
検索結果 699 件
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/64985 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | The Reception of Herbartian Literature in Britain at the End of the 19th Century: Focusing on An Introduction to Herbart’s Science and Practice of Education |
| フルテキストURL | bgeou_182_087_095.pdf |
| 著者 | 平田 仁胤| |
| 抄録 | 本論は,教員養成におけるジャーマン・インパクトという視座から,各国が19-20 世紀の国際関係のなかでどのように教員を養成したのかを比較発達史的に分析しようとする研究の一部をなす。ここでは19 世紀末イギリスにおけるヘルバルト学派の受容に迫るために『ヘルバルトの教育の科学および実践への入門』の読解を行った。それはヘルバルト教育学の特徴を,心理学,倫理学,そして実践的教育学の観点から分析し,さらに教授の前提である管理と訓育の役割について説明を加えるものであったが,ツィラーの二重理論については厳しい批判を展開していた。その結果,ヘルバルト教育学を高く評価している一方で,ドイツを中心とした初等教育におけるヘルバルト学派の展開については距離を保っていることが明らかになった。 |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2023-02-24 |
| 巻 | 182巻 |
| 開始ページ | 87 |
| 終了ページ | 95 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/64979 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Development of Lessons Using Postmodern Picture Books in the Japanese Language Arts Class at High School: To Encourage Students to Make Sense of the Text |
| フルテキストURL | bgeou_182_013_021.pdf |
| 著者 | 池田 匡史| 竹田 智美| |
| 抄録 | 本稿では,高等学校国語科において,ポストモダン絵本を教材とした実践開発を行い,具体的な実践像を提示するとともに,その成果を検討することで,その教材性の価値の一端を明らかにすることを目的とした。具体的には,ジョン・シェスカ&レイン・スミスによるポストモダン絵本である『三びきのコブタのほんとうの話』を用い,高等学校三年生を対象に実践を開発した。 結果,本単元の学習によって,読者が自らの立場とは異なる視点に立ったり,語り手の語りに取り込まれないようにしたりするというような読みの視点の獲得がなされていった様子や,主体的にテクストの意味づけを行う様子の具体を示すことができた。またこれらのことを達成できるということが,ポストモダン絵本の教材性の一つとして示唆された。 |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2023-02-24 |
| 巻 | 182巻 |
| 開始ページ | 13 |
| 終了ページ | 21 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| フルテキストURL | papyrus_028_61_61.pdf |
|---|---|
| 出版物タイトル | 岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス |
| 発行日 | 2022-03-22 |
| 巻 | 28巻 |
| ISSN | 1341-3155 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| フルテキストURL | papyrus_028_59_60.pdf |
|---|---|
| 出版物タイトル | 岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス |
| 発行日 | 2022-03-22 |
| 巻 | 28巻 |
| ISSN | 1341-3155 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| フルテキストURL | papyrus_028_46_55.pdf |
|---|---|
| 著者 | 岡崎 正和| 大西 修司| 横林 慎也| 高田 誠| 猪木 実奈子| 川本 芳弘| |
| 抄録 | 本稿は,算数から数学への移行という視点から,正負の数の単元を構想する上での基礎資料として,これまで実施した3つの授業を採り上げ,生徒が式の関係性の認識を高め,その意義を感じ取れる学習場面を同定することを目的とした。答えを求める方法を探究することを超えて,数字式を見直して正当化する場づくりを行い,その中で生徒が式の関係性に目を向けて,理由,整合性,数の組み合わせを探究するところに,代数に向けた式の認識の向上が見られることを明らかにした。また,そのような場面は,生徒が式の意義を感じとる感情とともに構成されうること,また構成可能であることを示した。 |
| 出版物タイトル | 岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス |
| 発行日 | 2022-03-22 |
| 巻 | 28巻 |
| ISSN | 1341-3155 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| フルテキストURL | papyrus_028_39_45.pdf |
|---|---|
| 著者 | 平井 安久| |
| 抄録 | 課題学習の事例として知られる「玉は何回はね返るか」の話題を1時間の授業内容として授業実践した。結果の意外性を強調する目標を保持するために,課題内容に含まれる要素の取捨選択および解決のカギとなる「対角線が通過するブロックの個数」の話題の扱い方について一つのパターンを示すことができた。 |
| キーワード | 玉のはね返り 鏡映 課題学習 対角線が通過するブロック |
