JaLCDOI 10.18926/bgeou/71146
タイトル(別表記) A Study on the Content Structure of Elementary Social Studies Based on the Law:Depending on the U.S. Legal Education Textbook “Foundations of Democracy”
フルテキストURL bgeou_192_079_090.pdf
著者 桑原 敏典| 福永 伸之介|
抄録  本研究は,法に基づいて構成される初等教育段階の社会科の内容構成原理を明らかにするため,米国の初等法教育教材『民主主義の基礎(FOUNDATIONS of DEMOCRACY)』を分析したものである。日本における法教育研究は,1990年代後半から,米国の法教育研究を紹介する形で始まり,その後,数多くの米国の法関連教育教材が日本に紹介され,その分析に基づく研究成果が蓄積されてきた。しかし,それらの研究の多くは,中等教育段階のものであり,初等教育を対象とする法教育の研究は多くはない。本研究は,初等社会科としての法教育に焦点を当て,その内容構成を明らかにしようとする点に独自性がある。本研究で取り上げる『民主主義の基礎』は,日本でも注目され,複数の研究者によって分析されている。本研究では,それらの先行研究をふまえつつ,これまでの研究では十分解明されていなかった内容構成原理の解明を目指す。
キーワード 小学校社会科 法教育 内容構成 米国社会科 米国法教育
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2026-08-28
巻 192巻
開始ページ 79
終了ページ 90
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/70367
タイトル(別表記) Study on Developing High School Civics Lesson Plan Aimed at Improving Understanding of Constitutionalism: Depending on “We the People” of the Center for Civic Education
フルテキストURL cted_016_167.pdf
著者 桑原 敏典| 宮本 あゆは|
抄録  本研究は、憲法理解の基本としての立憲主義に対する認識形成を目標とする、高等学校公民科で実践可能な授業の開発を目指したものである。従来の日本の社会科教育においては、憲法理解は日本国憲法の基本原則である国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の理解を基本としていたが、近年、そもそも憲法とは何かを理解させるために、立憲主義の概念が注目されるようになり、教科書にも記述されている。本研究は、そのような立憲主義という概念について生徒に適切に理解させることを目指した授業の提案をしようとするものである。授業計画作成にあたっては、米国の公民教育センターが開発し、長年活用されている『我ら合衆国人民(原題 We the People)』を参照し、その一部を活用し、米国の歴史的背景に基づいて作られた教材を、日本の文脈にそって改変した。
キーワード 授業開発研究 (Lesson Development Research) 公民科 (Civic Education) 憲法学習 (Constitutional Studies) 立憲主義 (Constitutionalism)
出版物タイトル 岡山大学教育推進機構 教師教育開発センター紀要
発行日 2026-03-28
巻 16巻
開始ページ 167
終了ページ 180
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2026 岡山大学教育推進機構 教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/70366
タイトル(別表記) Methods for Implementing Legal Education in Social Studies to Foster Understanding of Criminal Law Through Developing Junior High School Social Studies Lessons Incorporating Mock Trials
フルテキストURL cted_016_153.pdf
著者 宮本 あゆは| 桑原 敏典|
抄録  本研究は、刑法の理解に焦点をあて、模擬裁判を取り入れた中学校社会科の授業開発を行なおうとするものである。日本の社会科における法教育は、従来から憲法学習が中心となっており、その他の法律について学ぶ機会は非常に少ない。そのような現状を踏まえて、近年、民法や刑法などを取り上げた法教育の授業開発が行われるようになった。その一方で、裁判員制度導入以降、模擬裁判を取り入れた社会科授業の開発・実践がよく見られるようになっており、刑事事件が社会科授業で取り上げられることも珍しくはなくなった。しかし、そのような授業を担当する教員に、刑法等に関する知識が十分ではなく、模擬裁判の内容と実際の裁判が乖離しているという課題もある。本研究では、従来の模擬裁判を取り入れた授業の特質と課題を検討したうえで、刑法の意義を捉えさせる中学校社会科の授業開発を目指す。
キーワード 授業開発研究 (Lesson development research) 中学校社会科 (Junior high school social studies) 模擬裁判 (Mock trial) 刑法 (Criminal law)
出版物タイトル 岡山大学教育推進機構 教師教育開発センター紀要
発行日 2026-03-28
巻 16巻
開始ページ 153
終了ページ 165
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2026 岡山大学教育推進機構 教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/70363
タイトル(別表記) Developing Lesson Plan for Global Citizenship Education in Junior High School Music Education through Japan-Korea Music Cultural Exchange: Based on Research Findings from an Internship at APCEIU
フルテキストURL cted_016_107.pdf
著者 小西 光| 桑原 敏典| 小西 裕美|
抄録  本論文は、中学校音楽科において、日本と韓国の音楽文化を取り上げて、互いの文化の違いや共通性を捉えさせたうえで相互理解を促進する、グルーバル・シティズンシップ教育(以下、GCED と表記)プログラムを構想しようとするものである。プログラムの構想の際には、筆者である小西が、韓国のソウルのAPCEIU(アジア太平洋国際理解教育センター)で行なった約一か月間のインターンシップの間の実地調査で把握した、韓国で展開されているGCED の方法を参考にした。開発プログラムでは、日韓両国の打楽器を取り上げて、その比較から互いの文化の違いを捉えさせたうえで、違いを受け入れながら、それぞれの国の音楽文化の根底にある歴史的背景に気づかせたうえで、文化の多様性や両国の文化の固有の価値に対する理解を深めることを目指した。
キーワード グローバル・シティズンシップ教育 (Global Citizenship Education) 音楽科 (Music Education) 異文化理解 (Cross-Cultural Understanding) 授業開発 (Lesson Development)
出版物タイトル 岡山大学教育推進機構 教師教育開発センター紀要
発行日 2026-03-28
巻 16巻
開始ページ 107
終了ページ 121
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2026 岡山大学教育推進機構 教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/69613
タイトル(別表記) Development of a Mock Election Program for Elementary School Political Education: Proposal for Policy-making and Mock Elections Using “Policy Cards”
フルテキストURL bgeou_190_085_094.pdf
著者 桑原 敏典| 岩崎 圭祐| 川添 雅人|
抄録  本稿は、小学校の政治学習における主権者教育の一例として、「政策カード」を活用した立候補型の模擬市長選挙プログラムを開発し、その実践を通した教育的意義や課題について明らかにするものである。はじめに、小学校政治学習における模擬選挙の実践例を概観し、立候補型の模擬選挙である長瀬(2021)の実践に注目した。その上で、児童の政策立案の質を高めるための工夫として「政策カード」を用いたエリシテーションを取り入れるプログラムを開発し、小学校6 年生の政治単元で実践した。実践結果から、本プログラムは、児童が政策を立案する側に立って自治体の将来を考えることができるという点や、多様な声を反映させるという政治の難しさを体験的に理解できるという点で意義があったが、政策立案活動の真正性や投票規準の明確化に関して、教師の指導やプログラム自体の改善を進める必要があることが明らかになった。
キーワード 模擬選挙 小学校政治学習 政策カード エリシテーション
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2025-11-28
巻 190巻
開始ページ 85
終了ページ 94
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/69240
タイトル(別表記) Designing a Lesson Plan Ensuring “Sense of Involvement” in Controversial Issue Learning: Based on the Development of a Learning Unit “Thinking Our Society through Conflict Minerals” in the Subject “Modern and Contemporary History” in the Geography and History
フルテキストURL bgeou_189_087_100.pdf
著者 桑原 敏典| 紙田 路子|
抄録  社会問題についての熟議や意思決定,合意形成には当事者性が必要である。当事者性がなければ,皆が納得する答え,すなわち公共善を構築することはできない。しかし,当事者性を強調することがかえって生徒の「思考停止」を導くという批判もあり,当事者性を保障する以前に、当事者性そのものの概念を再考する必要がある。  そこで,本研究では,「思考停止」に至らない当事者性とはどのようなものか,先行研究をもとに再定義を行う。その定義を踏まえて、学習者に「当事者性」を保障する授業構成のあり方を考察し,地理歴史科「歴史総合」の小単元「紛争鉱物から考えるグローバル社会」の開発を行う。
キーワード 当事者性 論争問題学習 歴史総合 地理歴史科
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2025-08-22
巻 189巻
開始ページ 87
終了ページ 100
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/68501
タイトル(別表記) An Attempt at International Understanding Education Incorporating Letter Exchange Activities between Japanese and Chinese High School Students: Through Development of a Civics Unit Plan on International Issues
フルテキストURL cted_015_313.pdf
著者 別木 萌果| 周 星星| 桑原 敏典|
