検索結果 250 件
JaLCDOI | 10.18926/15271 |
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タイトル(別表記) | Trends in quality of life of in-unit hemodialysis patients |
フルテキストURL | 009_1_015_021.pdf |
著者 | 小林 有| 林 優子| 金尾 直美| |
抄録 | 本研究の目的は,外来透析者の主観的な評価によりQOLを測定し,そのQOLの傾向を明らかにすることである。対象者は,名古屋・大阪・岡山・広島の4施設における外来透析者で,研究に同意を得られた341名とし,研究方法は,自己記入式質問紙法を用いた。測定用具は,Ferrans & PowersのQuality of Life Index (QLI)を翻訳して用い,データ分析はプロマックス法による因子分析を行なった。QLI項目を因子分析した結果,「社会・経済的な機能」「家族・他者からの支え」「心の安寧」「身体の健康」「医療と教育」の5因子が抽出された。そして,「家族・他者からの支え」および「医療と教育」はQLI得点が高く,「社会・経済的な機能」および「身体の健康」は低いことが明らかになった。従って,QOLを高めるためには,社会的側面や身体面をより重視して看護していくことが重要であると考えられた。 |
キーワード | 透析看護 (hemodialysis patient) QOL (quality of life) 満足度と重要度 (factor analysis) |
出版物タイトル | 岡山大学医療技術短期大学部紀要 |
発行日 | 1998-09-30 |
巻 | 9巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 15 |
終了ページ | 21 |
ISSN | 0917-4494 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307568 |
JaLCDOI | 10.18926/15270 |
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タイトル(別表記) | Relationships between the QOL components in kidney posttransplant recipients and their demographic characteristics |
フルテキストURL | 009_1_009_014.pdf |
著者 | 保科 英子| 林 優子| 中西 代志子| 金尾 直美| 渡邉 久美| |
抄録 | 本研究の目的は,レシピエントのQOL向上を目指した看護援助を行っていく上で,考慮すべきレシピエントの属性を明らかにすることである。腎移植を受けたレシピエント329名を対象に,QOL(Ferrans and PowersのQuality of Life Index-kidney transplant version)及びレシピエント属性を分析した。その結果,QOL構成要素別に見た考慮すべき属性は,①『社会・経済的な機能』,『家族の絆』,『情緒的な支え』,『安らぎと幸福』における年齢。②『社会・経済的な機能』,『家族の絆』,『情緒的な支え』,『安らぎと幸福』における婚姻状況。③『社会的・経済的な機能』,『身体の健康』における就労状況。④『情緒的な支え』における移植後年数。⑤『家族の絆』,『情緒的な支え』,『安らぎと幸福』における性別。⑥『安らぎと幸福』におけるドナー腎の種類であった。 |
キーワード | 腎移植 (kidney transplant) QOL構成要素 (QOL components) レシピエント属性 (recipient demographic characteristics) |
出版物タイトル | 岡山大学医療技術短期大学部紀要 |
発行日 | 1998-09-30 |
巻 | 9巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 9 |
終了ページ | 14 |
ISSN | 0917-4494 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307758 |
JaLCDOI | 10.18926/15265 |
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タイトル(別表記) | Reactions of pulmonary emphysema patients before and after VRS - Forcusing on the rehabilitation, activity, surgery - |
フルテキストURL | 008_2_157_164.pdf |
著者 | 加藤 晶子| 弓場 茂子| 藤井 玲子| 立神 聡子| 竹升 美紀| 高祖 奈穂| 林 優子| |
抄録 | 今まで内科的治療が主体であった肺気腫に対して,近年外科的治療(Volume Reduction Surgery 以後VRSと略す)が行われるようになった。VRSを受ける患者の看護では,手術前後において, リハビリテーション(以後リハビリと略す)や機能回復に向けてのケアが必要不可欠とされる。そこで,本研究は肺気腫患者の適切な看護援助を検討するために,手術前後に示す肺気腫患者のリハビリや活動に対する反応を明らかにすることを目的とした。対象者は当病棟に入院している肺気腫患者8名(VRS手術前8名,手術後はそのうちの6名である)で, リハビリ, 日常生活活動,呼吸,手術などについて,面接ならびに観察による調査を行った。分析の結果,手術前においてリハビリでは≪義務感≫,頑張って行えば呼吸が楽になるという≪期待感≫,≪サポート≫,≪不安≫が,活動では≪活動の制限≫,手術では呼吸が楽になるのではという≪期待感≫,≪おまかせ≫,≪いちかばちかの賭け≫,≪不安≫,≪回復に向けての欲求の高まり≫が明らかになった。手術後においてリハビリでは≪呼吸が楽になるための手段≫が, 日常生活活動では≪今の状態よりは良くなると いう期待感≫が,手術では≪達成感≫ と≪身体的苦痛≫が,将来については≪ささやかな欲求≫が明らかになった。 |