| 出版物タイトル | 岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス |
| 発行日 | 2022-03-22 |
| 巻 | 28巻 |
| 開始ページ | 39 |
| 終了ページ | 45 |
| ISSN | 1341-3155 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| フルテキストURL | papyrus_028_29_38.pdf |
|---|---|
| 著者 | 黒崎 東洋郎| 杉能 道明| 宮崎 唯| |
| 抄録 | 変動の激しい時代を見据えて算数科では「数学的な見方・考え方を働かせ、数学的活動を通して、数学的に考える」という方向性が示されている。その実現に向け「事象を数理的に捉え、数学の問題を見いだし、自立的、協働的に解決し、解決過程を振り返る」という問題発見・解決の過程が提言されている。変革の時代では、変化し続ける事象で何が問題かを見つける力が重要であり、算数の授業においても、問題発見力を育むことが不可欠である。ところが問題発見は軽視されがちで、問題設定は、教師主導で教科書通りの日常事象を数理化する問題設定が大半で、子どもが「算数の事象を統合的•発展的に捉えて問題発見する」という授業研究は進んでいない。算数は指導の系統性を重視する教科である。ゼロベースではなく、既習事項を基礎にして算数の事象を統合の観点から発展的に関わり、子ども自らが「問題発見・設定する授業」を探究することが喫緊の課題である。 |
| キーワード | 統合的・発展的 問題設定 足場作り what if not方略 |
| 出版物タイトル | 岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス |
| 発行日 | 2022-03-22 |
| 巻 | 28巻 |
| 開始ページ | 29 |
| 終了ページ | 38 |
| ISSN | 1341-3155 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| フルテキストURL | papyrus_028_22_28.pdf |
|---|---|
| 著者 | 杉能 道明| |
| 抄録 | 新学習指導要領では子どもたちの「数学的な見方・考え方」を豊かで確かにすることが求められている。「数学的な見方・考え方」の本質は「統合的・発展的に考えること」であると考える。子どもが統合的•発展的に考える教材として,第4 学年「小数」の学習を取り上げる。小数は十進位取り記数法の仕組みをもっており, 1/10の位の小数と1/100の位, 1/1000の位の小数をつなげて統合的・発展的に考えやすい教材だと考えたからである。子どもたちは第3学年「小数」の学習で1Lを10 等分して0.1 Lを創り出すことを学んでいる。第4学年では1/100 の位や1/1000 の位の小数を学習する。子どもが「10 等分する」という見方・考え方を働かせ,新しい小数の意味を創り出すことを重視したい。子どもの「数学的な見方・考え方」を引き出し,子どもが統合的・発展的に考え新しい小数の意味を創り出しやすくする教師の支援の在り方を提案する。 |
| キーワード | 数学的な見方・考え方 統合的・発展的に考える 10等分する |
| 出版物タイトル | 岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス |
| 発行日 | 2022-03-22 |
| 巻 | 28巻 |
| 開始ページ | 22 |
| 終了ページ | 28 |
| ISSN | 1341-3155 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| フルテキストURL | papyrus_028_14_21.pdf |
|---|---|
| 著者 | 山野 定寿| |
| 抄録 | 本稿の研究の目的は、表現方法を相互に関連づける数学的活動を通して、組み合わせ方の簡単な方法を児童が自ら見つける授業づくりの研究である。組み合わせ方では、特に操作的表現と図的表現、操作的表現や図的表現と言語的表現を関連付けた授業構想を練り、授業実践を行った。その結果、多くの児童が、「○種類から△個選ぶ」ことは、「○種類から○ー△個選ばない」ことで、「○種類から○ー△個選ぶ」ことと同じ、というきまりを見つけ、問題を解決することができるようになったことが分かった。 |
| キーワード | 数学的表現様式 数学的活動 組み合わせ方 |
| 出版物タイトル | 岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス |
| 発行日 | 2022-03-22 |
| 巻 | 28巻 |
| 開始ページ | 14 |
| 終了ページ | 21 |
| ISSN | 1341-3155 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| フルテキストURL | papyrus_028_8_13.pdf |
|---|---|
| 著者 | 磯野 嵩| |
| 抄録 | 本研究の目的は,算数科の本質に根差した深い学びを目指してどのように授業づくりをおこなえば良いのかを明らかにすることである。なぜなら,現行の学習指導要領では「主体的・対話的な深い学び」の視点から授業改善が行われているものの,深い学びに至らないという課題があるためである。また,低学年の算数の授業は日常生活や社会の事象を数学化する学習過程がイメージされがちで,低学年における深い学びの授業事例は少ない。本研究では,第2学年「かけ算の九九づくり」の学習を通して, 5の段の学びを足場にして他の段に拡張し探究的な学びを行うことで,かけ算の性質を数学的事象とした本質に根差した深い学びの姿があるかどうか質的に研究した。その結果, 2の段の性質の発見・活用をするときに,かけ算の性質を統合的・発展的に考察する子どもの姿が見られた。そのため,このような学びによって低学年からも数学的事象を対象とした深い学びをおこなうことができると示唆が得られた。 |
| キーワード | 深い学びの過程 かけ算の性質の発見と活用 |
| 出版物タイトル | 岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス |
| 発行日 | 2022-03-22 |
| 巻 | 28巻 |
| 開始ページ | 8 |
| 終了ページ | 13 |
| ISSN | 1341-3155 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| フルテキストURL | papyrus_028_1_7.pdf |
|---|---|
| 著者 | 山崎 湧太| |
| 抄録 | 本研究の目的は,小学校算数科における見積もりの活用の在り方を,第4学年の2桁で割る割り算の筆算の指導での授業づくりを追究することにある。一般的な2桁で割る割り算の筆算の指導における解明すべき実践的な探究課題は,単に形式的に「手隠し法」と呼ばれている手法を用いて,位に答えが立つかどうかをアルゴリズムに沿って指導しても,本質的な筆算指導の本質的な理解につながっていないことである。そこで, 2桁で割る割り算の筆算指導では,確かな計算技能と同時に,商の見当付け(見積もり)をする中で豊かな数の感覚を発達させるアプローチを,授業実践を通して探究する。 |
| キーワード | 2桁で割る割り算 数感覚 見積もり |
| 出版物タイトル | 岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス |
| 発行日 | 2022-03-22 |
| 巻 | 28巻 |
| 開始ページ | 1 |
| 終了ページ | 7 |
| ISSN | 1341-3155 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/63925 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Five-year-old children growing indigo plant and dyeing with the indigo as daily activity at a certified child center ―What children and childcare workers have learned through the activity associated with the “Environment”― |
| フルテキストURL | bgeou_180_069_080.pdf |
| 著者 | 馬場 訓子| 髙橋 慧| 渡邊 祐三| |
| 抄録 | 本論では,天然素材(植物染料)の藍を園内で子どもが栽培する活動や,藍染めの驚きや感動,面白さを味わいながら制作物を生活に取り入れる保育実践を行うとともに,その教育的な意義や価値を検討した。その結果,子ども自らが藍を育て,育てた藍葉を用いた藍染め活動を行うことは,領域「環境」や,「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の「自然との関わり・生命尊重」の観点から見て,子どもにいくつもの感動や学びを与え,保育の教材として大きな価値を持つと考えられた。今後も,草木染めの中でも,藍染めにしかない魅力や特性に着目した保育実践の意義について検討し,保育現場に発信していきたい。 |
| キーワード | 保育施設 5歳児学級 藍 染色 領域「環境」 |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2022-08-26 |
| 巻 | 180巻 |
| 開始ページ | 69 |
| 終了ページ | 80 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/63922 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Development of Discussion Instruction with Inevitable Use of ICT in Japanese Language Studies at High School: Setting up a “Non-private Relationship” Place Through Connections Between Different Schools |
| フルテキストURL | bgeou_180_039_047.pdf |
| 著者 | 池田 匡史| 三樹 亮太| 里村 啓| |
| 抄録 | 国語教育学研究における話し合い指導は,現実的な制約から教室内の関係の中で展開されるものにとどまっていた。その結果,公的な関係での話し合いの場が設定されにくい現状にあった。しかしながら,ICTの活用を通して学校間を繋ぐことによって,関係性の築き上げられていない関係での話し合いの場の設定が可能になる。そこで,ICTの活用による文字化資料の作成の効率化などの利点も取り入れながら,実際に県を跨いで高等学校間を接続し,話し合いを行うとともに,その話し合いの対象化を行う実践を開発,展開した。結果,学習者は学校間の接続に肯定的な評価を示すとともに,方法知の獲得の土台となるであろう認識を獲得したことを明らかにした。 |
| キーワード | 話し合い 文字化資料 学校間交流 ICTの活用 公的な関係性 |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2022-08-26 |
| 巻 | 180巻 |
| 開始ページ | 39 |
| 終了ページ | 47 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/63360 |
|---|---|
| フルテキストURL | biess_6_218_227.pdf |
| 著者 | 中山 芳一| 德留 宏紀| |
| 抄録 | 教科学習において生徒たちの非認知能力の向上を目的とした実践を行い、その形成過程の実証を試みた。本稿では理科教育実践に焦点を当てて、授業動画や選択式レベル別演習プリントによる個人の学習選択を基軸とした自立型学習に加えて子どもたちが教師役となることで他者との協働型学習も導入した学習形態で取り組んでいる。この学習形態は、生徒たちの非認知能力を向上させていくために必要となるメタ認知の促進が意図されている。そのため、毎時の授業では非認知能力の行動指標を基に、学びの行動レベルを自らで設定し学習を進めていくこととした。その際、学習時における動機づけ、向上させたい非認知能力に対する意識づけを行い、学習後のリフレクションを継続的に行った。この自立・協働型学習及び継続的なリフレクションによって生徒たちの非認知能力の向上が見られた。 |
| キーワード | 非認知能力 メタ認知 自立・協働型学習 リフレクション |
