検索結果 47530 件
フルテキストURL | cted_015_contents_e.pdf |
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出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
フルテキストURL | cted_015_colophon.pdf |
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出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
フルテキストURL | cted_015_guide.pdf |
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出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
フルテキストURL | cted_015_summary.pdf |
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出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68504 |
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タイトル(別表記) | Proposals for Supporting Children’s Adaptation in School Mergers and Closures |
フルテキストURL | cted_015_357.pdf |
著者 | 池田 祐加| 伊住 継行| |
抄録 | 本研究の目的は,学校統廃合に係る文献検索および実態調査を通して,学校統廃合という環境移行が児童に与える影響について検討し,学校統廃合がもたらす環境移行に対する児童の適応支援策について提言することである。まず,学校統廃合に係る文献検索を行った結果,学校統廃合の経験が児童生徒のその後の人間関係形成やストレス反応の増加に影響を与えている可能性が示された。しかし,学校統廃合が児童に与える影響に関する研究は非常に少なく,統廃合の経験が児童に与える心理的影響については十分に解明されていないことがわかった。次に,実態調査として行ったインタビューにおいて,学校統廃合が児童にとって大きなストレス要因となる可能性があることがわかった。これらの現状を踏まえて,学校統廃合が児童に与える影響を和らげるため,特別活動を中心として,個人・学級・学年・学校レベルでの具体的な取組を提案した。 |
キーワード | 学校統廃合 (School Consolidation) 児童 (Children) 人間関係形成 (Relationship Building) ストレス (Stress) 特別活動 (Special Activities) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 357 |
終了ページ | 371 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68503 |
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タイトル(別表記) | Research Trends on Educational Needs and Support of Children with Cancer |
フルテキストURL | cted_015_341.pdf |
著者 | 陳 依文| 吉利 宗久| |
抄録 | 本研究は、小児がん患児の教育的支援に関する研究の動向を明らかにし、今後の課題とその解決策を提起することを目的とした。「学習」、「自己管理」、「対人」、「心理」、「連携」の5つの視点から分析を行った。学習支援について、治療に伴う学習の遅れや集中力の低下に対し、個別の教育支援計画や体験的な学習、および遠隔教育の実施に期待されていた。自己管理支援では、患児が自身の病状や治療による副作用を理解し、自立的に管理できる能力を育成することが求められていた。対人支援について、患児の長期入院により、友人関係の構築が困難になり、入院中や復学後のコミュニケーションの支援が重要であることが確認された。心理支援においては、周囲への効果的ながん教育や大学生ボランティアによる支援が、患児の心理的安定を促すことが示された。最後に、学校と医療機関、保護者の連携不足が指摘されており、連携ツールの開発が求められている。 |
キーワード | 小児がん (child hood cancer) 慢性疾患 (chronic illness) 教育的ニーズ (educational needs) 研究動向 (research trends) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 341 |
終了ページ | 355 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68502 |
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タイトル(別表記) | Recommendations on how to View STEAM Education in General Education and Development of Classes and Teacher Training –Through the Enrichment of Integrated Inquiry Time– |
フルテキストURL | cted_015_325.pdf |
著者 | 江原 光夫| 稲田 佳彦| |
抄録 | 本実践報告では,普通科における STEAM 教育の捉え方を提言し,具体的な授業実践や教員研修を提案する。先行研究等で議論されている STEAM 教育の概念等から,STEAM 教育の根幹は創造性を涵養・刺激・発揮する教育であると捉え,STEAM 教育と最も親和性が高い総合的な探究の時間で授業実践を行った。取り組みの効果については,成果物の分析やヒアリング調査等を通して検証し,探究を自分事にできていることが示唆された。また,生徒が創造性を涵養・刺激・発揮する場面は,各教科等の授業内でも実現できると考え,「楽しく深まる授業」をテーマにした教員研修の開発を行った。この研修では授業開発を教員のチーム探究と捉え,総合的な探究の時間で生徒が取り組むワーク等も活用した。総合的な探究の時間を受けた経験のない教員が探究活動のプロセスを経験し,探究の楽しさやワクワク感を実感できることも狙っている。主体的で活発な全校研修が実現し,教員が探究的に授業創りを進めることのできる研修の仕掛けを見出すことができた。 |
キーワード | STEAM 教育 (STEAM education) 創造性 (creativity) 総合的な探究の時間 (integrated inquiry time) 普通科 (general education) 教員研修 (teacher training) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 325 |
終了ページ | 339 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68501 |
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タイトル(別表記) | An Attempt at International Understanding Education Incorporating Letter Exchange Activities between Japanese and Chinese High School Students: Through Development of a Civics Unit Plan on International Issues |
フルテキストURL | cted_015_313.pdf |
著者 | 別木 萌果| 周 星星| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は,日本と中国の高校生が地球規模の国際的課題について考えを共有するために,手紙を交換する学習活動を通して相互理解を深め,国際社会の一員としての自覚を持つようになることを目指した授業の開発・実践の成果を報告するものである。実践を通して,交流活動は生徒にとって次のような意義があることが明らかになった。第ーは,外国人との初めての一対一の交流であったということである。直接会わない形であったとしても,今回の授業を受けた多くの生徒にとっては他の国の人と関わる初めての経験であった。第二は,他国の文化や学校への関心を持つきっかけとなったことである。第三は,気候変動問題に対してグローバルな視点で考えるきっかけを与えられたということである。 |
キーワード | 国際理解教育 (international understanding education) 公民科 (civics) 単元開発 (unit development) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 313 |
終了ページ | 324 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68500 |
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タイトル(別表記) | Exploring Home Learning That Bridges Lessons to Foster Autonomous and Self-Directed Learning |
フルテキストURL | cted_015_297.pdf |
著者 | 田中 純子| 三沢 良| |
抄録 | 生徒が自ら学習を進めていく力を身に付けるには,授業内だけでなく,家庭など授業外の場での学習経験を積む必要がある。つまり,学習は授業内だけで完結するのではなく,広範な活動を通して成立する。本研究では,公立中学校の第2学年を対象に授業と家庭学習を連携させる実践を行い,生徒の「主体的・自律的な学び」を萌芽させることを目指した。教師が学習方略や目標設定の重要性を伝え,メタ認知を促すことで,生徒は自己調整学習のサイクルを意識し,自分なりの学習方略を探求するようになった。また,家庭学習で授業につながる課題に取り組むことで,授業への主体的な参加と,授業外で自律的に学ぶ意欲が促されることも示唆された。 |
キーワード | 授業と家庭学習の連携 (coordination between classroom and home learning) 自己調整学習 (self-regulated learning) 宿題 (homework) 授業改善 (lesson improvement) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 297 |
終了ページ | 311 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
フルテキストURL | fulltext.pdf |
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著者 | Fujii, Yuki| Matsumoto, Kazuyuki| Ochi, Kiyoaki| Himei, Hitomi| Sakakihara, Ichiro| Ueta, Eijiro| Toyokawa, Tatsuya| Harada, Ryo| Ogawa, Taiji| Tomoda, Takeshi| Kato, Hironari| Sato, Ryosuke| Obata, Taisuke| Matsumi, Akihiro| Miyamoto, Kazuya| Uchida, Daisuke| Horiguchi, Shigeru| Tsutsumi, Koichiro| Otsuka, Motoyuki| |
キーワード | clipping closure delayed bleeding endoscopic papillectomy |
発行日 | 2025 |
出版物タイトル | Therapeutic Advances in Gastroenterology |
巻 | 18巻 |
出版者 | SAGE Publications |
ISSN | 1756-2848 |
資料タイプ | 学術雑誌論文 |
言語 | 英語 |
OAI-PMH Set | 岡山大学 |
著作権者 | © The Author(s), 2025. |
論文のバージョン | publisher |
PubMed ID | 40104325 |
DOI | 10.1177/17562848251326450 |
Web of Science KeyUT | 001447404800001 |
関連URL | isVersionOf https://doi.org/10.1177/17562848251326450 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68497 |
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タイトル(別表記) | Development Support a Child with Autism to Acquisition of Intersubjective Communication: Through the Environmental Setting of Play with Shared Positive Emotions |
フルテキストURL | cted_015_281.pdf |
著者 | 角原 佳介| 伴 真里奈| 丹治 敬之| |
抄録 | 自閉スペクトラム症児は,相互伝達行為の獲得に遅れがあることが指摘されている。本研究では,自閉スペクトラム症の診断のある知的障害特別支援学校小学部1年生男児を対象に,相互伝達行為の獲得を目指して,遊びを中心とした指導を行った。その結果,対象児の遊びが「感覚運動的遊び」「機能的遊び」から「象徴的遊び」「社会的遊び」へと移行するに伴い,相互伝達行為が見られるようになった。また,教師による働き掛けへの応答も見られるようになり,ポジティブな情動の共有が生み出されやすい遊びの環境設定が,相互伝達行為の獲得において効果的であったことが示唆された。遊び環境については,1)魅力的な玩具,2)魅力的な玩具を介した教師との遊び,3)対象児の遊びの発達段階に応じた介入,4)情動の共有を促す共感的関わりの4点が相互伝達行為の獲得を促した可能性が考えられた。 |
キーワード | 自閉スペクトラム症 (a Child with Autism) 相互伝達行為 (Intersubjective Communication) 情動の共有 (effective sharing) 遊びの環境設定 (Setting of Play) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 281 |
終了ページ | 295 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68496 |
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タイトル(別表記) | Examination of Practical Cases of Career Education to Promote Self-Understanding in Elementary School Students: Utilizing Character Strengths Intervention |
フルテキストURL | cted_015_267.pdf |
著者 | 吉川 伸二| 磯田 浩平| 伊住 継行| |
抄録 | 本研究では,公立小学校4年生を対象に,キャリア教育における自己理解能力の育成を目的とし,ポジティブ心理学に基づく性格特性的強み介入 (Character Strengths Intervention:CSI) と将来の夢についての学習を関連付けた学級活動 (3) の授業を行った。本実践を通して,児童は自分の強みを理解し,それを将来に活かそうとする意識が高まるとともに,互いの強みを認め合う活動によって児童同士の関係性の構築が促進された。一方で,学校全体でのキャリア教育の系統性と発展性の検討,強みの活用が難しい児童への個別支援の必要性が今後の課題として指摘された。 |
キーワード | キャリア教育 (Career Education) 自己理解 (Self-awareness) 性格特性的強み (Character Strengths) 学級活動 (3) (Classroom Activities (3)) 児童 (Children) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 267 |
終了ページ | 279 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68495 |
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タイトル(別表記) | Bridging the Gap: Outcomes and Challenges of a Collaborative Start Curriculum for Seamless Transition to Elementary School |
フルテキストURL | cted_015_251.pdf |
著者 | 大倉 尚志| 松井 紀子| 伊住 継行| |
抄録 | 本実践では,5歳児から小学1年生の「架け橋期」の滑らかな移行に焦点を当てたスタートカリキュラム共同編成プロジェクトを立ち上げ,幼稚園と小学校の教員が集まって5回の話合いを行った。本プロジェクトを評価するために,参加者に話合いの振返りを書いてもらい,その内容を検討した。成果として,①スクリーニングシートを使って,「気になる」子供を抽出し,見取りの違いを可視化することで,相互の子供観について共通理解を図ることができた。②幼稚園と小学校,双方の教員が互いの子供観・教育観の違いを理解し,歩み寄ろうとする姿勢や校種間の接続をより滑らかにしようとする意識の向上が確認された。一方,課題として,スタートカリキュラムの柔軟な運用や小学校教育における子供主体の教育の実現を妨げる教育課程の過積載状態の問題が指摘された。 |
キーワード | 架け橋プログラム (Bridge Program) スタートカリキュラム (Start Curriculum) スクリーニングシート (Screening Sheet) カリキュラム・オーバーロード (Curriculum Overload) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 251 |
終了ページ | 265 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68494 |
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タイトル(別表記) | Practical Research on Nurturing the Next Generation of Classical Japanese Instrument Music That Connects the Local and the Global Community (1): Analysis of External Evaluations of the “Okayama International Classical Japanese Instruments Student Festival” |
フルテキストURL | cted_015_235.pdf |
著者 | 早川 倫子| 山路 みほ| 髙須 裕美| 別府 祐子| 樋口 亜希| 中村 愛| 清水 尚子| 花草 容子| 竹下 則子| 三好 啓子| 土佐 千紘| |
抄録 | 本稿では,「和楽器音楽及び教育の拠点づくりの実践研究」の一環として開催した「おかやま国際和楽器学生フェスティバル」の取り組みについて,その概要を報告するとともに,外的評価として「おかやま国際和楽器学生フェスティバルコンサート」終演後に実施した一般来場者対象の質問紙調査及びフェスティバルを参観した岡山県内の学校関係者対象の質問紙調査を取り上げ,意義と課題について検討した。 その結果,第一に音楽を通じた世代間や国際交流の喜びを感じ,和楽器の伝承と教育の重要性を強く意識する機会となったこと,第二に,和楽器が様々な国籍・年齢の学生に受容されていることを,来場者が客観視することで,自文化の価値の再認識につながったこと,第三に,フェスティバル全体としては,ワークショップが充実しており,様々な国籍・年齢の学生が同じステージで演奏する姿に対する評価が得られた点が明らかとなった。 |
キーワード | 和楽器音楽 (Classical Japanese instrument) 教育 (education) 次世代育成 (nurturing the next generation) グローカル (glocal) 質問紙調査 (questionnaire survey) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 235 |
終了ページ | 249 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68493 |
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タイトル(別表記) | Practice of Aging Studies in Middle School Home Economics –Considering Aging in the Life Course– |
フルテキストURL | cted_015_219.pdf |
著者 | 高田 水穂子| 李 璟媛| |
抄録 | 本研究では,中学校家庭科における高齢期学習の授業実践を通して,中学生が高齢期を自らのライフコースの中で考えることができるかを明らかにすることを目的とし,中学生を対象に高齢者,高齢期学習を実践した。中学校家庭科における高齢者や高齢期に関連する学習内容を確認するため,『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説技術・家庭編』と家庭科の教科書を分析した。中学生が高齢者,高齢期に関して自分のライフコースの一部として考えることができるように学習指導案を作成し,岡山県内のT中学校3年生を対象に授業を行った。授業実践の結果,学習の深まりを感じたと回答した中学生が多く,高齢期を将来の自らのライフコースの中で考えられるようになった中学生も少なくないことを確認できた。しかし,高齢者に関する学習をより望む中学生が半数を下回り,中学生が更なる学習の意欲や興味を持てるような学習方法の工夫が必要であることも明らかになった。 |
キーワード | 高齢者 高齢期 中学校家庭科 学習指導要領 教科書 Elderly (Aging) junior High School Technology-Home Economics (Home Economics) Courses of Study Textbooks |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 219 |
終了ページ | 233 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68492 |
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タイトル(別表記) | Lesson Structure of Elementary Social Studies Law-Related Education Focusing on the Concept of Contract: Through the Designing of a Unit on Production and Sales in the Third Grade |
フルテキストURL | cted_015_207.pdf |
著者 | 宮本 あゆは| 桑原 敏典| |
抄録 | 本論文は、小学校社会科における市民性教育としての法教育のあり方を検討し、その授業構成原理を明らかにしたうえで、中学年の教育内容である販売の仕事に関する単元開発を行うものである。これまで小学校法教育では、発達心理学の論を基にしながら研究が進められてきたが、小学校社会科法教育としての体系的な研究は十分ではなかった。小学校第3学年の社会科では、第3学年「地域にみられる生産や販売の仕事について」の内容が設定されている。佐藤はスーパーマーケットを教材として小学校社会科で経済概念を形成する授業を開発し、その有効性を検証した。一方で、販売には売買契約のような法的問題も発生する。本論文では、これまでの社会科教育研究において蓄積されてきた法教育論や価値観形成論の成果を踏まえ、スーパーマーケットを教材とした小学校社会科単元開発を行う。 |
キーワード | 法教育 (Law-Related Education) 初等教育 (Elementary School Education) 小学校社会科 (Social Studies) 民法学習 (Civil Law Education) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 207 |
終了ページ | 218 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68491 |
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タイトル(別表記) | Prevention of Apathy in High School Students Perspective on Time Management and Future Prospects |
フルテキストURL | cted_015_191.pdf |
著者 | 麻田 明日香| 青木 多寿子| |
抄録 | 不登校の主たる要因の1位は「無気力・不安」で40.0%を占める(文部科学省,2023)。このことは,不登校でない生徒の中にも,無気力を感じている生徒がかなりいることを示唆している。そこで本研究は,高校生の無気力とその予防について検討する。無気力は,大学生を対象にアパシー傾向として検討されてきた。そこで高校生の無気力をアパシー傾向として捉え,加えてそれを予防するものについても併せて検討した。予防法の候補として,タイムマネジメント(以下,TM)と将来展望(現在の充実感・目標指向性・希望)を想定し,高校生219名を対象に,これらの関係を検討した。分析の結果,無気力を低減するのは,現在の充実感,希望であり,特に前者が有効である可能性を示せた。一方で,アパシー傾向の自分のなさでは,TM のタイプによって異なる関係がみられた。つまり,TM が苦手な生徒では,希望よりも,目前の目標に目を向けることが無気力を低減できる可能性が示唆された。 |
キーワード | 高校生 (High School Students) 無気力 アパシー傾向 (Apathy tendency) タイムマネジメント (Time Management) 将来展望 (Future Prospect) Prevention |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 191 |
終了ページ | 205 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68490 |
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タイトル(別表記) | Current Trends and Future Issues Related to Song’s speed in the Preschool-Elementary Cooperated Education Research |
フルテキストURL | cted_015_179.pdf |
著者 | 髙須 裕美| |
抄録 | 本研究では,音楽教育的観点から幼児歌唱曲の選定のあり方を検討した。その際,小学校の音楽教育で歌唱共通課題として挙げられてきた教材を比較対象とし,その傾向と課題を考察する。1つ目は曲の速度感において歌唱共通教材と選定頻度の高い幼児歌唱曲の平均的な速度において,どの程度の差があるのかという調査を行った。2つ目は,幼稚園と小学校音楽科で共通して用いられる教材曲の作曲された年代の違いについて明らかにした。この2つの調査を用いて,歌唱共通課題に選定されている曲の速度感から現代の子どもの歌の速度感の傾向を明らかにした。この結果から幼稚園教育における幼児歌唱曲のチャートを作成することによって,伝統的に歌い継がれてきた幼児歌唱曲の再考の可能性を示した。 |
キーワード | 幼保小連携 (Preschool-elementary cooperation) 子供の歌の速度感 (Children’s Song speed) 子供の歌文化 (Children’s singing culture) 伝統音楽 (Japanese traditional song materials) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 179 |
終了ページ | 190 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68489 |
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タイトル(別表記) | Climate and Songs of Spring/May Around Germany (Part Ⅱ): A Report of an Interdisciplinary Lesson Practice at the University Leading to the Understanding of Heterogeneous Others |
フルテキストURL | cted_015_163.pdf |
著者 | 加藤 内藏進| 長岡 功| 加藤 晴子| 大谷 和男| |
抄録 | ドイツ付近の「春・5月」の気候と歌の表現の学際的学習を通して「異質な他者」への出会いを促す教科横断的授業を大学で行った。授業では,ドイツ付近における「春・5月」の季節感の2つの側面,すなわち「厳しい冬を経て巡り来る特別な喜び」や「すぐに過ぎ去る至福の瞬間の儚さ」に関連した気候の特徴を講義すると共に,それらの季節感が表現されたドイツ歌曲や映画《会議は踊る》の主題歌〈ただ一度だけ〉等の鑑賞を行い,作品の背景にある気候と音楽表現の関りにアプローチした。その結果,作品の歌詞を主な手がかりに,気候や季節感と音楽表現の関りを概ね捉えることができた。従って,本実践が「異質な他者」の存在を実感する機会になり得たといえる。一方,「5月」という一語に凝縮されたドイツ付近ならではの深い内容を「我が事」としてより強く実感するためには,歌詞はもとより音楽的表現との絡みを意識した捉え方,提示の必要性が示唆された。 |
キーワード | 気候と音楽 (Climate and music) ドイツ付近の春・5月の気候と季節感 (Climate and seasonal feeling in spring/May around Germany) ESD 教師教育 (Teacher education on ESD) 異質な他者への理解 (Understanding of heterogeneous others) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 163 |
終了ページ | 177 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68488 |
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タイトル(別表記) | Teacher Response Processes to Behavioral Problems in Students with Mild Intellectual Disabilities: An Examination Based on Practices at High School Division of Special Needs School A |
フルテキストURL | cted_015_147.pdf |
著者 | 時光 秀明| 宮﨑 善郎| |
抄録 | 本研究の目的は,知的障害特別支援学校高等部に在籍する生徒の行動問題に着目し,学校現場で教員が適切に対応する際の枠組みを明らかにすることである。その方法として,生徒指導上の課題を理由とする教育困難期を乗り越えたA 知的障害特別支援学校高等部に所属していた経験豊富な教員4名に面接調査を実施し,M-GTA の手法を援用した質的分析を行った。その結果,【安心感を生む個との関係づくり】と【対応方法の共有と統一化を目指す】関係性がコア・カテゴリーと位置づき,16の諸概念を生成した。行動問題に直面した教員は,生徒に対しては【安心感を生む個との関係づくり】を対応の軸とし,その背後では学校として【対応方法の共有と統一化を目指す】ための動きをしていた。最後に,本研究で明らかとなった対応の枠組みについて考察した観点から,個別の時間を含む階層性のある包括的な支援システムを一つの提案とした。 |
キーワード | 高等部 (High school division) 軽度知的障害 (Mild intellectual disabilities) 発達障害 (Developmental disorders) 行動問題 (Behavioral problems) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 147 |
終了ページ | 161 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |