JaLCDOI | 10.18926/11739 |
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Title Alternative | Nursing care brought behavioral change on a hemodialysispatient, whose body weight increased conspicuously |
FullText URL | 010_1_057_061.pdf |
Author | Uchida, Yoko| Hayashi, Yuko| |
Abstract | 体重増加が著しく,嘔気や嘔吐を繰り返していた透析患者が,看護婦とのかかわりの中で,徐々に体重コントロールが出来るように変化していった。そこで,透析患者に行動変容をもたらした看護援助が何であったのかを明らかにすることを目的として,本事例を振り返り,Banduraの「自己効力理論」と,河口らの,行動変容への「とっかかり言動」の概念に基づいて考察した。その結果,患者に行動変容をもたらした看護援助は以下のようであることがわかった。(1)患者の気持ちや行動を受け止め,共感することで,患者が感情表出しやすい環境を整えた。(2)患者の行動変容に結びつく言動を逃さずキャッチした。(3)「それぐらいならできそう」という,患者にとって身近で実行可能な行動目標を共に考えた。(4)患者が成功体験を積み重ねることが出来るように,患者を支援し,行動を評価して,患者の自己効力を高めた。 |
Keywords | 透析患者 (hemodialysis patient) 行動変容 (behavioral change) 看護援助 (nursing care) |
Publication Title | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
Published Date | 1999-12-20 |
Volume | volume10 |
Issue | issue1 |
Start Page | 57 |
End Page | 61 |
ISSN | 1345-0948 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313703 |
JaLCDOI | 10.18926/11734 |
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Title Alternative | Analysis of three cases of renal transplant recipients whose feelings about life have become negative after transplantation |
FullText URL | 010_1_051_056.pdf |
Author | Watanabe, Kumi| Hayashi, Yuko| Nakanishi, Yoshiko| Kanao, Naomi| Hosina, Eiko| |
Abstract | 筆者らは,林が作成した看護援助モデルに基づき,腎移植者への効果的な看護介入についての検討を行っている。その一環として,今回,腎移植を受けた119名を対象に,QOLや移植前と現在の人生に対する受けとめ方について調査した。人生に対する受けとめ方の移植前後の変化を分析したところ,ほぼ全数に近い腎移植者が移植前と比べよい状態であると受けとめていたが,3事例において受けとめ方が低下していた。そこで,この3事例に着目し,これらの事例が日常生活の中で不満を抱いている事柄を分析した。その結果,移植後に人生に対する受けとめ方が低下した3事例が抱く不満は,1.腎臓・健康などの身体状況,2.家庭環境,3.医療・友人・他人からのサポート,4.家族や社会の中で役割を果たす能力の4カテゴリーに分類された。移植後の人生の受けとめ方の否定的変化には,上記の4カテゴリーに対して抱く不満が影響していることが推測され,腎移植後の看護介入を検討する上で考慮すべき点であることが明らかになった。 |
Keywords | QOL (quality of life) 腎移植 腎移植者 (renal transplant recipient) 看護 (nuising approach) |
Publication Title | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
Published Date | 1999-12-20 |
Volume | volume10 |
Issue | issue1 |
Start Page | 51 |
End Page | 56 |
ISSN | 1345-0948 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313642 |
JaLCDOI | 10.18926/11732 |
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Title Alternative | Interpersonal values in 4-year course nursing students : Comparisons with 3-year course nursing students and students not majoring in nursing science |
FullText URL | 010_1_029_034.pdf |
Author | Nagata, Hiroshi| Kato, Kumiko| Sasano, Kanji| |
Abstract | 1999年4年制看護課程に入学した看護学生の入学時の対人関係価値をKG-SIVによって現実の自己像とナースの理想像について調査し,これを同年に非看護課程に入学した学生と3年制看護課程に異なる時期(1990年,1993年,1996年)に入学した看護学生3コホートと比較した。その結果,4年制看護学生は非看護学生に比べ,「博愛」と「同調」を重視する程度が強く,「支持」と「承認」,「独立」を重視する程度が弱かった。また,彼女ら の対人関係価値は3年制看護課程の学生のそれに類似していた。さらに,コホートの年次的移行のなかで看護学生の対人関係価値は「支持」と「独立」への動機づけが増大し,「博愛」への動機づけが滅退する傾向を見せた。 |
Keywords | 対人関係価値 (interpersonal values) 看護学生 (nursing students) コホート (cohorts) |
Publication Title | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
Published Date | 1999-12-20 |
Volume | volume10 |
Issue | issue1 |
Start Page | 29 |
End Page | 34 |
ISSN | 1345-0948 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002314023 |
JaLCDOI | 10.18926/11731 |
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Title Alternative | The learning of nursing students through on site gerontological nursing practice -The difference in the learning of nursing students between a geriatic hospital and a home for the aged- |
FullText URL | 010_1_035_049.pdf |
Author | Sumiyoshi, Kazuko| Okano, Hatsue| |
Abstract | 当医療技術短期大学部(以下医療短大と略す)の老人看護学実習は,特別養護老人ホーム(以下老人ホームと略す)と老人病棟のどちらかの施設で2週間の実習を行っている。今回は老人看護学実習での学生の学びの内容を把握する目的で,平成10年度のカンファレンスノートの記録を分析した。対象者は医療短大3年生75名のうちカンファレンスの記録が残っていた47名を分析の対象にした。内容分析の手法を用いて研究者2人で分析を行った。その結果,3つのカテゴリー,8つのサブカテゴリーに分類され,以下の2点が示唆 された。①実習の1週目では学生は,実習形態の違いやコミュニケーションがとれないことに戸惑っているが,2週目には日常生活の援助を通して相手を理解しようと努力していた。②老人病棟では治療の必要な患者のケアを通して高齢者の特徴を学び,老人ホームでは,生活の援助を通して個別性の大切さを学んでいた。以上の結果から,2週間の老人看護学実習を通して学生は,高齢者への理解を深めていることが明らかになった。今後は学生の学びと実習目標との関連についても検討が必要である。 |
Keywords | 老人看護学実習 (the learning of nursing practice) 実習からの学び (gerontological nursing practice) 高齢者の理解 (understand ages) |
Publication Title | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
Published Date | 1999-12-20 |
Volume | volume10 |
Issue | issue1 |
Start Page | 35 |
End Page | 49 |
ISSN | 1345-0948 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313759 |
JaLCDOI | 10.18926/11728 |
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Title Alternative | Rationalization of measures to protect the working environment in radiation controlled areas from the perspective of the relationship between surface and airborne contamination |
FullText URL | 010_1_001_013.pdf |
Author | Yamaoka, Kiyonori| Shibuya, Koichi| Nagamatsu, Tomohiro| Kawasaki, Shoji| |
Abstract | 放射線管理区域において業務従事者の放射線防護が正確に実施されていることを確認するために放射性同位元素の環境測定が行われている。しかし,実際の測定においては,濃度が低いなど実測困難な場合が多いこと,多くの人手と経費を要していることから,より合理的な測定の実施ができないかということについての検討が期待されている。このため本総説では,まず大学などの放射線管理区域における作業環境測定方法の現状についてまとめた。次に,放射線管理区域の床,作業台などにおける放射性同位元素の表面汚染と空気汚染に着目し,汚染粒子の移行など表面汚染と空気汚染の関係機構について,また,スミア法や直接測定法などの各種表面汚染測定法の汚染採取効率などを指標とした特性とこれら測定法の改良の試みについてまとめた。さらに,実際の作業場所において,作業内容,換気,表面材料などが表面汚染と空気汚染の関係に及ぼす影響について,その検討例を紹介した。得られた知見をまとめるとともに,測定箇所・測定頻度の適性化やそれぞれの測定箇所に適した測定法の選定など作業環境測定の一層の合理化に向けて,今後どのような検討が必要なのかについて提案した。 |
Keywords | 放射線管理区域 (radiation controlled area) 作業環境測定 (working environment measurement) 表面汚染測定法 (surface contamination measurement) スミア法 (smear test) 採取効率 (collecting efficiency) |
Publication Title | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
Published Date | 1999-12-20 |
Volume | volume10 |
Issue | issue1 |
Start Page | 1 |
End Page | 13 |
ISSN | 1345-0948 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002314017 |
Author | Ohta, Takeo| |
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Published Date | 1999-12-20 |
Publication Title | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
Volume | volume10 |
Issue | issue1 |
Content Type | Others |
JaLCDOI | 10.18926/11719 |
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Title Alternative | Influence on the character of films used for density control of an automatic processor by the difference in the way of preserving |
FullText URL | 010_1_023_028.pdf |
Author | Ohno, Seiichiro| Yoshida, Akira| Inoue, Tatsuya| Kobashi, Toshimi| Morioka, Yasuki| Nakagiri, Yoshitada| |
Abstract | 自動現像機の濃度管理に用いられるフィルムの保存については,種々の報告がなされており,最良の方法が確立されているとは言い難い。さらに,レギュラフィルムとオルソフィルムの保存方法の違いによる濃度管理への影響,あるいはこれらの比較については,これまでほとんど報告されていない。本論文では,われわれは,レギュラフィルム,フジnew-RXとオルソフィルム,コニカSR-G,SR-VおよびSR-Hを用い,開封後,室温,冷蔵,冷凍の3種類の保存方法を採用した。われわれは,35週間3種類の保存方法で4種類 のフィルムのgross fog,speed indexとaverage gradientへの影響を調査した。その結果レギュラフィルムは,3種類の保存方法による差が認められなかった。オルソフィルムでは,冷蔵・冷凍保存に大きな特性変動が認められた。その原因として,オルソフィルムは増感色素が結露に対して敏感に影響を受けたと考えられた。 |
Keywords | 自動現像機 (automatic processor) 濃度管理 (density control) フィルム保存 (film preservation) 結露 (dew condensation) |
Publication Title | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
Published Date | 1999-12-20 |
Volume | volume10 |
Issue | issue1 |
Start Page | 23 |
End Page | 28 |
ISSN | 1345-0948 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313437 |
JaLCDOI | 10.18926/11716 |
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Title Alternative | Variations of parameters of bioelectrical impedance during upper limb movement |
FullText URL | 010_1_015_022.pdf |
Author | Nakamura, Takao| Yamamoto, Yoshitake| |
Abstract | これまでに生体電気インピーダンスを用いて身体運動の解析を行ってきた。インピーダンスの変動原因は測定部位の等価断面積変化および貯血量変化と説明できるが,直接的に断面積変化や貯血量変化を測定することは困難であるため,その変動原因の定量的な検討は不十分であった。そこで,本研究では上肢運動に伴う生体電気インピーダンスの変動原因を生体の等価回路のパラメータの変動で説明する。インピーダンスのモデルはCole-Cole型であり,等価回路は,細胞外液抵抗Re,細胞内液抵抗Ri,分散の特性周波fm fm,緩和時間の分布の程度を表すα,βの独立した5パラメータで表現した。 上肢の肘関節および手関節の屈曲運動野に伴う前腕部および上腕部の電気インピーダンスを測定した。まず,電気インピーダンスの等価直列抵抗Rの変動率をパラメータの変動率で線形近似し,その信頼性と各パラメータ変動のRへの影響を確認した。Rへの影響はReとRiが支配的であるが,測定部位や運動の違いにより,それぞれの影響が異なることを示した。これは測定部位の筋活動状態の違いを表すものである。さらに,肘関節最大屈曲におけるRの変化にはfmの変化が大きく依存しており,上肢運動のインピーダンス変化には細胞膜の分極特性の変化も影響していることを明らかにした。本研究の結果は,運動強度の違いや疲労状態における身体運動評価に有意義である。 |
Keywords | 生体電気インピーダンス (bioelectrical impedance) 等価回路 (equivalent circuit) Cole-Cole円弧 (Cole-Cole circular loci) 上肢運動 (upper limb movement) 4電極法 (four electrode method) |
Publication Title | 岡山大学医学部保健学科紀要 |
Published Date | 1999-12-20 |
Volume | volume10 |
Issue | issue1 |
Start Page | 15 |
End Page | 22 |
ISSN | 1345-0948 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002314002 |