| 出版物タイトル | 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要 |
| 発行日 | 2021-12-30 |
| 巻 | 6巻 |
| 開始ページ | 218 |
| 終了ページ | 227 |
| ISSN | 2432-9665 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/63359 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Issues and improvements in new first-year students’ online classes under COVID-19 pandemic: A report on "Introduction to Okayama University", a university-wide guidance course |
| フルテキストURL | biess_6_206_217_v2.pdf |
| 著者 | 宇塚 万里子| 稲森 岳央| |
| 抄録 | 新型コロナウィルス感染症の影響を受け、新入生対象の必須科目「岡山大学入門講座」は、2020年度および2021年度ともにオンラインでの実施となった。本研究では、2020年度の経験から明らかになった課題をもとに、どのような改善策が効果的なのかを明らかにすることを試みた。学生側の主な課題は、①タイムマネジメントカの弱さ、②オンラインによる孤独感、③IT リテラシーの低さであった。これらに対応するため、2021年度は①週ごとに課題提出日を指定、②対面(ライブ)授業の導入、③より分かりやすいMoodleページの作成を行った。また、双方向感を強くするために、課題に対する早いフィードバック、学修が遅れている学生へのリマインド、素早い質間対応等を行った。その結果、授業評価アンケートの満足度が向上が見られた。 |
| キーワード | オンライン授業 学習態度 授業評価 満足度 学生支援 |
| 出版物タイトル | 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要 |
| 発行日 | 2021-12-30 |
| 巻 | 6巻 |
| 開始ページ | 206 |
| 終了ページ | 217 |
| ISSN | 2432-9665 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/63332 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | A Practice and Perspective of Student-Initiated Lectures by “Okayama University SDGs Ambassadors” |
| フルテキストURL | biess_6_087_100.pdf |
| 著者 | 吉川 幸| |
| 抄録 | 岡山大学では学生発案型授業を2003年度から実施している。本稿では、「岡山大学SDGsアンバサダー」発足後の2020年度に新たに取り組むこととなった学生発案型授業の実践について、開講の経緯、科目の概要、授業企画から実施までのプロセスを報告し、学生発案型授業の課題と展望について考察する。授業の発案者は「岡山大学SDGsアンバサダー」に登録した学生10名である。担当部署の職員の支援を受けて企画に着手し、教員を選定し、教員とともに授業企画を行った。本稿は、選定された教員の視点から学生発案型授業の実践状況を報告するものである。また、過去の学生発案型授業で指摘された課題の視点を継承し、学生発案型授業の認知促進のエ夫、発案者である学生と教員の役割分担、継続的な科目運営のためのエ夫について考察する。 |
| 出版物タイトル | 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要 |
| 発行日 | 2021-12-30 |
| 巻 | 6巻 |
| 開始ページ | 87 |
| 終了ページ | 100 |
| ISSN | 2432-9665 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/CTED/63322 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Research Trends and Issues Related to Prevention of Infectious Diseases in Early Childhood |
| フルテキストURL | cted_012_403.pdf |
| 著者 | 馬場 訓子| 梅本 菜央| 小林 優香| 横田 咲樹| 髙橋 敏之| |
| 抄録 | 本論は,幼児期の健康教育の中でも感染症予防に焦点を当て,近年の研究の動向について,「保育施設における取組みに関する研究」「幼児が実践する感染予防に関する研究」「感染症予防に関する保育者の意識に関する研究」「保育施設と関係機関との連携に関する研究」「保育者養成校における感染症予防教育に関する研究」に分類し考察したものである。幼児を対象とした感染症予防に関する研究成果は,小児保健分野における研究成果が多く,保育実践を対象とした研究は,手洗いに関する論考が散見されるものの,具体的な教育内容や指導法等の実践に直結した研究は未だ進んでいない。感染症対策が強く求められる中で,今後,保育現場の実情に即した様々な観点からの研究の推進が望まれる。 |
| キーワード | 幼児期(early childhood) 感染症予防(prevention of infectious diseases (PID)) 健康教育(heath education) 手洗い(handwashing) 保育(childcare) |
| 出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
| 発行日 | 2022-03-30 |
| 巻 | 12巻 |
| 開始ページ | 403 |
| 終了ページ | 416 |
| ISSN | 2186-1323 |
| 言語 | 日本語 |
| 著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/CTED/63319 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | A Study of Online Practice Teaching in a Japanese Teacher Training Course: Developing Pedagogical Knowledge and Competence Required in Japanese Teaching |