キーワード | 肺気腫患者 (pulmonary emphysema patients) VRS (volume reduction surgery) 手術前後の患者の反応 (reactions of pulmonary emphysema patients) |
出版物タイトル | 岡山大学医療技術短期大学部紀要 |
発行日 | 1998-01-31 |
巻 | 8巻 |
号 | 2号 |
開始ページ | 157 |
終了ページ | 164 |
ISSN | 0917-4494 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307886 |
JaLCDOI | 10.18926/15264 |
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タイトル(別表記) | Evaluation of adult nursing practices using self-assessment form - analysis in 3rd and 5th weeks of practice - |
フルテキストURL | 008_2_147_155.pdf |
著者 | 太田 にわ| 池田 敏子| 大井 伸子| 景山 甚郷| 金尾 直美| 小林 有| 林 優子| |
抄録 | この研究目的は,実習目標の達成度に対する学生の自己評価を明らかにすることである。調査対象は短大の看護学科3年生74名である。調査は自記式の調査票により成人看護実習の3週後と終了時の5週後に行った。この自己評価は実習目標11項目について5件法で行った。その結果,患者理解,患者指導,自己の内面の気づきなど目標は,3週後より5週間の実習によってより評価が高くなった。最も自己評価が低いのは社会資源の活用の理解であった。悪性の患者を受け持った学生の方は良性の患者の受け持ち学生より,人間としての態度や死生観などに関して5週後有意に高値であった。今後の課題は,限られた実習期間内で,学生個々の経験をどのように共有させるかや患者の福祉について理解を深めることである。 |
キーワード | 実習目標 (goal in practice) 自己評価 (self-assessment) 成人看護実習 (adult nursing practice) 看護学生 (nursing student) 実習期間 (period of practice) |
出版物タイトル | 岡山大学医療技術短期大学部紀要 |
発行日 | 1998-01-31 |
巻 | 8巻 |
号 | 2号 |
開始ページ | 147 |
終了ページ | 155 |
ISSN | 0917-4494 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307395 |
JaLCDOI | 10.18926/15263 |
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タイトル(別表記) | Pre-operative anxiety and nursing care - Through two students'case studies on surgical patients - |
フルテキストURL | 008_2_137_146.pdf |
著者 | 林 優子| 岡崎 恵| 角 公美子| 佐藤 美恵| |
抄録 | 手術前の看護は,患者が安全・安楽に手術を受けることができ,術後の回復過程がスムーズにいくように援助することである.その看護の一つとして術前不安の緩和に向けての援助がある。その人の不安レベルに応じた適切な看護援助を行うためには,患者の不安を正しくアセスメントすることが重要になる。看護学生にとって,患者の不安への理解は,臨床実習の場で,患者を観察したり,患者と向き合って話を交わしたり,ケアを行ったりする体験を通して培われていくものであると思われる。本論文では,2名の学生が行った術前不安に関する事例研究から,客観的に分析する方法を用いて患者を観察したり, 患者の話を聞いたり,看護行為を行うことによって,術前不安と看護援助の理解が深められることを論述した。 |
キーワード | CABGを受ける患者 (Coronary artery bypass grafting patient) 右肺下葉切除術を受ける患者 (Robectomy patient) 術前不安 (Pre-operative anxiety) 術前不安への看護援助 (Nursing care) |
出版物タイトル | 岡山大学医療技術短期大学部紀要 |
発行日 | 1998-01-31 |
巻 | 8巻 |
号 | 2号 |
開始ページ | 137 |
終了ページ | 146 |
ISSN | 0917-4494 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307809 |
JaLCDOI | 10.18926/15262 |
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タイトル(別表記) | Introduction of thickened food for patient with dysphagia after surgical treatment for tumor in oral cavity |
フルテキストURL | 008_2_131_136.pdf |
著者 | 森 繰代| 江口 智美| 清水 美恵| 井村 桂子| 森本 操| 近藤 益子| 太田 武夫| |
抄録 | 口腔腫瘍術後患者は,程度に差はあるが,嚥下・摂食障害をきたしやすい。その経口摂取開始初期の栄養について,患者が満足して,より快適に摂取でき,経口のみで栄養が満たされるような食事を工夫した。そのためには,食べやすさを増すためにトロメリンでとろみをつけ, また,食べ残しがないように患者の嗜好を取り入れた。そして,この嗜好を取り入れたとろみ食を, 口腔腫瘍術後患者一例に提供した。その結果, とろみ食は,食べやすく,全量摂取でき,良好な栄養状態を維持し,口内の移植皮弁へのトラブルもなく有効であるという結果が得られた。また,患者が意欲や自信を持つという精神面への効果も見られた。 |
キーワード | 口腔腫瘍 術後 (postoperative care) 摂食障害 (dysphagia) とろみ食 (thickened food) 栄養 (nutrition) |
出版物タイトル | 岡山大学医療技術短期大学部紀要 |
発行日 | 1998-01-31 |
巻 | 8巻 |
号 | 2号 |
開始ページ | 131 |
終了ページ | 136 |
ISSN | 0917-4494 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307675 |
JaLCDOI | 10.18926/15250 |
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タイトル(別表記) | Development of an aptitude scale for nursing students |
フルテキストURL | 009_2_065_074.pdf |
著者 | 池田 敏子| 近藤 勲| 田中 宏二| |
抄録 | 看護教育では,看護者として必要な知識,技術のみならず看護するのにふさわしい態度や姿勢等を育成することを重視している。このような看護者にふさわしい態度形成を援助する教育の成果を評価するために看護学生の適性に関する尺度開発を試みた。尺度に用いる項目は,看護者にふさわしい態度や性格特性及び適性等に関する過去の文献調査と筆者等の臨床看護及び看護教育の経験とで検討し決定した。最終的に絞り込んだ項目は,22項目であった。この項目の信頼性・妥当性を検証するために,医療技術短大の看護学生206人を対象に質問紙調査を実施した。信頼性については,76人を対象に再検査を実施し安定性を検討した。その結果,相関係数の一番低い項目は「研究心」「自制心」で,0.36であった。残りの項目は,相関係数0.40以上で,一番高い項目は「冷静」の0.71であった。内的整合性を示すCronbach's α信頼性係数は,全項目では0.83であった。因子分析の結果得られた5因子に基づく下位尺度のCronbach's α信頼性係数は,最も高いものは<リーダーシップ>0.80であり,最も低いものは<精神的成熟>0.56であった。構成概念の妥当性を検討するために因子分析をおこなった結果,5因子が抽出された。それぞれを<リ ーダーシップ><社会性><探求心><精神的成熟><忍耐>と命名し,下位尺度とした。 |
キーワード | 看護学生 (nursing students) 看護教育 (nursing education) 看護 (nursing) 適性 (aptitude) 尺度 (scale) |
出版物タイトル | 岡山大学医療技術短期大学部紀要 |
発行日 | 1999-02-26 |
巻 | 9巻 |
号 | 2号 |
開始ページ | 65 |
終了ページ | 74 |
ISSN | 0917-4494 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307951 |
JaLCDOI | 10.18926/15249 |
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タイトル(別表記) | Evaluation of the system of admitting students on the recommendation of their high school principals |
フルテキストURL | 009_2_059_064.pdf |
著者 | 景山 甚郷| 太田 武夫| 山田 一朗| |
抄録 | 岡山大学医療技術短期大学部看護学科では,平成5年度より定員の約20%を募集人員とした推薦入試制度を導入し,以来本年で3回卒業生を送りだしてきた。本学は来年度から保健学科として新入生を募集することになっており,推薦入学もとられる予定である。そこで,これを機会に推薦入学学生と一般入試による入学生との在学成績,学習態度等を比較検討し,推薦入試制度の有用性を検討した。推薦入学生の在学成績は一般入試による入学者の成績とほとんど差はないか,むしろよい傾向にある結果を得た。今回の検討結果は在学成績のみでしかも期間が3回しか卒業生を送りだしていない時点であることから推薦入学制度の有用性を結論づけるためには更に今後検討が必要である。 |
キーワード | 推薦入試 (recommendation-admission system) 成績 (record) 有用性 (usefulness) |
出版物タイトル | 岡山大学医療技術短期大学部紀要 |
発行日 | 1999-02-26 |
巻 | 9巻 |
号 | 2号 |
開始ページ | 59 |
終了ページ | 64 |
ISSN | 0917-4494 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307911 |
JaLCDOI | 10.18926/15248 |
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タイトル(別表記) | Analysis of six cases of renal transplant recipients havingcomplaints about transplanted kidney and medical care. |
フルテキストURL | 009_1_001_007.pdf |
著者 | 中西 代志子| 林 優子| 金尾 直美| 渡辺 久美| 保科 英子| |
