JaLCDOI 10.18926/bgeou/12806
タイトル(別表記) Integrated Activities of Art Making and Appreciation through Curation : Lessons in the Unit "Create Your Own Art Museum" in Junior High School
フルテキストURL 137_049_057.pdf
著者 赤木 里香子| 森 弥生|
抄録 対話型鑑賞を導入した授業によって「見る」経験を積み、美術作品に親しんできた岡山市内の公立中学校2年生を対象として、平成18年度に実施した美術家単元「国吉康雄 オリジナル美術館を創る」の実践について、報告と考察を行う。 本単元は、岡山県立美術館で開催された「国吉康雄」展での鑑賞体験を、表現活動と結び付けて展開したものである。立案と実施にあたっては、学習者の立場を「見る」側から「見せる」側へ転換させ、作品収集や研究活動から展示・教育普及活動に至るまでの美術館関係者の仕事、特に展示企画(キュレーション)をモデル化し、美術館(展覧会)を創るという表現の必然と価値を見出していくことを重視した。
キーワード 美術家教育 鑑賞と表現 キュレーション 中学校美術家 対話型鑑賞
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-02-25
137巻
1号
開始ページ 49
終了ページ 57
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304794
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12805
タイトル(別表記) The Teaching System of Chinese Instrument "erhu" to Beginners in Japan
フルテキストURL 137_039_048.pdf
著者 山本 宏子| 劉 飛|
抄録 本論は、中国の民族楽器である二胡(アルフィー、にこ)を、日本という異文化のなかで、効果的に教える教授方法を構築するための基礎研究である。日本と中国では、初心者の状況が異なる。そのために、中国での教育方法では、日本の学習者には適していないので、日本の初心者のための独自の教授方法が必要であるということがわかった。二胡の歴史、二胡の構造的特徴、二胡の演奏方法などの基礎データを収集し、中国の模倣を中心とした教授方法とは異なる、理論的な解説を中心とした日本人向けの教授方法を確立した。
キーワード 中国 二胡 生涯教育 調弦 演奏
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-02-25
137巻
1号
開始ページ 39
終了ページ 48
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304910
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12804
タイトル(別表記) Pevision of the Physics Curriculum in Hauptschule(Lower Secondary School) of Austria
フルテキストURL 137_029_038.pdf
著者 田中 賢二|
抄録 オーストリアの前期中等教育段階における物理カリキュラムの改訂の現状を,ハウプトシューレにおける物理の新旧学習指導要領などから,明らかにした。かつてのいわば「化学を含む物理」から化学の分離による普通教育中等学校下級段階との違いの解消と第 2 (通算呼称 6)学年における週授業時間数 2から 1への減少とが大きな変化であった。学習目標,内杏,内容の取扱いの指示における変化からは,ハウプトシューレにおける物理カリキュラムの今回の改訂が,一方で,コアの明確化と集中,他方で,学校・教員の自由裁量の拡大という方針に従ったことが,窺い知れた。
キーワード オーストリア ハウプトシューレ 物理カリキュラム 学習指導要領 改訂
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-02-25
137巻
1号
開始ページ 29
終了ページ 38
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304871
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12803
タイトル(別表記) The Daily Life and Life History of Elderly Women in Glen Eira City, Melbourne--PartIV
フルテキストURL 137_012_027.pdf
著者 野邊 政雄|
抄録 メルボルンのグレン・アイラ市に住む 7人の高齢女性に,①日常生活,②ライフヒストリー、③何に幸福を感じるのかの3点に関して聞き取り調査を2005年9月におこなった。本稿では7人の語りを提示し、それに考察を加えた。
キーワード 高齢女性 メルボルン パーソナル・ネットワーク 主観的幸福感 ライフヒストリー
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-02-25
137巻
1号
開始ページ 13
終了ページ 27
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304772
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12776
タイトル(別表記) An Analysis and Some Considerations of Empirical Lessons in the Unit "Forest, Atmosphere and Life" in Social Studies Education (3): An Analysis and Some Considerations of Learners' Compositions.
著者 髙山 芳冶| 古賀 一夫|
抄録 本研究は,開発した単元「森林と大気と生活」の学習書に基づいて実施した実験授業の結果を分析,考察したものである。実験授業の結果,問題集,作文,推せん課題レポート,プリテスト・ポストテスト等のデータを得ることができた。これらのデータを分析・考察することによって,開発した学習書が個別学習用教材として適切であったか,どのような社会認識を形成したか,実験授業によって社会認識がどのように変化したか,その理由はなにかなどを明らかにすることを目的としている。本稿では,作文の分析と考察を行い,実験授業による認識,価値観の変容などを明らかにした。
キーワード 実験授業 作文 社会認識の深化と拡大 価値観
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-02-25
137巻
1号
開始ページ 1
終了ページ 11
ISSN 0471-4008
関連URL http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10996/
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 40015946156
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12277
タイトル(別表記) The Historic Study of the Japanese Adjective of Emotions about "Netashi"
フルテキストURL 136_201_209.pdf
著者 陳 崗| 吉田 則夫|
抄録 平安時代の「ねたし」は、本来の「相手の仕打ちや行為、あるいは、相手の優れた様子に対して、自分の負け(相手の優越)を悟った時の痛切な怒りに似た心的状態」という意味とともに、平安中期頃に自分自身の失敗に対しても用いられるようになり、さらに、平安中期末から平安後期初頭には、連体修飾語として「ねたしと思われるくらい素晴らしい」という意味で用いられるようになるなど、次第にその意味を広げていった。中世に入ると、平安時代にあった意味を狭めながらも、一方では、相手の恵まれた状態にあこがれるようなニュアンスを持つようになる。また、「ねたまし」という語形も出現し始める。
キーワード 心情形容詞 ねたし ねたまし 意味変化
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 1
終了ページ 9
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304880
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12276
タイトル(別表記) Terms of Abuse in Richardson's Pamela: With Special Reference to Figurative Expressions
フルテキストURL 136_073_084.pdf
著者 脇本 恭子|
抄録 As examined in our previous papers, Richardson's Pamela contains a rich variety of expressions, whether endearing or depreciatory, which are applied to male/female characters in the novel. In succession to Wakimoto(2007c), the present paper continues to examine the terms of abuse found in Pamela. This time, our focus of discussion is on the terms used allusively or figuratively. In figurative language, a referent is substituted by another word or phrase which embodies, in a more effective way, the central features of the referent. It appears quite likely, therefore, that most, if not all, of those which are represented by such rhetorical devices as 'metaphor' or 'metonymy' give more vivid and clearer impressions. Our purpose here in this paper is twofold: first to classify some remarkable of examples of symbolic words in Pamela, and then to make a rough comparison with Fielding's two parodies of it.
キーワード Pamela 喩え 悪態語 旧約聖書 臨時語
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 73
終了ページ 84
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304853
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12275
タイトル(別表記) The Effects of Vocational Motives and Generalized Self-Efficacy on Willingness to Get a Job in Undergraduate Students
フルテキストURL 136_145_151.pdf
著者 古市 裕一|
抄録 職業あるいは職業生活への積極的な態度、すなわち職業志向傾向とこれに影響する要因について検討するため、大学生男女367名を対象に調査を行った。調査内容は、職業志向傾向、就業動機、一般的自己効力感の3種である。収集したデータをもとに、男女別に、「自己効力感→就業動機→職業志向傾向」を仮説的モデルとしてパス解析を行った。その結果、男子の場合、自己効力感のうちの積極性、就業動機のうちの自己実現志向の2つ、女子の場合、就業動機の自己実現志向、上昇志向、労働条件志向の3つにおいて、職業志向傾向への有意な影響性が確認された。
キーワード 職業志向傾向 就業動機 自己効力感 大学生
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 145
終了ページ 151
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304797
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12274
タイトル(別表記) Philosophical Research on Literacy in Paulo Freire's Educational Theory : An Analysis of
フルテキストURL 136_135_144.pdf
著者 原 安利| 森川 直|
抄録 本論文は、ブラジルの教育学者パウロ・フレイレの著書『自由のための文化行動』に収められている論文「文化行動としての成人識字過程」から、フレイレの教育を原理的観点から考察したものである。この論文において、フレイレが識字教育を実施していたときに一般に流布していた教材としての入門書および、その入門書を使った教育方法を批判的に考察し、それを通して明らかにされるフレイレの識字教育における教育原理について探求を試みた。それによって、一般的に流布していた識字の入門書および教育方法は、フレイレによって記憶行為として捉えられ、文化行動とならないことが確認された。また、フレイレが提唱する識字の方法については、従来の識字の方法との対比で知る行為(認識行為)として捉え、識字を通して現実を分析し、その分析を通して現実を告発し、現実を変革するという文化行動に結びついていることを明らかにした。
キーワード パウロ・フレイレ 識字教育 文化行動 社会構造 『自由のための文化行動』
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 135
終了ページ 144
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304786
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12273
タイトル(別表記) The Maintenance and Preservation of Houses in the Traditional Residential Areas (Part2) -The Current Status of the Maintenance and Preservation of Rooftops and Exterior-
フルテキストURL 136_063_071.pdf
著者 冨士田 亮子| 土居 亮子|
抄録 The following facts were revealed after interviewing the previous households on the awareness and current status of the maintenance and preservation of their residential exterior such as rooftops and outer walls. (1)By cleaning the outer walls or gutters, residents were able to become aware of any external deterioration or damage at an early stage. (2)Each household has their own trustworthy roof-repairer or carpenter serving them generation after generation, who will look after their residences and immediately repair any small damages. (3)The project to preserve groups of significant traditional constructions is effective in economically supporting the maintenance of such residences and also arousing the awareness in that respect. (4)Residents have the desire to continue living in such residences for a long period of time, and thus are concerned about its maintenance and preservation.
キーワード 住宅の維持管理 屋根・外壁の損傷 居住者管理 木造戸建住宅
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 63
終了ページ 71
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304782
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12272
タイトル(別表記) The Learning and Educational Thought for the Daily Use of the People's Livelihood by Kaibara Ekiken (1)
フルテキストURL 136_123_134.pdf
著者 山中 芳和|
抄録 本研究は、わが国の近世において教育を人間に必須の営みとして把握するとともに、教える側の視点から、教育のあり方についての見解を具体的に展開した貝原益軒の学問と教育論の特質を、民生日用との関連において明らかにすることを目的とする。本稿ではまず初めに、益軒の教育論が展開される時代背景の特質を考察し、益軒が太平の世を肯定的にとらえる一方、世の変化と行く末をも見据えながら、人々の安定した生き方を模索したことを指摘した。次いで益軒の学問について、「格物窮理の工夫と有用の学」の視点からその特質を考察し、益軒においては実学の内実が、広く世に益となるという観点からとらえられた事により、多様な教訓本をはじめとする著作が生み出されるにいたる事情を明らかにした。
キーワード 貝原益軒 学問と教育論 太平の世 安楽 格物窮理 有用の学 民生日用
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 123
終了ページ 134
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304843
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12271
タイトル(別表記) The Development of the Social Studies Lesson Plan Focusing on Understanding Public Welfare: A Case of a Tentative Lesson Plan "What is Public Welfare?"
フルテキストURL 136_053_062.pdf
著者 桑原 敏典| 佐藤 育美|
抄録 本研究は、生徒に公共性を個人の判断や意思決定を上から制限するものと捉えさせるのではなく、国民自身が作り出し下から権力に対して突きつける社会の原則として捉えなおさせる社会科公民の授業開発を目指したものである。公共性を問い直すにあたっては、日本国憲法に規定されている公共の福祉を取り上げ、公共の福祉の解釈の検討をさせ、それを基本的人権を行使するうえでの心得ではなく、基本的人権を制限するための普遍的原則と捉えなおさせる展開を構想した。公共性を考えるための具体的な社会的事情としては、ハンセン病問題を取り上げた。ハンセン病問題は、日本社会に長く根付いていた差別意識の問題と考えられているが、戦後に関していえば、その差別を維持・助長し続けたのは、公共の福祉を理由に隔離政策を推進したらしい予防法の存在である。開発した小単元は、らい予防法は廃止された理由を考えさせることによって、生徒に公共の福祉について再考させるものとなっている。
キーワード 社会科教育 公民教育 公共性 公共の福祉
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 53
終了ページ 62
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304873
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12270
タイトル(別表記) Essai sur la Reforme de la Formation des Instituteurs en la Troisieme Republique (3)
フルテキストURL 136_111_121.pdf
著者 尾上 雅信|
抄録 本稿では、1879年師範学校設置法の成立過程について、下院における第二回および最終審議の概要とそこにみられる論議の特徴について考察した。この審議過程では、改革立案・推進主体およびそれに対する反論主体双方ともに、教員の世俗化、より正確には教員資格の世俗化をめぐって論議を展開したこと、したがって本法案の主要目的がそこに置かれていた点をあきらかにした。また、法案報告者ポール・ベールによって、師範学校による教員養成の特色として、教授法―「教える」方法に関する教育の存在が強調されたことをあきらかにしたことで、この時点における改革立案主体にとって、この教授法の教育とそれをとおしての教授方法の習得・向上という点が、新たな、すなわち世俗的な教員に必要な「資質(qualite)」の内実として認識・強調されていたことを指摘した。本法案は第1条の一部修正―二つの県による師範学校の共同設置を許容する条項の追加―された上で可決され、上院におくられたのであった。
キーワード 第三共和制 師範学校 教員養成 ポール・ベール ジュール・フェリー
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 111
終了ページ 121
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304914
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12269
タイトル(別表記) Swift in Kilroot
フルテキストURL 136_043_052.pdf
著者 岸本 広司|
抄録 サー・ウィリアム・テンプルの秘書を務めていたジョナサン・スウィフト(Jonathan Swift,1667-1745)は、僧職に就くために、テンプルの反対を押し切ってアイルランドに向かい1695年にキルルートの教区牧師となった。キルルートでの生活はわずか1年あまりであったが、聖職者としてのその後の人生を考えると、アイルランド教会の1教区であるキルルートの受禄僧として出発したことは重要である。本稿は、キルルートの受禄僧となった経緯、アイルランド教会の組織、キルルートでの暮らしやヴァリーナとの出会い等を考察した。
キーワード ジョナサン・スウィフト アイルランド教会 キルルート ヴァリーナ
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 43
終了ページ 52
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304789
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12268
タイトル(別表記) The Daily Life and Life History of Elderly Women in Glen Eira City, Melbourne--PartⅢ
フルテキストURL 136_027_041.pdf
著者 野邊 政雄|
抄録 メルボルンのグレン・アイラ市に住む6人の高齢女性に、①日常生活、②ライフヒストリー、③何に幸福感を感じるかの3点に関して聞き取り調査を2005年9月におこなった。本稿では6人の語りを提示し、それに考察を加えた。
キーワード 高齢女性 メルボルン パーソナル・ネットワーク 主観的幸福感 ライフヒストリー
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 27
終了ページ 41
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304781
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12267
タイトル(別表記) A Study on the Construction of Theories of Frameworks for Early Childhood Care and Education
フルテキストURL 136_103_110.pdf
著者 横松 友義| 浅野 泰昌| 近行 あさみ| 姚 金桩|
抄録 今日の環境を通しての教育において、保育全体を構造化しようとする保育構造論は、保育全体の中で今の実践がどう位置づくのかを理解する上で活かされると考えられる。この観点に立って保育構造論を構築しようとするとき、例外があることや作り直すものであることを前提にし、保育者の受けとめ方も考慮する必要がある。これらの点を踏まえた上で、保育実践構造論と保育内容構造論とに場合分けして活かし方について考察した上で、それぞれの構築を進めていく必要があろう。特に、保育内容構造論については、カリキュラム等と共に、基本的な考え方として頭に入れておけば、保育者が豊かな指導をより確実に実現できるものを構築する必要がある。また、それを活用する保育者も、保育に関する知識と共に、人間として望ましい文化とか人の育ちの過程とかに関する知識を積み重ねていく必要があろう。
キーワード 保育構造論 批判の分析と検討 保育実践構造論 保育内容構造論 論構築
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 103
終了ページ 110
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304813
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12266
タイトル(別表記) A View of Child-care to Ensure Infant's Learning in Activities
フルテキストURL 136_093_102.pdf
著者 井戸 和秀| 門松 良子|
抄録 保育実践には、しっかりした子ども観や保育観が保育者に求められる。しかし、実際の保育では、子ども観や保育観に問題のある実践が見られる。最近、幼小連携が推進されている中で、遊びにおける学びを確かなものにすることが求められている。実際の保育では、子どもの活動を重視して、学びの内容を重視しないことが多い。そこで本論文では、学びの内容を追究することによって、社会性、認識力、科学知識などが、体験を通して子どもに学ばれていることを明らかにした。そうすることで、保育者は子どもの遊びにおける学びを的確に見取ることができることを提起した。
キーワード 保育実践 遊びにおける学び 保育観 子ども観
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 93
終了ページ 102
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304900
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12265
タイトル(別表記) The Formation and the Background of "Atarashii Tsuzurikata-Kyoshitsu" by Ichitaro Kokubun
フルテキストURL 136_019_026.pdf
著者 菅原 稔|
抄録 わが国における作文・綴り方教育は、戦前に、芦田恵之助の随意選題の提唱や鈴木三重吉による「赤い鳥」の刊行等によって飛躍的に発展し、やがて生活綴り方の実践・理論によって、一つの頂点を迎えた。しかし、その後、いわゆる「生活綴り方事件」等によって、その活動は、徐々に衰退して行った。このような戦前の作文・綴り方教育は、戦後、一方で、新たな経験主義の立場に立つものとして、また一方で、戦前の成果を継承し発展させるものとして、復興・興隆した。本稿では、上のような、戦後の作文・綴り方教育に復興・興隆の契機の一つとなった国分一太郎の『新しい綴方教室』を取り上げ、その成立の背景を考察するとともに、同書が戦後の作文・綴り方教室の歴史の中で果たした位置・意義・役割等を考察する。
キーワード 戦後 作文・綴り方 生活綴り方 国分一太郎 『新しい綴方教室』
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 19
終了ページ 26
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304802
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12264
タイトル(別表記) Effects of Inter-subgroup Objective Conflict of Interests on the Use of Political Tactics in Group Decision Making
フルテキストURL 136_013_018.pdf
著者 淵上 克義| 迫田 裕子|
抄録 本研究は、集団意思決定場面において、集団内に互いに排他的な目標をもつ下位集団間の葛藤(目標葛藤)が、成員同士の政治的影響戦術の行使にいかなる影響を及ぼすかについて検討を行った。その結果、全員が情報を交換し合って最終的な意思決定を行う場面では、内下位集団の中でのみ知りえる情報(非共有情報)について、成員は自分たちにとって都合の悪い情報を伝えないという情報の選別や、ニュートラル情報のポジティブ化、ネガティブ化といった情報の解釈・加工を行うなど、政治的影響戦術の実態が明らかになった。また、そのような情報の選別や解釈・加工は、意思決定を行うための正式な話し合いの前に、内集団のメンバーの間の話し合いの中で伝達、共有されていた。本研究の結果より、事前の内下位集団での話し合いから、意思決定のための正式な話し合い、最終的な意思決定までの政治的影響戦術の行使プロセスが明らかになった。
キーワード 政治的影響戦術 集団意思決定 情報の加工 情報の解釈 目標葛藤
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 13
終了ページ 18
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304779
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12262
タイトル(別表記) Effects of Coaching Leader Behavior on Followers' Evaluation
フルテキストURL 136_001_011.pdf
著者 鎌田 雅史| 淵上 克義|
抄録 リーダーが、フォロワーひとりひとりの自己実現や、成長発達をサポートし、自主的・自律的な行動を促す働きかけであるコーチングリーダーシップは、今日の産業組織におけるリーダーシップ実践の中で非常に注目をうけている。本稿の目的は、これら実践的場面から見出されてきたコーチングリーダーシップを学術的リーダーシップ研究の中で位置づけていくことである。前半部では、主に欧米で実施されてきた学術的諸研究を概観し、コーチングリーダーシップの定義、リーダーシップ理論との関連、今後の研究課題について検討する。後半部では、概念的に類似しているM型リーダーシップ行動とコーチングリーダーシップとの概念的差異を実験的に検討し、コーチングリーダーシップが有効に機能する課題状況および、コーチングリーダーシップがが好意的に解釈されるためのフォロワーの認知特性について明らかにする。
キーワード コーチングリーダーシップ 行動アプローチ 関係志向行動 M型リーダーシップ
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 1
終了ページ 11
ISSN 0471-4008
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304870