| フルテキストURL | cted_012_359.pdf |
| 著者 | 末繁 美和| |
| 抄録 | 本稿は,日本語教育副専攻コースにおいて,日本語教師に求められる資質・能力を養うことを目的とし行ったオンラインによる教育実習の実践報告である。オンライン実習において,1)実習生がどのような気づきや学びを得たか,2)問題点や改善すべき課題は何か,の2 点について考察するため,実習生の振り返りレポートをKJ 法を用いて分析した。その結果,①授業・教材作りに関する技術,②状況・相手に応じたやり取りの技術,③学習者の視点・背景の理解,④言語教育者としての態度,⑤精神面のセルフコントロールの5つのカテゴリーに関する気づき・学びならびに実施上の問題が観察されることが分かった。 |
| キーワード | 日本語教育副専攻コース(Japanese teacher training course) 教育実習(practice teaching) オンライン(online) 振り返りレポート(reflective reports) 気づきと学び(awareness and learning) |
| 出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
| 発行日 | 2022-03-30 |
| 巻 | 12巻 |
| 開始ページ | 359 |
| 終了ページ | 373 |
| ISSN | 2186-1323 |
| 言語 | 日本語 |
| 著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/CTED/63317 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Practical report of “Technical subject Teaching Methodology (Advanced I, Advanced II)” in Reiwa 3 |
| フルテキストURL | cted_012_329.pdf |
| 著者 | 小林 清太郎| 赤木 恭吾| |
| 抄録 | 「工業科教育法(応用Ⅰ,応用Ⅱ)」は令和3年度に初めて受講生があり,2名の教員で授業を行った。この授業では,学生に教科指導力を身に付けさせるとともに,幅広く工業に関する知識を養うことを目的としている。このため,「何ができるようになるのか」「何を学ぶのか」「どのように学ぶのか」「一人一人の発達をどのように支援するのか」「何が身に付いたのか」「実施するために何が必要か」の6つの観点で,授業をつくり上げる力の育成を目指した。実践報告を通じて成果と課題を明確にし,改善を図ることで来年度以降の授業の充実に繋げたい。 |
| キーワード | 何ができるようになるのか(What you will be able to do) 何を学ぶのか(what you will learn) どのように学ぶのか(how you will learn) 一人一人の発達をどのように支援するのか(how you will support the development of each student) 何が身に付いたのか(what you have learned) |
| 出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
| 発行日 | 2022-03-30 |
| 巻 | 12巻 |
| 開始ページ | 329 |
| 終了ページ | 341 |
| ISSN | 2186-1323 |
| 言語 | 日本語 |
| 著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/CTED/63316 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | The Specific Practice of School Based Curriculum Development - Organizational Practice of Japanese language learning through the Interpretation of the School Educational Aims - |
| フルテキストURL | cted_012_317.pdf |
| 著者 | 稲本 多加志| 宮本 浩治| |
| 抄録 | 本研究の目的は,学校カリキュラムの開発において,「目指す子ども像」の共有と,その姿の実現に向けた取り組みの具体的な展開,実践の詳細を検討することにある。具体的には,カリキュラム開発に携わるリーダーシップと意思決定のあり方,そしてそれが機能した(機能しつつある)開発の過程についての事例として,岡山大学教育学部附属小学校国語部の取り組みを検討した。検討を通じて明らかになったことは,「目指す子ども像」をもとに授業自体を解釈し直し,授業の意味を探ることを通じて,授業者自身にも「目指す子ども像」を具現化した授業がイメージできるようになり,学校全体を通じた組織的な取り組みとなる可能性があるということである。さらに,こうした取り組みを行う中で,実践的リーダーは,解釈のモデルを示したり,やりとりをする中で別の解釈を引き出したりすることや,解釈自体を修正したりすることが重要となることが明らかになった。 |
| キーワード | カリキュラム開発(Curriculum Development) 「目指す子ども像」の共有と解釈(Sharing and Interpreting the Appearance of Children Trying to Raise) リーダーシップ(Leadership) 組織開発(Organizational Development) |
| 出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
| 発行日 | 2022-03-30 |
| 巻 | 12巻 |
| 開始ページ | 317 |
| 終了ページ | 327 |
| ISSN | 2186-1323 |
| 言語 | 日本語 |
| 著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
| 論文のバージョン | publisher |