抄録 | これまで、腎移植者のQOLの向上をめざした系統的アプローチを看護援助モデルを基に検討してきた。そして現在、腎移植者に対する効果的かつ具体的な看護介入について検討を進めている。本研究では、移植された腎臓と受けている医療に不満を抱く腎移植者6名の事例分析を基に、腎移植者への看護的関わりを検討した。その結果、この6名の移植者が抱く不満は、身体状態、責任を果す能力と周囲のサポート、自己実現と人生観、仕事と経済的自立、家族との関係の5つのカテゴリーに分類された。そして、6名に共通する不満は、身体状態の問題に起因した健康に対してであった。また、生体腎移植者はすべて家族に対する役割や他人に対する社会的役割の達成について不満を抱いていた。そして、男性の移植者は、周囲からのサポートに満足していなかった。これらのことは、腎移植者のQOL向上に向けた看護介入を具体化する上で最も考慮すべき要点であることが明らかとなった。 |
キーワード | QOL (quality of life) 腎移植者 (renal transplant recipient) 健康状態 (health) サポート (social support) 看護的アプローチ (nursing approach) |
出版物タイトル | 岡山大学医療技術短期大学部紀要 |
発行日 | 1998-09-30 |
巻 | 9巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 7 |
ISSN | 0917-4494 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307915 |
JaLCDOI | 10.18926/15246 |
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タイトル(別表記) | Survey on recipients expenses and degrees of satisfaction in the nursing insurance system |
フルテキストURL | 012_1_077_082.pdf |
著者 | 鎌田 佳代子| 武岡 千晴| 寺嶋 朋恵| 藤井 可奈子| 松下 英代| 矢野 美雪| 兵藤 好美| |
抄録 | 本研究は,介護保険法の利用者と家族の満足度や,介護保険法がどのように受け止めているのかを明らかにすることを目的とした。対象は,介護保険法の中で訪問看護を受けている利用者の家族の方(主に介護を担当されている方)95名で,郵送法により52名の回答を得た(回収率54.7%)。研究期間は,2000年7月から9月であり,アンケートは介護にかかる費用・介護サービスの2点に重点をおいて作成した。その結果,以下の実態を把握することができた。 1.介護保険法を利用するにあたり,介護サービスにおける費用の問題が多い。介護サービスの内容には満足していたが,介護サービスにかかる費用は高いと感じている。 2.介護者は,介護をしていて「利用者のこれからのことが心配である」,「自分の時間が持てない」と感じている人が多いことがわかった。 3.介護保険法や利用契約の手続きが複雑であるという意見が多かった。今後,介護保険法の利用に向けて,これらの問題点に対する解決への取り組みが必要であることが示唆された。 |
キーワード | 介護保険法 (nursing insurance law) 介護サービス (nursing service) 費用 (expenses) 負担 (burden) 満足感 (satisfaction) |
出版物タイトル | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
発行日 | 2001-12-25 |
巻 | 12巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 77 |
終了ページ | 82 |
ISSN | 1345-0948 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307867 |
JaLCDOI | 10.18926/15245 |
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タイトル(別表記) | Report on the international conference, "Improving Life through Health Promotion : Nurses Making a Difference" |
フルテキストURL | 012_1_071_076.pdf |
著者 | 樋口 まち子| |
抄録 | 1986年のオタワ宣言以来,ヘルスプロモーションは先進工業国を中心に健康づくりの柱として健康政策策定に大きな役割を果たしてきた。20世紀後半になるとアジア諸国を始めとする発展途上国でも人口の高齢化や慢性疾患の増加に対応するために,ヘルスプロモーションを視野に入れた健康政策が策定されるようになった。このような状況の中で,各国国民のヘルスプロモーションに対する看護職が担うべき役割が世界的に問われている。「ヘルスプロモーションを通した発展:看護者が重要な成果を生み出す」と題した国際会議がタイで開催され,共催校の一つであるミシガン大学看護学部の教授で,世界保健機関(WHO)とともに長年ヘルスプロモーションの研究に取り組んでいるベンダー教授の基調報告は,それに対する回答でもあった。すなわち,看護者は科学者として成長するために,国際的共同研究の蓄積に努め,文化的背景が異なる人々にヘルスプロモーションの介入計画・評価を発展的に進めていくことが重要である。 |
キーワード | ヘルスプロモーション (Health promotion) 看護の役割 (role of the nurse) 文化交流 (Cross-cultural exchange) 国際共同研究 (International research partnership) |
出版物タイトル | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
発行日 | 2001-12-25 |
巻 | 12巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 71 |
終了ページ | 76 |
ISSN | 1345-0948 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308016 |
JaLCDOI | 10.18926/15242 |
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タイトル(別表記) | Support team and its effects on house remodeling for aged and handicapped persons |
フルテキストURL | 012_1_045_052.pdf |
著者 | 本干尾 八州子| 田中 操子| 杉井 真澄| 福島 敏子| 田口 道子| 高見 京子| 中島 康子| 津島 裕子| 安本 勝博| 谷口 望| 太田 武夫| 岡野 初枝| |
抄録 | 地域で生活する高齢者・障害者にとって,住宅環境の整備は必須の要件である。津山市では在宅生活を支援する立場にある保健婦やホームヘルパー,作業療法士等保健・福祉関係者と,建築関係者が共同で支援チームをつくり住宅改造に関わってきた。本研究では,この支援チームが関わった事例と直接関わらないで当事者と業者のみで改造を実施した事例を比較し,支援チームが関わることの効果をみた。調査方法は,各事例の家庭を訪問して面接聞き取り調査を行った。調査内容は調査票を用いて改造箇所,生活空間,介護量,外出の状況について尋ねた。改造前後の変化を比較して,支援チームの効果について以下のことが明らかになった。 1.支援チームの関与による浴室の改造は,入浴が可能となり生活空間が広がるなど改善が認められた。 2.離床を目的にした玄関・廊下・居室の改造は,外出などの日常生活行動を広げ,本人のQOLを高めることに役立つ。以上より住宅の改造が,介護者の介護負担を必ずしも直接軽減するとは限らないが,高齢者・障害者の介護の質に変化を与えることが示唆された。 |
キーワード | 高齢者・障害者 (aged and handicapped person) 住宅改造 (house remodeling) 支援チーム (support team) |
出版物タイトル | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
発行日 | 2001-12-25 |
巻 | 12巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 45 |
終了ページ | 52 |
ISSN | 1345-0948 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307921 |
JaLCDOI | 10.18926/15241 |
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タイトル(別表記) | Investigation of Quality of Life in Kidney Transplant Recipients |
フルテキストURL | 012_1_037_044.pdf |
著者 | 林 優子| 中西 代志子| 渡邉 久美| 金尾 直美| 保科 英子| |
抄録 | 腎移植は,レシピエントのQOLを高めることで期待される治療法であるが,移植後の拒絶反応や合併症,あるいはそれらに伴う心理社会的問題などによって移植後のQOLに影響を及ぼす危険性を孕んでいる。本研究では,腎移植後レシピエントのQOL向上を目指した看護援助を検討するために,移植後のQOLに影響すると考えられる移植を受けた理由やそのときの気持ち,ローカスオブコントロールをとりあげた。本研究の目的は,そのようなレシピエントの背景がQOLとどのように関係しているのかを明らかにすることである。対象者は研究の同意を得た腎移植後のレシピエント119名であり,人生に対する感じ方,移植を受けた理由やそのときの気持ち,ローカスオブコントロール,QOLなどについて自己報告調査を行った。その結果,レシピエントは移植後に何らかの身体症状や合併症が生じていても,81%の者が人生を肯定的に感じていた。そして,生活を充実させたいとして移植を受けた者が,また,ローカスオブコントロールの内的統制傾向が強い者ほどQOLを高める傾向にあった。したがって,看護婦はQOLに影響を及ぼすレシピエントの背景を加味して,移植前から適切な看護援助を行う必要性が示唆された。 |
キーワード | 腎移植 (Kidney transplantation) 人生に対する感じ方 (How to feel own life) 移植を受けた理由 (Reason for undergoing transplantation) ローカスオブコントロール (Locus of control) QOL |
出版物タイトル | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
発行日 | 2001-12-25 |
巻 | 12巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 37 |
終了ページ | 44 |
ISSN | 1345-0948 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307735 |
JaLCDOI | 10.18926/15240 |
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タイトル(別表記) | Attempts to create the amenity from the nursing point of view - Through approach by using the wrapping skills - |
フルテキストURL | 012_1_027_036.pdf |
著者 | 小野 清美| 林 優子| 大井 伸子| 奥田 博之| 山岡 聖典| |
抄録 | 病院におけるアメニティの重要性は十数年前から言われているが,それは建物の建築の時だけでなく,その後療養の場所をどのように維持し,快適環境を患者にいつまでも提供していくかである。これまで日常の看護業務において掲示物やパンフレットの置き方,床頭台のあり方などは整理整頓の一環で病棟管理の中にあった。だが,もう一つの流れがある。ウイリアム・モリスは生活の中における芸術化を考え,生活用品そのものに美しきと手作りの良さがあることを提唱した。こうした生活デザインの流れの中で,本研究では本学科棟内において床頭台のディスプレイや掲示の仕方,パンフレットの置き方など,ラッピング技法を使用し,入院生活上のアメニティの創出を試みた。その後,ラッピング技法を用いたアメニティ創出の試みは患者の心を癒す可能性のあることを明らかにした。また,ラッピング技法使用上の留意点についても指摘した。 |
キーワード | アメニティ (amenity) ラッピング (wrapping skill) 入院生活 (life in hospital) 色彩 (color) 癒し (care healing) |
出版物タイトル | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
発行日 | 2001-12-25 |
巻 | 12巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 27 |
終了ページ | 36 |
ISSN | 1345-0948 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307793 |
JaLCDOI | 10.18926/15239 |
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タイトル(別表記) | The subjective lived experience that patients have with chronic renal disease |
フルテキストURL | 012_1_019_026.pdf |
著者 | 出射 史子| 加藤 久美子| |
抄録 | 本研究では慢性腎疾患を有する若い成人の内的経験世界を検討した。5名の患者が疾病に関してどのようなことを経験しているのかについて非組織的な深層面接を受けた。分析の結果,患者の内的経験世界は,(1)患者が経験している感情や思考,(2)疾病や自己についての解釈,(3)重要な他者への信頼,(4)自己の変化と発達(成長)という4つに特徴づけられることが明らかになった。しかるべき質の高い看護を提供するためには,看護者は,患者の内的経験世界を理解することが必要である。 |
キーワード | 慢性腎疾患 (Chronic renal disease) 青年後期 (Young adulthood) 主観的体験世界 (Subjective lived experience) 自己 (Self) 重要他者 (Significant others) |
出版物タイトル | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
発行日 | 2001-12-25 |
巻 | 12巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 19 |
終了ページ | 26 |
ISSN | 1345-0948 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307642 |
著者 | 合田 典子| 白井 喜代子| 岡崎 愉加| |
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発行日 | 2002-03-20 |
出版物タイトル | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
巻 | 12巻 |
号 | 2号 |
資料タイプ | その他 |
JaLCDOI | 10.18926/15232 |
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タイトル(別表記) | Investigation of collaboration among community-based medical facilities and patient support system in centralcommunity hospitals in Okayama |
フルテキストURL | 012_2_123_129.pdf |
著者 | 長宗 典代| 中西 代志子| 川田 智恵子| 太田 にわ| 林 優子| 安酸 史子| |
抄録 | 本研究の目的は, 1)県下中核病院の地域医療連携,患者支援活動の現状について面接調査を行い,その実態を明らかにすること, 2)その結果をもとに,今後の特定機能病院に求められる地域医療連携や患者支援のあり方を検討する上での参考にすること,の2点にあった。県下10か所の地域中核病院を対象に,地域医療連携業務やその他の患者支援活動に関する質問紙を作成し,面接調査を行った。その結果,医療連携部門の歴史や業務内容は様々であったが,どの病院も地域医療連携部門を設置することで,開業医との連携を強化し,紹介・逆紹介の円滑化を図ろうとしている状況がうかがえた。特に連携業務の中 でも,開業医からの紹介患者を病院にスムーズに受け入れる機能を重視している傾向が見られた。また,すべての対象病院が地域医療連携以外の患者支援活動を行う部門を有しており,医療相談や地域の医療保健施設との連携強化等の業務を主に行っていた。これらの調査結果をもとに,特定機能病院である大学病院に求められる地域医療連携・患者支援のあり方について考察した。 |
キーワード | 地域医療連携 (collaboration among community-based medical facilities) 患者支援システム (patient support system) |
出版物タイトル | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
発行日 | 2002-03-20 |
巻 | 12巻 |
号 | 2号 |
開始ページ | 123 |
終了ページ | 129 |
ISSN | 1345-0948 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307287 |
JaLCDOI | 10.18926/15226 |
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タイトル(別表記) | Practice on Management of Midwifery business by Okayama University School of Health Sciences Advanced Course of Midwifery |
フルテキストURL | 013_1_055_066.pdf |
著者 | 合田 典子| 松井 たみこ| |
キーワード | 助産業務 (management of Midwifery business) 助産師 (Midwife) 助産管理実習 (practice on management of Midwifery business) |
出版物タイトル | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
発行日 | 2002-12-25 |
巻 | 13巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 55 |
終了ページ | 66 |
ISSN | 1345-0948 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307923 |
JaLCDOI | 10.18926/15225 |
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タイトル(別表記) | Analysis of the accidents related to injection in the ICU at O university hospital |
フルテキストURL | 013_1_047_053.pdf |
著者 | 尾形 美代子| 佐々木 克枝| 足利 久美子| 森本 紗代| 渡邉 久美| |
抄録 | 本研究は,集中治療部(以下ICUとする)で発生しやすい注射事故の現状を把握し,今後の改善点を検討することを目的とした。O大学病院のICUにおいて1998年から2001年に提出された看護師の事故報告書を基礎資料とし,そのうち注射薬に関する事故報告103件を分析対象とした。報告書の内容から,①事故発生時の背景,②事故が患者へ与えた影響,③薬剤投与過程のどの段階における事故発生であったかについて分類,集計を行った。また,事故が患者へ与えた影響と,事故発生時の背景および薬剤投与過程との関連性について分析した。その結果,総事故件数のうち注射事故が56.3%を占め,月別では,5月, 4月,2月の順に多く,経験年数別では,ICU経験年数4年未満の看護師で事故発生率が高かった。患者影響レベルの高い事故は,人事異動月にICU経験年数4年未満で多かった。エラーマップでは,看護婦(時に医師)の実施,薬剤の投与量,指示速度に関するエラーが集中して多かった。 |
キーワード | 集中治療部 (Intensive care unit) 注射事故 (Injection accident) 事故報告書 (Accident report) |
出版物タイトル | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
発行日 | 2002-12-25 |
巻 | 13巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 47 |
終了ページ | 53 |
ISSN | 1345-0948 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307721 |
JaLCDOI | 10.18926/15223 |
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タイトル(別表記) | Recognition of the "team medical-care" in medical field. |
フルテキストURL | 013_1_025_036.pdf |
著者 | 三井 明美| 島田 明美| 谷口 直子| 中村 純子| 西川 絵里| 田中 大策| 森田 雄一| 凪 幸世| 長谷川 益美| 中桐 義忠| |
抄録 | チーム医療に対して高い関心が寄せられていることから,チーム医療として認識される具体的な事柄や各職種に対する認識,その利点や職種間の認識の違いなどを明らかにする目的で,岡山県内の病院の看護師,診療放射線技師,臨床検査技師,計652名に対してアンケート調査を行った。有効回答者数470名で,その内訳は看護師207名,診療放射線技師91名,臨床検査技師172名であった。結果はチーム医療と認識される具体的な事柄については,異業種間カンファレンスがチーム医療を促進する事柄として認識されているが,整備・実施されていないことがうかがえた。各職種に対する認識については,職種別・経験年数別にみても,医師,看護師,理学・作業療法士はチーム医療のメンバーとして認識されている割合が高かった。また,経験年数別では,10~14年の人までは統計上ややばらつきがみられるが,経験年数15年以上の人はあらゆる職種をチーム医療のメンバーであると考え,その重要性を認識していることがわかった。チーム医療の利点については,どの職種も共通して「患者中心の医療」と考えている割合が高かった。 |
キーワード | チーム医療 (team medical-care) アンケート調査 (questionnaire) カンファレンス (medical conference) |
出版物タイトル | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
発行日 | 2002-12-25 |
巻 | 13巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 25 |
終了ページ | 36 |
ISSN | 1345-0948 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307647 |