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検索結果 18857 件

JaLCDOI 10.18926/68541
タイトル(別表記) Regional Response to Securing Transportation through Mutual Assistance ―A Case Study of Okayama Prefecture―
フルテキストURL hss_059_065.pdf
著者 片岡 克巳|
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2025-03-28
59巻
開始ページ 65
終了ページ 81
ISSN 1881-1671
言語 日本語
著作権者 Copyright (c) 2025 岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/68539
タイトル(別表記) A Study on the Relationship between Kazuo Inamori's Philosophy, the Teachings of Nanshu Saigo, and the Iroha Poem by Prince Jisshin
フルテキストURL hss_059_025.pdf
著者 町田 尚史|
抄録  一代で京セラやKDDIの前身となる第二電電(DDI)を創業し、合計数兆円企業に育て、倒産した日本航空(JAL)を3年で再建し、再上場に導いた稀代の経営者稲盛和夫は、アメーバ経営という独自の経営手法だけでなく、理念経営により数万人を導いてきた。中小企業の一経営者が経営の中から導き出した人生成功の処世術のルーツは何処にあるのか。生まれ育った薩摩の基礎となる郷中(ごじゅう)教育とは何か、などについて経営学の観点から関心が湧く。
 稲盛和夫が京セラ創業以降に出会い、自ら経営理念の基礎とした地元の偉人である西郷隆盛の言行録である西郷南洲翁遺訓及び16世紀に薩摩や日向など南九州を統一した島津家第15代領主島津貴久公の実父島津忠良(日新)が残した、島津日新公いろは歌とどのように連関があるのか。そもそも薩摩生まれの3名の思想にどのような連関があるのか、についても関心が湧く。この研究では、質的研究法であるグラウンデッド・セオリー・アプローチを援用して、稲盛和夫のフィロソフィーと西郷南洲翁遺訓及び日新公いろは歌の連関について分析した。結果的に3つの概念は400年の時代を超えて、連関していることが分析により明らかになった。特に稲盛和夫のフィロソフィーが稲盛和夫が敬愛する西郷隆盛の言行録である西郷南洲翁遺訓に正の影響を受けているだけでなく、薩摩での教育を背景に、400年前に遡る日新公いろは歌からも正の影響を受けていることが明らかになった。400年に渡り薩摩の人々が受け継いできた理念には、時代を超えても人が生きていく中で基礎とすべき、もしくは人生で重要なコアな思想・資質とすべき概念があると考えられる。
キーワード 稲盛和夫 (Kazuo Inamori) フィロソフィー (philosophy) 西郷隆盛 (Takamori Saigo) 西郷南洲翁遺訓 (the teachings of Nanshu Saigo) 島津忠良(日新) (Tadayoshi Shimazu (Nissin)) 日新公いろは歌 (Nisshin Iroha Uta) グラウンデッド・セオリー・アプローチ (grounded theory approach)
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2025-03-28
59巻
開始ページ 25
終了ページ 44
ISSN 1881-1671
言語 日本語
著作権者 Copyright (c) 2025 岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン publisher
フルテキストURL fulltext.pdf
著者 Li, Yajun| Hashimoto, Yusuke| Kataoka, Noriyuki| Sun, Zexu| Kawamura, Sota| Tomita, Hiroto| Setoguchi, Taro| Takeuchi, Soichiro| Koga, Shunjo| Yamagami, Kohei| Kotani, Yoshinori| Demura, Satoshi| Noguchi, Kanako| Sakata, Hideaki| Matsushita, Tomohiro| Wakita, Takanori| Muraoka, Yuji| Yokoya, Takayoshi|
発行日 2025-03-11
出版物タイトル Scientific Reports
15巻
1号
出版者 Nature Portfolio
開始ページ 8366
ISSN 2045-2322
資料タイプ 学術雑誌論文
言語 英語
OAI-PMH Set 岡山大学
著作権者 © The Author(s) 2025
論文のバージョン publisher
PubMed ID 40069193
DOI 10.1038/s41598-025-86233-2
Web of Science KeyUT 001448293100001
関連URL isVersionOf https://doi.org/10.1038/s41598-025-86233-2
フルテキストURL fulltext.pdf
著者 Wen, Hao| Sada, Nagisa| Inoue, Tsuyoshi|
キーワード epilepsy ketone body ketogenic diet hippocampus slice physiology patch-clamp recording
発行日 2025-03-05
出版物タイトル Frontiers in Cellular Neuroscience
19巻
出版者 Frontiers Media
開始ページ 1551700
ISSN 1662-5102
資料タイプ 学術雑誌論文
言語 英語
OAI-PMH Set 岡山大学
著作権者 © 2025 Wen, Sada and Inoue.
論文のバージョン publisher
DOI 10.3389/fncel.2025.1551700
Web of Science KeyUT 001448526000001
関連URL isVersionOf https://doi.org/10.3389/fncel.2025.1551700
JaLCDOI 10.18926/bgeou/68527
タイトル(別表記) Basic Characteristics of Personal Networks of Elderly Women in a Small Japanese City
フルテキストURL bgeou_121_207_214.pdf
著者 野邊 政雄|
抄録  メルボルンに住むオーストラリア人の家庭でホームステイをおこない,その家族生活や交際を参与観察した。そして,次の2点を明らかにした。①メルボルンでは,大人は1台ずつ車を持つことが一般的になってきた。外出にはたいてい車を使い,近所を歩くことが少なくなったから,近所の人々と知り合いになりにくくなった。そこで,近隣関係や近隣交際が乏しくなり,近所の人々と助けあうこともあまりなくなった。②車を使って外出をするので,自由に行き来できる地理的範囲が広くなった。そのため,住民は広範囲に住む多くの人々の中から,気心があったり,利害や関心を共有する相手を自由に選んで友人関係を取り結び,そうした友人と交遊をしたり,生活の助け合いをおこなっている。
キーワード メルボルン 参与観察 パーソナル・ネットワーク ソーシャル・サポート
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2002-11-15
121巻
開始ページ 207
終了ページ 214
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/68526
タイトル(別表記) A Trend Analysis of Migration in a Small Local Japanese City
フルテキストURL bgeou_123_219_227.pdf
著者 野邊 政雄|
抄録  高梁市は,岡山県の中西部に位置する地方小都市である。本稿では,1965年,1975年,1985年,1995年,2000年における,高梁市の人口の地理的移動に関するデータを検討しその趨勢を明らかにした。
キーワード 地理的移動 転入・転出 純移動数 地方小都市
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2003-07-10
123巻
開始ページ 219
終了ページ 227
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
タイトル(別表記) A case in which the decision on remuneration for Auditor by Representative Director was deemed to be valid due to the consent of all shareholders.
フルテキストURL olj_74_3-4_264_253.pdf
著者 鈴木 隆元|
出版物タイトル 岡山大學法學會雜誌
発行日 2025-03-24
74巻
3-4号
開始ページ 264
終了ページ 253
ISSN 0386-3050
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/68512
タイトル(別表記) A Trend Analysis of Migration in Okayama City, Japan
フルテキストURL bgeou_124_113_121.pdf
著者 野邊 政雄|
抄録  岡山市は,人口約63万人の地方中核都市である。本稿では,1965年,1975年,1985年,1995年,2000年における,岡山市のデータを検討し,人口の地理的移動の趨勢を明らかにした。さらに,岡山県の地方小都市である高梁市の地理的移動と比較をおこなった。
キーワード 地理的移動 転入・転出 純移動数 岡山市
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2003-11-15
124巻
開始ページ 113
終了ページ 121
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/68511
タイトル(別表記) A Research Note on Aged Care Services in Melbourne
フルテキストURL bgeou_125_107_110.pdf
著者 野邊 政雄|
抄録  筆者はメルボルン大都市圏にあるホワイトホース市で市役所の福祉担当者や教会が運営するナーシング・ホームを訪問し,高齢者へのケア・サービスや介護サービスに関しての聞き取り調査や資料収集をおこなった。本稿では,その聞き取り調査や収集した資料にもとづいて,同市におけるケア・サービスと介護サービスの現状を紹介した。
キーワード キメルボルン 高齢者 ケア・サービス 介護サービス
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2004-03-10
125巻
開始ページ 107
終了ページ 110
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
著者 Ninomiya, Toshifumi| Kemmotsu, Naoya| Mukohara, Fumiaki| Magari, Masaki| Miyamoto, Ai| Ueda, Youki| Ishino, Takamasa| Nagasaki, Joji| Fujiwara, Tomohiro| Yamamoto, Hidetaka| Hayashi, Hidetoshi| Tachibana, Kota| Ishida, Joji| Otani, Yoshihiro| Tanaka, Shota| Toyooka, Shinichi| Okamoto, Isamu| Togashi, Yosuke|
備考 This is an Accepted Manuscript of an article published by American Association for Cancer Research (AACR).| This fulltext file will be available in Mar. 2026.|
発行日 2025-03-14
出版物タイトル Cancer Research
85巻
6号
出版者 American Association for Cancer Research (AACR)
開始ページ 1082
終了ページ 1096
ISSN 0008-5472
NCID AA00598557
資料タイプ 学術雑誌論文
言語 英語
OAI-PMH Set 岡山大学
著作権者 ©2025 American Association for Cancer Research
論文のバージョン author
PubMed ID 39804971
DOI 10.1158/0008-5472.can-24-2274
Web of Science KeyUT 001444866400013
関連URL isVersionOf https://doi.org/10.1158/0008-5472.can-24-2274
JaLCDOI 10.18926/CTED/68504
タイトル(別表記) Proposals for Supporting Children’s Adaptation in School Mergers and Closures
フルテキストURL cted_015_357.pdf
著者 池田 祐加| 伊住 継行|
抄録 本研究の目的は,学校統廃合に係る文献検索および実態調査を通して,学校統廃合という環境移行が児童に与える影響について検討し,学校統廃合がもたらす環境移行に対する児童の適応支援策について提言することである。まず,学校統廃合に係る文献検索を行った結果,学校統廃合の経験が児童生徒のその後の人間関係形成やストレス反応の増加に影響を与えている可能性が示された。しかし,学校統廃合が児童に与える影響に関する研究は非常に少なく,統廃合の経験が児童に与える心理的影響については十分に解明されていないことがわかった。次に,実態調査として行ったインタビューにおいて,学校統廃合が児童にとって大きなストレス要因となる可能性があることがわかった。これらの現状を踏まえて,学校統廃合が児童に与える影響を和らげるため,特別活動を中心として,個人・学級・学年・学校レベルでの具体的な取組を提案した。
キーワード 学校統廃合 (School Consolidation) 児童 (Children) 人間関係形成 (Relationship Building) ストレス (Stress) 特別活動 (Special Activities)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2025-03-28
15巻
開始ページ 357
終了ページ 371
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/68503
タイトル(別表記) Research Trends on Educational Needs and Support of Children with Cancer
フルテキストURL cted_015_341.pdf
著者 陳 依文| 吉利 宗久|
抄録  本研究は、小児がん患児の教育的支援に関する研究の動向を明らかにし、今後の課題とその解決策を提起することを目的とした。「学習」、「自己管理」、「対人」、「心理」、「連携」の5つの視点から分析を行った。学習支援について、治療に伴う学習の遅れや集中力の低下に対し、個別の教育支援計画や体験的な学習、および遠隔教育の実施に期待されていた。自己管理支援では、患児が自身の病状や治療による副作用を理解し、自立的に管理できる能力を育成することが求められていた。対人支援について、患児の長期入院により、友人関係の構築が困難になり、入院中や復学後のコミュニケーションの支援が重要であることが確認された。心理支援においては、周囲への効果的ながん教育や大学生ボランティアによる支援が、患児の心理的安定を促すことが示された。最後に、学校と医療機関、保護者の連携不足が指摘されており、連携ツールの開発が求められている。
キーワード 小児がん (child hood cancer) 慢性疾患 (chronic illness) 教育的ニーズ (educational needs) 研究動向 (research trends)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2025-03-28
15巻
開始ページ 341
終了ページ 355
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/68501
タイトル(別表記) An Attempt at International Understanding Education Incorporating Letter Exchange Activities between Japanese and Chinese High School Students: Through Development of a Civics Unit Plan on International Issues
フルテキストURL cted_015_313.pdf
著者 別木 萌果| 周 星星| 桑原 敏典|
抄録  本研究は,日本と中国の高校生が地球規模の国際的課題について考えを共有するために,手紙を交換する学習活動を通して相互理解を深め,国際社会の一員としての自覚を持つようになることを目指した授業の開発・実践の成果を報告するものである。実践を通して,交流活動は生徒にとって次のような意義があることが明らかになった。第ーは,外国人との初めての一対一の交流であったということである。直接会わない形であったとしても,今回の授業を受けた多くの生徒にとっては他の国の人と関わる初めての経験であった。第二は,他国の文化や学校への関心を持つきっかけとなったことである。第三は,気候変動問題に対してグローバルな視点で考えるきっかけを与えられたということである。
キーワード 国際理解教育 (international understanding education) 公民科 (civics) 単元開発 (unit development)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2025-03-28
15巻
開始ページ 313
終了ページ 324
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/68500
タイトル(別表記) Exploring Home Learning That Bridges Lessons to Foster Autonomous and Self-Directed Learning
フルテキストURL cted_015_297.pdf
著者 田中 純子| 三沢 良|
抄録  生徒が自ら学習を進めていく力を身に付けるには,授業内だけでなく,家庭など授業外の場での学習経験を積む必要がある。つまり,学習は授業内だけで完結するのではなく,広範な活動を通して成立する。本研究では,公立中学校の第2学年を対象に授業と家庭学習を連携させる実践を行い,生徒の「主体的・自律的な学び」を萌芽させることを目指した。教師が学習方略や目標設定の重要性を伝え,メタ認知を促すことで,生徒は自己調整学習のサイクルを意識し,自分なりの学習方略を探求するようになった。また,家庭学習で授業につながる課題に取り組むことで,授業への主体的な参加と,授業外で自律的に学ぶ意欲が促されることも示唆された。
キーワード 授業と家庭学習の連携 (coordination between classroom and home learning) 自己調整学習 (self-regulated learning) 宿題 (homework) 授業改善 (lesson improvement)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2025-03-28
15巻
開始ページ 297
終了ページ 311
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
フルテキストURL fulltext.pdf
著者 Fujii, Yuki| Matsumoto, Kazuyuki| Ochi, Kiyoaki| Himei, Hitomi| Sakakihara, Ichiro| Ueta, Eijiro| Toyokawa, Tatsuya| Harada, Ryo| Ogawa, Taiji| Tomoda, Takeshi| Kato, Hironari| Sato, Ryosuke| Obata, Taisuke| Matsumi, Akihiro| Miyamoto, Kazuya| Uchida, Daisuke| Horiguchi, Shigeru| Tsutsumi, Koichiro| Otsuka, Motoyuki|
キーワード clipping closure delayed bleeding endoscopic papillectomy
発行日 2025
出版物タイトル Therapeutic Advances in Gastroenterology
18巻
出版者 SAGE Publications
ISSN 1756-2848
資料タイプ 学術雑誌論文
言語 英語
OAI-PMH Set 岡山大学
著作権者 © The Author(s), 2025.
論文のバージョン publisher
PubMed ID 40104325
DOI 10.1177/17562848251326450
Web of Science KeyUT 001447404800001
関連URL isVersionOf https://doi.org/10.1177/17562848251326450
JaLCDOI 10.18926/CTED/68497
タイトル(別表記) Development Support a Child with Autism to Acquisition of Intersubjective Communication: Through the Environmental Setting of Play with Shared Positive Emotions
フルテキストURL cted_015_281.pdf
著者 角原 佳介| 伴 真里奈| 丹治 敬之|
抄録  自閉スペクトラム症児は,相互伝達行為の獲得に遅れがあることが指摘されている。本研究では,自閉スペクトラム症の診断のある知的障害特別支援学校小学部1年生男児を対象に,相互伝達行為の獲得を目指して,遊びを中心とした指導を行った。その結果,対象児の遊びが「感覚運動的遊び」「機能的遊び」から「象徴的遊び」「社会的遊び」へと移行するに伴い,相互伝達行為が見られるようになった。また,教師による働き掛けへの応答も見られるようになり,ポジティブな情動の共有が生み出されやすい遊びの環境設定が,相互伝達行為の獲得において効果的であったことが示唆された。遊び環境については,1)魅力的な玩具,2)魅力的な玩具を介した教師との遊び,3)対象児の遊びの発達段階に応じた介入,4)情動の共有を促す共感的関わりの4点が相互伝達行為の獲得を促した可能性が考えられた。
キーワード 自閉スペクトラム症 (a Child with Autism) 相互伝達行為 (Intersubjective Communication) 情動の共有 (effective sharing) 遊びの環境設定 (Setting of Play)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2025-03-28
15巻
開始ページ 281
終了ページ 295
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/68496
タイトル(別表記) Examination of Practical Cases of Career Education to Promote Self-Understanding in Elementary School Students: Utilizing Character Strengths Intervention
フルテキストURL cted_015_267.pdf
著者 吉川 伸二| 磯田 浩平| 伊住 継行|
抄録 本研究では,公立小学校4年生を対象に,キャリア教育における自己理解能力の育成を目的とし,ポジティブ心理学に基づく性格特性的強み介入 (Character Strengths Intervention:CSI) と将来の夢についての学習を関連付けた学級活動 (3) の授業を行った。本実践を通して,児童は自分の強みを理解し,それを将来に活かそうとする意識が高まるとともに,互いの強みを認め合う活動によって児童同士の関係性の構築が促進された。一方で,学校全体でのキャリア教育の系統性と発展性の検討,強みの活用が難しい児童への個別支援の必要性が今後の課題として指摘された。
キーワード キャリア教育 (Career Education) 自己理解 (Self-awareness) 性格特性的強み (Character Strengths) 学級活動 (3) (Classroom Activities (3)) 児童 (Children)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2025-03-28
15巻
開始ページ 267
終了ページ 279
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/68495
タイトル(別表記) Bridging the Gap: Outcomes and Challenges of a Collaborative Start Curriculum for Seamless Transition to Elementary School
フルテキストURL cted_015_251.pdf
著者 大倉 尚志| 松井 紀子| 伊住 継行|
抄録 本実践では,5歳児から小学1年生の「架け橋期」の滑らかな移行に焦点を当てたスタートカリキュラム共同編成プロジェクトを立ち上げ,幼稚園と小学校の教員が集まって5回の話合いを行った。本プロジェクトを評価するために,参加者に話合いの振返りを書いてもらい,その内容を検討した。成果として,①スクリーニングシートを使って,「気になる」子供を抽出し,見取りの違いを可視化することで,相互の子供観について共通理解を図ることができた。②幼稚園と小学校,双方の教員が互いの子供観・教育観の違いを理解し,歩み寄ろうとする姿勢や校種間の接続をより滑らかにしようとする意識の向上が確認された。一方,課題として,スタートカリキュラムの柔軟な運用や小学校教育における子供主体の教育の実現を妨げる教育課程の過積載状態の問題が指摘された。
キーワード 架け橋プログラム (Bridge Program) スタートカリキュラム (Start Curriculum) スクリーニングシート (Screening Sheet) カリキュラム・オーバーロード (Curriculum Overload)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2025-03-28
15巻
開始ページ 251
終了ページ 265
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/68492
タイトル(別表記) Lesson Structure of Elementary Social Studies Law-Related Education Focusing on the Concept of Contract: Through the Designing of a Unit on Production and Sales in the Third Grade
フルテキストURL cted_015_207.pdf
著者 宮本 あゆは| 桑原 敏典|
抄録  本論文は、小学校社会科における市民性教育としての法教育のあり方を検討し、その授業構成原理を明らかにしたうえで、中学年の教育内容である販売の仕事に関する単元開発を行うものである。これまで小学校法教育では、発達心理学の論を基にしながら研究が進められてきたが、小学校社会科法教育としての体系的な研究は十分ではなかった。小学校第3学年の社会科では、第3学年「地域にみられる生産や販売の仕事について」の内容が設定されている。佐藤はスーパーマーケットを教材として小学校社会科で経済概念を形成する授業を開発し、その有効性を検証した。一方で、販売には売買契約のような法的問題も発生する。本論文では、これまでの社会科教育研究において蓄積されてきた法教育論や価値観形成論の成果を踏まえ、スーパーマーケットを教材とした小学校社会科単元開発を行う。
キーワード 法教育 (Law-Related Education) 初等教育 (Elementary School Education) 小学校社会科 (Social Studies) 民法学習 (Civil Law Education)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2025-03-28
15巻
開始ページ 207
終了ページ 218
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/68491
タイトル(別表記) Prevention of Apathy in High School Students Perspective on Time Management and Future Prospects
フルテキストURL cted_015_191.pdf
著者 麻田 明日香| 青木 多寿子|
抄録  不登校の主たる要因の1位は「無気力・不安」で40.0%を占める(文部科学省,2023)。このことは,不登校でない生徒の中にも,無気力を感じている生徒がかなりいることを示唆している。そこで本研究は,高校生の無気力とその予防について検討する。無気力は,大学生を対象にアパシー傾向として検討されてきた。そこで高校生の無気力をアパシー傾向として捉え,加えてそれを予防するものについても併せて検討した。予防法の候補として,タイムマネジメント(以下,TM)と将来展望(現在の充実感・目標指向性・希望)を想定し,高校生219名を対象に,これらの関係を検討した。分析の結果,無気力を低減するのは,現在の充実感,希望であり,特に前者が有効である可能性を示せた。一方で,アパシー傾向の自分のなさでは,TM のタイプによって異なる関係がみられた。つまり,TM が苦手な生徒では,希望よりも,目前の目標に目を向けることが無気力を低減できる可能性が示唆された。
キーワード 高校生 (High School Students) 無気力 アパシー傾向 (Apathy tendency) タイムマネジメント (Time Management) 将来展望 (Future Prospect) Prevention
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2025-03-28
15巻
開始ページ 191
終了ページ 205
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher