちや頭叩きの予防を図る先行事象操作,④朝の会参加行動の生起を支える結果事象の操作,を基本方針として介入を行った。結果,自傷行動は減少し,朝の会の参加行動が増加した。最後に,対象児に対する本取り組みの効果と,本実践に参加した教師の意識変容を考察した。 |
キーワード | 特別支援学校 自閉症スペクトラム障害 PBS 自傷行動 感覚機能 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 151 |
終了ページ | 165 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56548 |
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タイトル(別表記) | A qualitative study about support system for students suspected of developmental disabilities with histories of school absenteeism in a part-time high school |
フルテキストURL | cted_009_135_149.pdf |
著者 | 趙 氷雁| 吉利 宗久| |
抄録 | 本研究では,定時制高校における発達障害の疑われる不登校経験生徒に対する組織的な支援の実際と実践的課題を捉えるために,フォーカスグループインタビューを用いた面接調査を行った。入学前,在学中,進路決定時に関する時期区分を設定した上で,支援の内容を分析した。その結果,対象校では発達障害を生徒の個性と理解し,不登校に関する指導において発達障害の特性に特化した特別な支援は行っていなかった。ただし,生徒の社会的自立と自己肯定感の向上を目指し,個人差を認めた上で,授業場面などを活用した個別支援を行っていた。また,学校外における福祉機関や特別支援学校との連携を展開するなかで,不登校支援に結びつけた取り組みを試みていた。定時制高校は,多様な支援ニーズをもつ生徒を受け入れており,幅広い支援体制の構築が必要とされている実態を明らかにした。 |
キーワード | 不登校 発達障害 特別な教育的ニーズ 定時制高校 組織的支援 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 135 |
終了ページ | 149 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56546 |
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フルテキストURL | cted_009_109_123.pdf |
著者 | 山下 世史佳| 虫明 眞砂子| |
抄録 | 幼児にとって「歌うこと」は日常と密着し,幼児の生活に彩りを加えるものである。では,具体的に保育者は,歌を提供する際にどのようなことに注意して歌の選曲や歌の活動を支援するべきなのであろうか。これらを検討するために,現在,幼児期に扱われる曲種の調査,幼児への歌の実践指導,保育関係者へのインタビューを行った。その結果,幼児向けの歌は曲名が「あ」行で始まる歌が多く,生活習慣を学ぶ歌,おとぎ話の歌,架空の生き物の歌等,多様に分類できることが解認できた。また,幼児への歌唱指導では,きっかけの言葉に即時反応する幼児から影響を受けて,他の幼児も反応する等の相互作用がみられた。インタビューからは「大きい声」「小さい声」の出し方の声掛けや歌の活動の工夫が示され,幼児期の歌活動には,年齢に応じた歌の導入,幼児の特性に応じた声掛け等,柔軟で細部まで配慮された指導や援助が必要とされることが明らかになった。 |
キーワード | 幼児期 歌 歌の活動 保育 歌唱指導 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 109 |
終了ページ | 123 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56542 |
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タイトル(別表記) | Study on special activities for creating desirable human relationships : Creating a smiley classroom by enriching active learning |
フルテキストURL | cted_009_069_083.pdf |
著者 | 作田 澄泰| 中山 芳一| |
抄録 | いじめ、不登校などをはじめとする諸問題解決に向け、学級づくりの基盤である特別活動の在り方について、児童生徒の「望ましい人間関係づくり」の構築について検討した。この目標を達成するためには、コミュニケーション不足が叫ばれる昨今、関わり合いに根差したアクティブラーニングによる学級づくりを行うことが重要であると考える。 本研究では、過去の筆者(作田)の小学校特別活動における実践をもとにした、アクティブラーニングによる人間関係づくりへの効果について分析した。その結果、「望ましい人間関係づくり」における視点が明らかとなり、これらの取り組みにより、自己肯定感と自尊感情の向上、自己実現へと繋がり、「より善く生きる」ことへの効果が見出された。そして、特別活動における人間関係づくりの距離感や対話方法について、各々にとって最も充実感を得ることができ、認知度を向上させるコミュニケーション行為の方法が明確化された。 |
キーワード | 自己肯定感を高める工夫 望ましい人間関係づくり 自己実現 自尊感情 相手を思う心 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 69 |
終了ページ | 83 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56541 |
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タイトル(別表記) | Instruction in Independent Living Activity Class in a Self-Contained Classroom : Practical issues in the planning and implementing process |
フルテキストURL | cted_009_057_068.pdf |
著者 | 仲矢 明孝| 内田 直美| |
抄録 | 特別支援学級において、集団で行われる自立活動の「時間における指導」の実践上の課題を検討するため、実際に特別支援学級で行われた授業を分析した。授業の設計過程では、本時案の個別目標と個別の指導計画の個別目標との関連性、展開過程では、インターバル記録法により児童の授業への取り組み状況を調べた。その結果、設計過程では、長期及び短期の個別目標と本時の個別目標との関連性が極めて低いこと、展開過程では、全5回の授業で児童の意欲的な取り組みと言える課題従事行動が8割以上を占めたこと、ゲーム等の活動を伴う活動での児童の注目度の高いこと等が示された。集団による自立活動の指導の設計過程では、複数の個別目標から1つの授業を構成することの困難さと、年間でバランスよく単元を配置し他の学習と相補的に展開することの必要性、展開過程では、指導者の配慮・工夫等により児童の意欲的な取り組みを引き出すことのできる可能性が示唆された。 |
キーワード | 特別支援学級 自立活動 個別の指導計画 授業分析 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 57 |
終了ページ | 68 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/56531 |
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タイトル(別表記) | Learning Noh and Kyogen Based on Okayama’s Folk Tales |
フルテキストURL | bgeou_170_061_069.pdf |
著者 | 山本 宏子| 根岸 啓子| 根岸 弘| |
抄録 | 我が国の音楽文化を理解するために,どのような授業が望ましいであろうか。山本は,2004 年から能笛演奏家の根岸啓子(博士・東京藝術大学,岡山大学非常勤講師)と教材開発の共同研究を行ってきた。根岸は,2008 年から2010 年まで,岡山大学短期留学プログラムEPOKの受講生を対象に能の授業をおこなった。山本と根岸は2006 年に国際交流基金の助成を受け,アメリカのウイスコンシン大学やイリノイ大学,在シカゴ日本総領事館広報文化センターなどで,アメリカ人を対象に能のワークショップをおこなった。その後,学習院女子中・高等科元国語科教員及び学習院大学教職課程元兼任講師の根岸弘が,教材研究に加わった。教材の元としたのは,2004 年刊『読みがたり 岡山のむかし話』(岡山県小学校国語教育研究会編/日本標準)である。2016 年から2018 年にわたり根岸啓子が岡山大学教養教育「能楽入門」で実際に使用した,岡山の民話に基づいた能・狂言の創作劇の台本の一部を,本稿の末尾に掲載しておいた。なお,演目名には識別しやすくするために〈 〉,創作能・創作狂言には《 》を付したことを記す。この試みは,学校教育における能楽の新たな授業方法を提言するものと考えている。 |
キーワード | 能楽(能・狂言) 身体表現 コミュニケーション 創作劇台本 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2019-02-22 |
巻 | 170巻 |
開始ページ | 61 |
終了ページ | 69 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006583689 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/56530 |
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タイトル(別表記) | Ottoman-Turkish Military Band Mehter Established in Japan |
フルテキストURL | bgeou_170_051_059.pdf |
著者 | 齊藤 武| Tuna, Hüseyin| 山本 宏子| 根岸 啓子| |
抄録 | 2018 年7月14 日(土)・15 日(日)の両日,東京と横浜で,日本初の「日本人とトルコ人のコラボレーション」によるオスマン・トルコの軍楽隊メフテルの演奏が行われた。駐日トルコ共和国大使のハサン・ムラット・メルジャン大使とインジ夫人を先頭に,メフテルとトルコの民族衣装を着たダンサーから成る70 名のパレートが1回と,ステージでのメフテルの演奏が2回あった。このメフテル・プロジェクトに日本側として,岡山大学教育学部音楽教育講座の学生有志と教員の合計12 名が参加した。トルコ側は,ユヌス・エムレ・インスティトゥート東京(フセイン・トゥナ Hüseyin TUNA東京所長)であった。本稿は,①日本とトルコの相互理解教育の実践例として,②学校教育における軍楽隊メフテルの学習方法の発展に向けて,③日本とトルコのコラボレーションの更なる拡大の足掛かりとして,その経緯を記し,分析をおこなったものである。なお,執筆を分担したので( )内に担当者名を記した。 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2019-02-22 |
巻 | 170巻 |
開始ページ | 51 |
終了ページ | 59 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006583688 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/56529 |
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タイトル(別表記) | How Is the Counselor Involved When System Support Is Effective? : How to Make a Team that Functions as One System |
フルテキストURL | bgeou_170_041_050.pdf |
著者 | 青木 多寿子| 中富 尚宏| 徳田 智代| 森本 篤| |
抄録 | 人が生物学的な存在であると同時に社会的な存在であることを考えると,カウンセラーが個人を支援しようとする場合,個別の支援の他に、その個人を取り巻く様々な援助資源をうまく機能させて,チームで支援することも不可欠となる。では,効果的なチーム支援を行うために,カウンセラーはどのように関わればよいのだろうか。本稿では,カウンセラーがチーム支援を引き出した成功例として3つの実践を取り上げた。具体的には高等学校内での転入職員の支援,大学の学生相談での長期欠席者の支援,児童養護施設での児童の支援と,クライエントの援助資源が異なる3つである。しかし,そこでのカウンセラーのかかわり方には,ある共通点が見いだせた。本稿では,その共通点を箕口(2016)の「コミュニティ・アプローチを実践する心理援助の専門家の要件」に沿って考察した。最後に「協働」「どのようにサービスを提供するのか」という観点から考察した。 |
キーワード | チーム支援 カウンセラーの関わり方 システム 実践例 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2019-02-22 |
巻 | 170巻 |
開始ページ | 41 |
終了ページ | 50 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006583687 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/56527 |
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タイトル(別表記) | A Case Study Considering “Food-Related Education” in Combination with Environment to Foster Ordinary Food Habits of Children (2) : Situations about the Practice of Food-Related Education in China, and Possibilities of Focusing on the Concept “Culture” |
フルテキストURL | bgeou_170_005_013.pdf |
著者 | 佐藤 園| 出野 誉大| 陳 北辰| 山本 郁子| |
抄録 | 学校教育における今日的課題として,学校・家庭・地域相互の連携を目指した,子どもの食習慣を確立させるための食教育実践の充実が求められている。先んじて,第Ⅰ報では,これまでの食教育実践に関する先行研究の現状を,子どもの食教育に関する基本的価値認識の観点から明らかにしていった。それに続く第Ⅱ報では,食教育の比較教育学研究を試みるため,第Ⅰ報での研究視点・研究方法を援用しながら,中国における食教育実践に関する先行研究の現状について検討し,日中両国の食教育の類似点・相違点を明らかにしていくことで,「文化」概念を中核に据えた就学前・初等教育における食教育実践の検討可能性を理論的に示唆することを試みていく。 |
キーワード | 食教育の基本的価値 中国の食教育実践 文化概念 拡張的側面としての価値認識 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2019-02-22 |
巻 | 170巻 |
開始ページ | 5 |
終了ページ | 13 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006583685 |
フルテキストURL | papyrus_025_051_052.pdf |
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著者 | 岡山大学算数・数学教育学会 | |
出版物タイトル | 岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス |
発行日 | 2018-11-24 |
巻 | 25巻 |
ISSN | 1341-3155 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
フルテキストURL | papyrus_025_023_028.pdf |
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著者 | 山野 定寿| |
抄録 | 本研究の目的は, 問題解決カを高める批判的思考カを養う授業づくりの工夫を, 授業実践を通して検証し, 示すことである. そのために, まず道回(2001, p103)の批判的思考のプロセスとモデルに注目した. また, 全国学力学習状況調査にみられる割合の課題を分析し児童が陥りやすい誤りを考察した. 次に,そのモデルや割合の課題を基に, 授業の導入から誤りを複数持つ反例を児童に示し, 批判的な思考活動を促し, 問題解決の見通しを持たせるとともに, 誤りの本質に迫らせ, 新たな問題解決の方略を習得させる授業実践を試みた. その結果, パフォーマンス評価やプロトコルに基づく批判的思考の図化により, 児童は批判的思考のプロセスを自他の方法に対し繰り返し, 新たな問題解決の方略を習得したことが分かった. |
キーワード | 批判的思考のプロセス・モデル 複数の誤りの反例 割合 全国学力学習状況調査 |
出版物タイトル | 岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス |
発行日 | 2018-11-24 |
巻 | 25巻 |
開始ページ | 23 |
終了ページ | 28 |
ISSN | 1341-3155 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006549297 |
フルテキストURL | papyrus_025_015_022.pdf |
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著者 | 園井 大介| |
抄録 | 2017年3月に学習指導要領が告示され,私たちのが進む教育の方向性が示された。世界的な潮流と同様に,我が国の進むべく教育の方向性は,資質・能力の育成と言ったコンヒ・テンシーの育成である。算数科においては,「数学的な見方・考え方を働かせ,数学的活動を通して,数学的に考える資質・能力を育むこと」が示され,その趣旨を生かした授業改善が求められる。また,これからの社会は,限界のある「個」で,ものを創り上げていくのではなく,「個」のカを生かしながら,「チーム」で「個」のカを何倍にも高め,「チーム」として倉切上げていく能力がこれからの社会には必須である。そこで,本研究では,新学習指導要領の趣旨を生かすため,第6 学年の「場合の数」における「働かせる数学的な見方・考え方は何なのか」,「培われる数学的に考える資質・能カは何であるのか」について明らかにし,協働的に創る算数の授業について考え,実践し,その実践がどうであったかについて考察していく。 |
キーワード | 数学的に考える資質・能力 数学的な見方・考え方 協働的に創る算数 |
出版物タイトル | 岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス |
発行日 | 2018-11-24 |
巻 | 25巻 |
開始ページ | 15 |
終了ページ | 22 |
ISSN | 1341-3155 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006549296 |