抄録  本研究は,日本と中国の高校生が地球規模の国際的課題について考えを共有するために,手紙を交換する学習活動を通して相互理解を深め,国際社会の一員としての自覚を持つようになることを目指した授業の開発・実践の成果を報告するものである。実践を通して,交流活動は生徒にとって次のような意義があることが明らかになった。第ーは,外国人との初めての一対一の交流であったということである。直接会わない形であったとしても,今回の授業を受けた多くの生徒にとっては他の国の人と関わる初めての経験であった。第二は,他国の文化や学校への関心を持つきっかけとなったことである。第三は,気候変動問題に対してグローバルな視点で考えるきっかけを与えられたということである。
キーワード 国際理解教育 (international understanding education) 公民科 (civics) 単元開発 (unit development)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2025-03-28
巻 15巻
開始ページ 313
終了ページ 324
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/68492
タイトル(別表記) Lesson Structure of Elementary Social Studies Law-Related Education Focusing on the Concept of Contract: Through the Designing of a Unit on Production and Sales in the Third Grade
フルテキストURL cted_015_207.pdf
著者 宮本 あゆは| 桑原 敏典|
抄録  本論文は、小学校社会科における市民性教育としての法教育のあり方を検討し、その授業構成原理を明らかにしたうえで、中学年の教育内容である販売の仕事に関する単元開発を行うものである。これまで小学校法教育では、発達心理学の論を基にしながら研究が進められてきたが、小学校社会科法教育としての体系的な研究は十分ではなかった。小学校第3学年の社会科では、第3学年「地域にみられる生産や販売の仕事について」の内容が設定されている。佐藤はスーパーマーケットを教材として小学校社会科で経済概念を形成する授業を開発し、その有効性を検証した。一方で、販売には売買契約のような法的問題も発生する。本論文では、これまでの社会科教育研究において蓄積されてきた法教育論や価値観形成論の成果を踏まえ、スーパーマーケットを教材とした小学校社会科単元開発を行う。
キーワード 法教育 (Law-Related Education) 初等教育 (Elementary School Education) 小学校社会科 (Social Studies) 民法学習 (Civil Law Education)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2025-03-28
巻 15巻
開始ページ 207
終了ページ 218
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/67572
タイトル(別表記) Characteristics of Changes in Development of Leadership Theories in the Second Half of the 20th Century: Toward Building a Framework for Global Leadership Education
フルテキストURL bgeou_186_035_042.pdf
著者 桑原 敏典| 高 雨|
抄録  本研究は,20世紀後半におけるリーダーシップ育成理論の変遷をたどりながら,現在のリーダーシップ育成の特質と課題を明らかにしようとするものである。20 世紀後半のリーダーシップ論は,Stogdilの特質論アプローチに始まり,やがて個人の特性ではなく状況に注目した論が展開される。Fiedlerの状況論アプローチは,リーダーが力を発揮できる条件を明らかにした。そして,Burnsの変革型リーダーシップ論が登場する。さらに,Walumbwaのオーセンティック・リーダーシップ論は,リーダーが自分に従う者と信頼できる関係を構築することを重視する理論である。本研究では,状況意識と自己意識という概念を用いて,この変遷を分析した。最後に。以上の考察をふまえて,最後にグローバル・リーダー育成のフレーム・ワーク構築のため示唆について考察した。
キーワード リーダーシップ グローバル・リーダー 状況論
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2024-08-30
巻 186巻
開始ページ 35
終了ページ 42
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/66778
タイトル(別表記) Research on a Citizenship Education Education Program that Raises Awareness of the Boundaries Between Self and Others Defined by the Concept of ‘Normal’
フルテキストURL cted_014_151.pdf
著者 松原 心| 桑原 敏典|
抄録  本研究は,子どもの価値判断基準,つまり自分と他者を区別する価値判断を問い直すプログラム構成原理を明らかにし,その原理に基づいて開発したプログラムを大学生に対して実験的に実践することを通して,原理の有効性や学習者の価値判断基準の変容を明らかにしようとするものである。本研究では,これまでの価値判断学習にはなかった感情を取り入れた新たな構成原理を明らかにするとともに,プログラムの開発・実践を通して,社会認識のみではなく,感情も踏まえた思考をすることを通して自分と他者を区別する境界が存在していることに気づき,新たな価値を生み出していこうとする学習者の姿が明らかになった。以上のような自他の境界を見つめ直す機会を繰り返すことが,真に多様性を認める社会の形成者の育成につながると考える。
キーワード 多様性 (diversity) 価値判断学習 (studies on value judgment learning) 社会認識 (social perception) 感情 (emotion) ふつう (normal)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2024-03-29
巻 14巻
開始ページ 151
終了ページ 164
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/66777
タイトル(別表記) A Study on the Formation of Educational Philosophy of Collaboration Coordinators Linking Schools and Communities -Focusing on the Process of Embodying Ideals-
フルテキストURL cted_014_135.pdf
著者 波多野 雅俊| 桑原 敏典|
抄録  本研究は,外部人材の教育観に着目し,インタビュー調査を通して連携支援員の教育に関する理想とその具体化の過程を明らかにしようとするものである。対象とするのは,Y県で連携支援員として活動した経験を持つ4名である。近年,「社会に開かれた教育課程」の推進により,地域と連携した授業の開発や学校現場における「地域コーディネーター」をはじめとした連携支援員の配置が進んでいる。全国都道府県教育長協議会第2部会(2019)や地域・教育魅力化プラットフォーム(2019)などにより連携支援員の実態に迫った量的研究が行われるなど,連携支援員に注目が集まっている。本研究では,学校と地域の橋渡し機能を果たしている連携支援員の理想と,その理念の具体化の過程を分析し,連携支援員の教育観が形成される過程を解明したい。
キーワード 連携支援員 (collaboration coordinators) 教育観 (educational view) 理想 (ideal) 具体化 (embodiment)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2024-03-29
巻 14巻
開始ページ 135
終了ページ 149
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/66776
タイトル(別表記) Study on the Process of Formation of Elementary School Teachers’ perspective on Social Studies -Focusing on rookie teachers-
フルテキストURL cted_014_119.pdf
著者 福田 友香| 桑原 敏典|
抄録  本研究は,初任期の小学校教師が何を拠り所として社会科観を形成しているのか,また自身の社会科観をどのように発展させていこうとしているのかを明らかにしようとするものである。調査の結果,初任期小学校教師は,大学時代の卒業論文を書くために所属したゼミでの学びが核となり,日々の授業での子供観察や教材研究,生徒指導の経験など,新しい経験や価値観に出会うことを通して不足している部分を補いながら自身の社会科観を形成しており,社会科観は流動的であることが明らかになった。また,社会科を通して育てたい子供像については,教師のよりよい未来社会への志向が,社会科の役割に対する考えの核となっており,社会科を生徒指導や生活指導と密接に関連する教科であると認識していた。
キーワード 小学校教師 (elementary school teacher) 社会科観 (social studies perspectives) インタビュー (interview) 初任期教師 (rookie teacher) 教師のゲートキーピング (gatekeeping role of teacher)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2024-03-29
巻 14巻
開始ページ 119
終了ページ 133
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/66710
タイトル(別表記) Study on the Development of Consumer Education Programs Aimed at Developing Independent Legal Decision-Making Skills: -Based on a Study of the Theory of Value Formation in Social Studies Education
フルテキストURL bgeou_185_093_104.pdf
著者 桑原 敏典| 宮本 あゆは|
抄録  本研究は,学習者が法に基づいて主体的に判断し,自らが直面している消費者問題の解決に取り組むことができるようになることを目指した教育プログラムの開発・実践を目指したものである。その際に,社会科教育研究の価値観形成論の検討をふまえ,その原理を応用する。法教育として消費者教育を捉えた場合,それは,たんに個人の生活上の問題解決を目指すものにはとどまらない。権利と責任に対する認識に基づいて自立した市民として判断ができる力を育成するとともに,多様な考え方や生き方を尊重する社会を,法に基づいて作っていくことに参画できる市民を育てる教育として位置付けられることになる。開発したプログラムでは,人は誰でもそのような失敗をするものであるということを前提として,取り上げた事例において,なぜ失敗をしたのかを考えさせ,その人を取り巻く状況を把握させたうえで,その人の意図や動機を共感的に理解させることを目指した。
キーワード 法教育 消費者教育 法的判断力 社会科教育 価値観形成
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2024-02-22
巻 185巻
開始ページ 93
終了ページ 104
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66514
タイトル(別表記) Building Principles of Citizenship Education for Children with Intellectual Disabilities: Toward Making a Framework for Developing Programs that Ensure Independent Decision-Making
フルテキストURL hss_056_001.pdf
著者 桑原 敏典|
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2023-12-28
巻 56巻
開始ページ 1
終了ページ 16
ISSN 1881-1671
言語 日本語
著作権者 Copyright (c) 2023 岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/63304
タイトル(別表記) Development of a Theoretical Framework for Local Japanese Language Education for Citizen Development: Focusing on the Career Development of Foreign Technical Interns
フルテキストURL cted_012_135.pdf
著者 HOANG Ngoc Bich Tran| 桑原 敏典|
抄録 本稿は、市民育成のための地域社会における日本語教育の原理や方法に関する理論的枠組みを構築しようとするものである。その際、特に外国人技能実習生に対する日本語教育を対象として取り上げ、技能実習生のキャリア形成に焦点をあて、それに対して日本語教育がどのように役立つかを、先行研究の分析を通して理論的に考察していく。外国人技能実習生が直面している問題としては、地域社会に参加する市民を育成するための内容が組み込まれていないことによって、彼ら・彼女らのキャリア形成につながる学習が十分に保障されていないことが挙げられる。本稿では、市民育成と日本語教育の関連について考察した先行研究を分析し、外国人が日本社会の中で個々の生き方を追求するにあたって、日本語教育がどのような役割を担うかを理論的に検討する。そのうえで、そのための学習の場としての地域日本語教育の可能性と意義を探る。
キーワード 外国人技能実習生(local Japanese language education) 地域日本語教育(citizenship education) 市民性形成(career development) キャリア形成(foreign technical intern trainees)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2022-03-30
巻 12巻
開始ページ 135
終了ページ 149
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/63295
タイトル(別表記) Development of a Life and Environment Studies Teaching Plan Aimed at Forming the Foundation of Social Cognition A Case Study of the Development of a Food Education Program that Encourages Students to Understand Their Relationships with People
フルテキストURL cted_012_017.pdf
著者 山田 凪紗| 桑原 敏典|
抄録 本研究は,社会認識の基盤を形成することを目指した生活科授業の構成原理を,身近な人々との関わりの捉えさせ方に焦点をあて,提案するものである。具体的には,給食を取り上げた食育プログラムの開発を通して,人々との直接的な関わりから間接的な関わりの認識へと視点を転換することを通して,児童の社会認識の範囲を少しずつ拡大し,中学年以降の社会科の目標となる科学的な社会認識の基盤を形成することを目指す。給食という児童にとって学校生活の中でも関心の高い事象を取り上げ,調理員など直接的な関わりを捉えられる人々だけではなく農家の人など間接的にしか自分との関わりが捉えられない人々へと対象を拡大することで,科学的な社会認識の基盤を形成するための視点を獲得させる授業を提案する。
キーワード 生活科(life science) 社会認識(social awareness) 食育(nutrition education) 人々の関わり(people's relationship)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2022-03-30
巻 12巻
開始ページ 17
終了ページ 31
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/63294
タイトル(別表記) Research and Development of Educational Content for Citizenship Education in Elementary School Social Studies as Social Participation Learning A Case Study on the Development of a Teaching Plan Aimed at Solving Local Problems
フルテキストURL cted_012_001.pdf
著者 桑原 敏典| 山田 凪紗|
抄録 本研究は,社会参加学習の原理を小学校社会科に取り入れ,主権者育成を目指した教育内容開発を行うものである。具体的には,先行研究で明らかにされている社会参加学習の原理と方法を検討したうえで,小学校社会科において社会参加を学習指導に取り入れる方法を解明し,その方法を子供自身が地域課題の解決に取り組む単元の開発を通して提案する。主権者教育は,一般的には中等教育段階を想定したものと捉えられがちであるが,主権者育成はたんに投票を促すだけではなく,社会の形成者として必要な資質・能力を広く身に着けさせることを目指したものである。その資質・能力には,認識から思考力・判断力,そして,態度や行動まで含まれる。これを総合的に身に付けさせるためには,社会の中で自ら課題を発見し,その解決に取り組む学習が有効であると考えられる。本研究では,地域課題の解決を目指した社会科の単元開発を通して,初等教育段階の主権者育成の方法を示す。
キーワード 社会参加(social participation) 小学校社会科(elementary school social studies) 主権者教育(citizenship education) 単元開発(unit development) 地域課題(regional issues)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2022-03-30
巻 12巻
開始ページ 1
終了ページ 15
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/63239
タイトル(別表記) A Study on Principles and Methods of Citizenship Education in Elementary School Social Studies: Through the Development of a Teaching Plan Dealing with the Protection and Inheritance of the Traditions and Culture of Local Communities
フルテキストURL bgeou_179_055_064.pdf
著者 桑原 敏典| 山田 凪紗|
抄録 本研究は,主権者育成を目指した小学校社会科の原理と方法を解明し,単元開発を通してそれを具体的に提案しようとするものである。18 歳に選挙権年齢が引き下げられて以降,主権者教育が注目されるようになったが,一般的には主権者教育は中等教育段階のものと考えられ,小学校における取組事例は多くはない。しかし,主権者教育は選挙の際の投票行動を促すことを目標とするものではない。主権者として必要な社会認識を形成し,主権者として必要な政治的判断力を養うとともに,主権者としての自覚や態度,さらには主権者として行動するためのスキルを身に着けさせるものである。それらは,初等教育段階から体系的・継続的に育成する必要がある。本研究では,主権者教育の原理に関する先行研究や,小学校主権者教育のために開発された実践等の分析を通して,小学校主権者教育の原理と方法を解明し,社会科の学習として位置づけられる単元の開発を通してそれらを具体的に提案するものである。
キーワード 主権者教育 小学校社会科 単元開発 伝統や文化
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2022-02-24
巻 179巻
開始ページ 55
終了ページ 64
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/63014
タイトル(別表記) A Study on the Development of Junior High School Social Studies Lesson Plan for Developing the Perspective about Elections: To Aim to Move Away from Citizenship Education That Appeals to a Sense of Duty as a Citizen
フルテキストURL bgeou_178_013_022.pdf
著者 桑原 敏典| 岩崎 圭祐|
抄録 本研究は,従来の主権者教育の課題を克服し,選挙の意義や価値について生徒自身が主体的に考える学習を通して,選挙に対する見方・考え方を身に付けることを目指した中学校社会科の授業を開発しようとするものである。従来の主権者教育は,投票の重要性を理解させ,学習者の国民として義務感を強調し,投票への意欲を喚起しようとするものであった。そのような主権者教育は,学習の直後に一時的に投票への意欲を高めることはできたとしても,その意欲を持続させることはできない。本研究では,そのような課題に応えるため,学習者が選挙制度それ自体のあり方について検討し,自分なりによりよい制度のあり方を考えることを通して,選挙の本質を捉えることができる授業を提案する。これにより,従来の義務感に訴える主権者教育から脱却する方向性を示したい。
キーワード 主権者教育 中学校社会科 授業開発 選挙
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2021-11-26
巻 178巻
開始ページ 13
終了ページ 22
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/62429
タイトル(別表記) Study on Significance and Methods of Introducing Practical Social Cooperation Courses into the Teacher Training Curriculum: On the Basis of the Practice of a Class Focusing on Dialogue with Local Community People.
フルテキストURL bgeou_177_43_53.pdf
著者 桑原 敏典|
抄録 本研究は,教員養成カリキュラムに地域社会との連携に基づく実践的な科目を導入することの意義と方法について,岡山大学教育学部での実践をふまえて論じるものである。全国の大学において,講義中心ではなく学生の主体性を重んじる課題解決型の授業や,地域社会と連携した体験型の授業が増えてきている。また,教員養成においても,学校での体験が重視され,インターンシップが導入され始めるなどの動きが見られるようになった。両者の流れは同じように見えて,教員養成においては体験が学校に限定されている点が異なっている。教員養成という目的の下では,実践や体験の場が学校に限定されるのは当然のようにも思われるが,本研究では,教員養成においても学校外の実践や体験が必要であることを論じたうえで,その考え方に基づいて構想,実践した科目の報告を行う。報告を通して,教員の養成にも学校内だけではなく学校外の実践体験が重要であることを論じていきたい。
キーワード 教員養成 地域社会 社会連携 実践型授業
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2021-08-26
巻 177巻
開始ページ 43
終了ページ 53
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher