JaLCDOI | 10.18926/CTED/63299 |
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タイトル(別表記) | The Implementation of China’ s Children Learning in Regular Classrooms (LRC) in Special Needs Education and Its Challenge |
フルテキストURL | cted_012_075.pdf |
著者 | 陳 依文| 魏 梓羽| 吉利 宗久| |
抄録 | 中国は,2008年に国連「障害者権利条約」を批准し,インクルーシブ教育の実現に向けた教育形態として随班就読を導入している。随班就読の展開により,障害のある児童生徒の就学問題に新たな変化がみられるはずであるが,その実態に関する継続的な分析は十分とはいえない。そこで,本研究は随伴就読の導入経緯と実施状況に関する動向を分析することにより,その運用に関する今日的課題を明らかにすることを目的とした。その結果,随班就読の対象者は顕著な増加傾向を示していた。しかし,随伴就読の担当教員に関するデータは公表されておらず,その実態を早急に把握することも課題である。特殊学校教員における人数や特殊教育専攻者数は着実な増加傾向がみられるものの,随班就読の担当教員の専門性の確立が求められている。また,随班就読の対象の拡大や基準の見直しも議論されており,さらなる教育環境の整備にも取り組まなければならないことを指摘した。 |
キーワード | 中華人民共和国(China) 特殊教育(Special needs education) 随班就読(Learning in Regular Classrooms) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 75 |
終了ページ | 85 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63298 |
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フルテキストURL | cted_012_059.pdf |
著者 | 塩田(青陽) 結| 髙橋 慧| 片山 美香| |
抄録 | 本論は,幼児の描画活動におけるキャラクター表現と図形模写能力の関連性について考察する。そこで,キャラクター表現の有無が,図形模写能力に与える影響を明らかにするため,①キャラクター表現を行う幼児,②キャラクターは描かないが一般的な描画を行う幼児,③自発的に描画活動を行わない幼児,の3群に分け図形模写能力を比較検討した。その結果,キャラクター表現をする幼児も,一般的な描画をする幼児と同水準の図形模写能力を有していることが,明らかになった。このことから,キャラクター表現は,一般の描画表現と同様に,描画経験の蓄積となる表現形式の1つになり得ると考えられる。 |
キーワード | 保育施設(preschool facility) 幼児(preschoolers) 描画活動(drawing activities) キャラクター表現(drawing characters) 図形模写能力(shapes copying ability) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 59 |
終了ページ | 73 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63297 |
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タイトル(別表記) | Historical Study on the Development Process of the Education for Students with Health Impairments in Japan: Focusing on the Trend of Compulsory Education in Special Schools |
フルテキストURL | cted_012_047.pdf |
著者 | 劉 文浩| 吉利 宗久| |
抄録 | 結核予防を目的として発生した病弱教育の取り組みは,第二次世界大戦の影響により衰退しつつあった。戦後,新たな教育制度の改革により,病弱教育のための養護学校や特殊学級の数も増加傾向を示した。とくに,1979年の養護学校義務教育制により,病弱教育の制度的基盤が確立することになるが,その過程では福祉施設や訪問教育を含む多様な教育の場が展開された。しかし,義務制に至るまでの病弱教育の発展の経緯には,様々な課題の解決が必要であった。義務教育制度の導入はもちろんのこと,養護学校の対象としての病弱児の法的位置づけが遅れた要因として,主に国や地方公共団体の財政上の問題があった。加えて,病弱教育のための学校・学級の具体的な仕組みづくり,対象となる児童生徒の障害の程度,教師の専門性,指導方針・方法が確立されてこなかったことも影響したことが明らかになった。 |
キーワード | 病弱教育(the education for the sick and the weak) 養護学校教育義務制(the educational compulsory system in schools for t he handicapped) 発展経緯(development process) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 47 |
終了ページ | 57 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63296 |
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タイトル(別表記) | An Investigation on “Ae” of Real-time Online Lecture at the Okayama university - Using the YouTube Live + OBS Studio and Google Classroom Web Applications |
フルテキストURL | cted_012_033.pdf |
著者 | 山川 純次| 髙旗 浩志| |
抄録 | 岡山大学でリアルタイムオンライン講義を実施した。使用したオンラインシステムはYouTubeLiveとGoogleClassroomのWebアプリケーションを使用して作成者が新たに構築した。このシステムは,講義ビデオアーカイブを提供することも可能であった。システムの構築費と運用費はかなり低くなる可能性がある。LMSは,講義ビデオの配信に加えて,学生とのコミュニケーションを合理化するために用いた。ビデオ配信システムまたはLMSの障害が原因でオンライン講義が停止することはなかった。このシステムにより講師は講義室の設備や講義の時間割の制約から解放され,マルチメディア教材やバーチャル教材の使用が容易になった。また学生の受講効率は従来の講義形式に対して約2.9倍に向上したと考えられる。授業の構成や内容の質的問題の検証,授業内容に対する生徒の理解の深化,生徒が習得した資質や能力の内容の検証は今後の課題である。 |
キーワード | オンライン講義(Online Lecture) OBS Studio YouTube Live Google Classroom 受講効率(Attendance efficiency) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 33 |
終了ページ | 46 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63295 |
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タイトル(別表記) | Development of a Life and Environment Studies Teaching Plan Aimed at Forming the Foundation of Social Cognition A Case Study of the Development of a Food Education Program that Encourages Students to Understand Their Relationships with People |
フルテキストURL | cted_012_017.pdf |
著者 | 山田 凪紗| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は,社会認識の基盤を形成することを目指した生活科授業の構成原理を,身近な人々との関わりの捉えさせ方に焦点をあて,提案するものである。具体的には,給食を取り上げた食育プログラムの開発を通して,人々との直接的な関わりから間接的な関わりの認識へと視点を転換することを通して,児童の社会認識の範囲を少しずつ拡大し,中学年以降の社会科の目標となる科学的な社会認識の基盤を形成することを目指す。給食という児童にとって学校生活の中でも関心の高い事象を取り上げ,調理員など直接的な関わりを捉えられる人々だけではなく農家の人など間接的にしか自分との関わりが捉えられない人々へと対象を拡大することで,科学的な社会認識の基盤を形成するための視点を獲得させる授業を提案する。 |
キーワード | 生活科(life science) 社会認識(social awareness) 食育(nutrition education) 人々の関わり(people's relationship) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 17 |
終了ページ | 31 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63294 |
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タイトル(別表記) | Research and Development of Educational Content for Citizenship Education in Elementary School Social Studies as Social Participation Learning A Case Study on the Development of a Teaching Plan Aimed at Solving Local Problems |
フルテキストURL | cted_012_001.pdf |
著者 | 桑原 敏典| 山田 凪紗| |
抄録 | 本研究は,社会参加学習の原理を小学校社会科に取り入れ,主権者育成を目指した教育内容開発を行うものである。具体的には,先行研究で明らかにされている社会参加学習の原理と方法を検討したうえで,小学校社会科において社会参加を学習指導に取り入れる方法を解明し,その方法を子供自身が地域課題の解決に取り組む単元の開発を通して提案する。主権者教育は,一般的には中等教育段階を想定したものと捉えられがちであるが,主権者育成はたんに投票を促すだけではなく,社会の形成者として必要な資質・能力を広く身に着けさせることを目指したものである。その資質・能力には,認識から思考力・判断力,そして,態度や行動まで含まれる。これを総合的に身に付けさせるためには,社会の中で自ら課題を発見し,その解決に取り組む学習が有効であると考えられる。本研究では,地域課題の解決を目指した社会科の単元開発を通して,初等教育段階の主権者育成の方法を示す。 |
キーワード | 社会参加(social participation) 小学校社会科(elementary school social studies) 主権者教育(citizenship education) 単元開発(unit development) 地域課題(regional issues) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 15 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
フルテキストURL | cted_012_contents.pdf |
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出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
フルテキストURL | cted_012_all.pdf |
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出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
フルテキストURL | cted_011_cover_e.pdf |
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出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
フルテキストURL | cted_011_colophon.pdf |
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出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
フルテキストURL | cted_011_guide.pdf |
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出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
フルテキストURL | cted_011_summary.pdf |
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出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/61582 |
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タイトル(別表記) | Relationship between Attitude towards Internet Use, Tendency of Internet Addiction and Internet Usage at the Time of First Use in university Students |
フルテキストURL | cted_011_307_317.pdf |
著者 | 三宅 幹子| |
抄録 | 大学生を対象として,インターネット使用態度,インターネット依存傾向と,インターネ ット使用開始時の使用状況との関連について,質問紙調査を用いて検討した。調査に参加した大学生 95 名のうち,インターネットの使用開始が小学5,6年生から中学3年生までの間であった 60 名を対象に分析を行った。分析の結果,主として以下のことが明らかとな った。使用開始時の使用実態が望ましいものであるほど大学生時点でも安全な使用ができている傾向があり,また,使用開始時の使用実態が望ましくかつ自律的に管理できているほど大学生時点においてインターネット依存に陥るリスクは低い可能性が示唆された。これらのことから,子どものインターネット使用をめぐる問題に関して,使用実態の望ましさだけでなく,自律的か他律的かという観点からも使用状況を捉えることの重要性が示唆された。 |
キーワード | 情報モラル教育 (information moral education) インターネット使用態度 (attitude towards Internet use) インターネット依存 (tendency of Internet addiction) 自律的使用 (autonomous use) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
開始ページ | 307 |
終了ページ | 317 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/61581 |
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タイトル(別表記) | A Review of Interventions for Students with Dyscalculia |
フルテキストURL | cted_011_293_306.pdf |
著者 | 末廣 久美子| 大守 伊織| |
抄録 | 本研究の目的は、中学校通常学級での算数障害生徒への学習支援に関する研究・実践について整理し、支援の方法及び内容と今後の課題を明らかにすることである。中学校・高等学校での学習支援に関する実践論文を中心に文献調査を行い、①学習形態②ICT や教材教具 ③学習内容④学習意欲の4つに焦点をあてて検討した。生徒の障害特性のアセスメントをもとに適切な学習形態や教材を選択すること、支援体制を構築することの重要性が明らかになった。学習内容では、「数と式」領域に個別の支援の実践例が多いこと、学習意欲では、算数障害生徒は心理的サポートが必要であり、生徒の気持ちを尊重しながら支援する必要があることが指摘されていた。ICT を活用した新しい支援方法や内容とその効果の検証、及び算数障害生徒の個々の特性に合わせた学習支援コンテンツの開発が今後の課題であり、生徒の状況に応じた柔軟な支援法を選択していくことが重要であると言える。 |
キーワード | 算数障害 (Dyscalculia) 学習障害 (learning disability) 学習支援 (learning support) 中学校 (Junior high school) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
開始ページ | 293 |
終了ページ | 306 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/61580 |
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タイトル(別表記) | A Study on the Development of ICT Society : Prerequisite work for school education reform in the "GIGA School" concept |
フルテキストURL | cted_011_279_292.pdf |
著者 | 尾島 卓| |
抄録 | 2021 年(令和 3 年)より、わが国の義務教育学校である小中学校では「GIGA スクール」構想の名の下に、生徒・児童に「1 人 1 台」の PC とタブレット端末が配布される。本研究ノートでは、この学校教育改革の前提であるわが国における ICT 環境の現状を公開されているデータをもとに資料として整理した。 資料はインターネットによってデータを収集し、コンピュータソフトでそれらを図表に加工したものである。社会におけるコンピュータの受容に関する資料では、家庭でのコンピュータ所有と家庭におけるインターネット端末所有が示されている。インターネット接続環境に関する資料では、主に家庭におけるインターネット環境の変化を概観した。最後に、学習指導要領解説における ICT 関連用語使用頻度を明示することを通して、学校の ICT化の現状に関する資料を作成した。 |
キーワード | ICT GIGA スクール (GIGA school) コンピュータ (Computer) インターネット (Internet) 学習指導要領 (Course of Study) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
開始ページ | 279 |
終了ページ | 292 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/61579 |
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タイトル(別表記) | Issues of Health Education in Early Childhood and Formation of Young Children's Body Image |
フルテキストURL | cted_011_263_277.pdf |
著者 | 横田 咲樹| 三村 由香里| 馬場 訓子| 津島 愛子| 髙橋 敏之| |
抄録 | 本論は,幼児期の健康教育の課題を明らかにすると共に,幼児の身体像の形成が教育的効果を生むことの可能性について検討するものである。健康教育は,「健康や自分の身体への興味関心」「習慣形成等の実践力」「科学的な正しい知識」を並行して育成することが効果的であると考える。発達過程によって重心を置く項目が異なるが,「健康や自分の身体への興味関心」については,幼児教育から中学校教育まで一貫して重要であると考えられる。それには,各発達過程や学校の教育形態の特色を生かした教材の開発が求められる。例えば,幼児期の健康教育においては,自分の身体像や身体感覚を表出する保育教材が想定できる。 |
キーワード | 幼児期 (early childhood) 健康教育 (health education) 身体像 (body image) 身体感覚 (body sensation) 表出 (expression) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
開始ページ | 263 |
終了ページ | 277 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/61578 |
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タイトル(別表記) | Development of Lessons Based on Multiple Intelligences(MI)Theory |
フルテキストURL | cted_011_247_261.pdf |
著者 | 中村 彩歩| 今井 康好| 酒向 治子| |
抄録 | Society5.0 の到来を迎え,個別最適化された学びや教科横断型学習の拡充等,教育改革が推進されている。これらの教育を実現させ得る理論的なアプローチとして,本稿では,人間の知能を言語,論理数学,音楽,身体運動,空間,対人,内省,博物的という8つの多面的な視点から捉える H.ガードナーの MI 理論(多重知能理論)に着目した。MI 理論に基づく音楽と体育の授業開発を試みた結果,子どもたちは自分の知能の特性を生かし,他者と協働して楽しみながら問題解決をする姿が見て取れた。また,ゴフマンのフレーム理論を援用し考察したところ,授業実践の鍵となったのは,授業の核に〈イメージ〉を設定することであった。以上より,MI 理論に基づく授業実践は激変する教育システムの支柱になり得る可能性が示唆された。 |
キーワード | MI 理論 (Multiple Intelligences Theory) イメージ (Imagination) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
開始ページ | 247 |
終了ページ | 261 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/61577 |
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タイトル(別表記) | A Proposed Procedure for Explaining to the Staff of a Center Comprising a Kindergarten and a Nursery School about Their Goals of Early Childhood Education and Care |
フルテキストURL | cted_011_237_246.pdf |
著者 | 紺谷 遼太郎| 横松 友義| |
抄録 | 本研究の第1の目的は,幼保連携型認定こども園で,職員に対して明確化された教育及び保育の目標について説明する手順において,幼稚園及び保育所で開発された教育ないし保育の目標の説明手順に関する関連先行研究成果が援用できることを検証することである。さらに,第2の目的は,説明時間の短縮が可能であることを検証することであり,第3の目的は,説明者になれる条件をさらに限定し,そのことが可能であることを検証することである。本研究におけるアクション・リサーチによって,これら三つの検証がなされている。 |
キーワード | 幼保連携型認定こども園 (a center comprising a kindergarten and a nursery school) カリキュラム・マネジメント (curriculum management) 教育及び保育の目標 (goals of early childhood education and care) 職員への説明手順 (procedure for explaining to the staff) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
開始ページ | 237 |
終了ページ | 246 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/61576 |
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タイトル(別表記) | Guidance Content Handled in the Compulsory Subjects ”Introduction to Industry”,”Technical Subject Teaching Methodology”and ”Topics of Vocational Guidance”for Obtaining an Industrial License Based on the Department Structure of Industrial High Schools and High School Course of Study |
フルテキストURL | cted_011_225_236.pdf |
著者 | 小林 清太郎| |
抄録 | 高等学校の工業系学科は地域の産業界の要請に応えて設置され,これまで多くの実践的な中堅技術者を育成し輩出してきた。教育には地域産業に関連した内容が積極的に取り入れられており,機械系・電気系・化学系・建築系・土木系・情報系等の専門分野に分かれている。このようなことから,工業系学科の教員には多様な専門分野の人材が必要とされる。本著では,工業系学科の教員に求められる知識・技術を明確にするとともに,「工業概論」「工業科教育法(基礎Ⅰ,基礎Ⅱ,応用Ⅰ,応用Ⅱ)」「職業指導概説」で確実に押さえておくべき指導内容について述べる。 |
キーワード | 工業概論 (Introduction to Industry) 工業科教育法(基礎Ⅰ,基礎Ⅱ,応用Ⅰ,応用Ⅱ)(Technical Subject Teaching Methodology (Basic I, Basic II, Applied I, Applied II)) 職業指導概説 (Topics of Vocational Guidance) 基幹学科別にみた主な学科別学級数 (Number of Classes by Major Departments by Core Department) 高等学校学習指導要領 (High School Course of Study) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
開始ページ | 225 |
終了ページ | 236 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/61575 |
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タイトル(別表記) | A Study on the Childcare Practices of Rhythmic Music to Draw Out Children's Independent Physical Expression and Diverse Movements (2nd Report) ―Mainly Including a Case Study of a Class for 4 and 5 Years Old in a Childcare Facility― |
フルテキストURL | cted_011_211_223.pdf |
著者 | 小竹 沙織| 馬場 訓子| 髙橋 慧| 渡邊 祐三| 髙橋 敏之| |
抄録 | 保育におけるリトミックでは,近年,音楽領域に限らない多様な学びの獲得が期待されている。保育施設における4・5歳児学級の事例を中心に考察した結果,「音楽を体感する力」「音楽への興味の高まり」「注意して聴く力」「自分で考えて表現する力」「協調性」「集中力」「即時反応力」「リズム感」「感性」の育ちが確認できた。保育におけるリトミックは,表現教育の一環として採り入れると同時に,体系的・包括的なカリキュラムを構成することが重要である。また,子どもの主体的な身体表現と多様な動きを引き出すためには,保育者自身がリトミックを純粋に楽しむことが必要不可欠であり,そのためには,ある程度の専門的な知識と技術が求められる。例えば,音楽的要素によって変化する音楽の印象を感じ取る感性や,保育におけるリトミックの題材となり得るものを身体表現化することに慣れ,多様で柔軟な動きができるようになっておく必要があるだろう。 |
キーワード | 子ども (children) 身体表現 (physical expression) リトミック (rhythmic) 保育実践 (childcare practice) 4・5歳児学級 (class for 4 and 5 years old) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
開始ページ | 211 |
終了ページ | 223 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |