検索結果 9298 件
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10960 |
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フルテキストURL | 131_0101_0111.pdf |
著者 | 尾上 雅信| |
抄録 | 本稿では、ビュイッソンの公教育思想をあきらかにする基礎的作業の一環として、自らが初等教育局長として推進した1880年代教育改革をどのようにとらえていたか、1883年6月の講演記録を素材に分析した。それは、(1)この改革の本質を国民教育の創設ととらえ、(2)その樹立のために無償・義務・世俗化の「三重の改革」を実施したこと、(3)改革の背景には実物教授の導入や教科目増加等の教育学的改革が存在したこと、(4)この改革における教員ひとりひとりの個人的努力を強調していたことなどと特徴づけることによって、この改革の意義を説明するものであったことをあきらかにした。 |
キーワード | ビュイッソン 第三共和制 ジュール・フェリー改革 ポリテクニーク協会 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-03-15 |
巻 | 131巻 |
開始ページ | 101 |
終了ページ | 111 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311192 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10959 |
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フルテキストURL | 131_0079_0091.pdf |
著者 | 脇本 恭子| |
抄録 | Some people may resort to foul language like swearing and cursing to vent uncontrollably intense feelings. These profane and stigmatized expressions, which occur in a large variety of forms, have evolved for centuries and are now deep-rooted in English-sy>eaking countries. It is true that most of them have lost their original or literal senses and are used merely as meaningless expletives, but there are some which are still deemed strictly as taboo--social restrictions prohibit their use in public. This article deals with oaths, imprecations and other blasphemous formulas found in Goldsmith's She Stoops to Conquer (1773) and Sheridan's The Rivals (1775). Examples are sorted according to their fundamental meanings, with some statistical analyses added in a later section for further discussion. We are concerned here particularly with the linguistic features influenced by such social factors as "gender" and "class," tracing the trends in 18th century British society. We hope to elucidate what conventional formulas were widely adopted in those days and how new modes were devised by each author. |
キーワード | oath imprecation swearing expletive 18th c. British drama |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-03-15 |
巻 | 131巻 |
開始ページ | 79 |
終了ページ | 91 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 英語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311329 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10958 |
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フルテキストURL | 131_0069_0077.pdf |
著者 | 笠井 八重子| 菅野 かおり| |
抄録 | 大正末期から昭和初期の食生活の聞き書『日本の食生活全集』(全48巻)における資料を中心に「たくあん」、「たくあん以外のダイコンの漬物」の加工および「食し方」について収集、分析した。全事例343例、「たくあん」は156例であった。「たくあん」加工のダイコン乾燥期間の地域別特徴は顕著な差異は認められず、おおよそ10日間前後で、稀に30日間と長い場合も見られた。漬け床の塩量は、ダイコン重量に対して3-6%~10-27%、ヌカ量は、使用する塩量で決められ、これらの割合は、地域別特徴より、「たくあん」を食する時期によって決められることが明らかになった。「たくあん」漬け(ダイコン収穫3ヶ月)ができるまでは、ダイコンの生の食感等を活かした塩や調味液、もしくは干しダイコンを調味液に漬けるなどによる漬物の加工であることがわかった。一方、1年を越えた「古漬けたくあん」は脱塩し、みそ漬けや、煮る、炒めるなどの総菜に用いられることが明らかになった。漬物は、翌年の収穫まで1年間を通じて、「たくあん」中心に食する計画がなされ、このことは地域別で、大きな違いは認められなかったが、とくに、北海道および沖縄では、地域の特産物、動物性食材を加える加工が多く、他の地域とは異なることが認められた。 |
キーワード | たくあん ヌカ 塩 乳酸発酵 食生活 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-03-15 |
巻 | 131巻 |
開始ページ | 69 |
終了ページ | 77 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311237 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10957 |
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フルテキストURL | 131_0057_0067.pdf |
著者 | 佐藤 園| 三浦 聖子| 原田 省吾| |
抄録 | 本研究の目的では、全ての生徒が乳幼児との関わりを通して、親になるということを考え、自己理解を図る保育授業の開発にある。本報は、中学校家庭科でこの目的を達成するための第二段階として、中学校選択教科「技術・家庭(家庭分野)」を履修している生徒16名(第3学年女子16名)にFlour Baby Project(以下、FBPと称す)を実施し、その有効性を検討した。生徒は、①Flour Babyに対する愛着を持って土・日を含むFBPを行い、②世話に伴う様々な大変さから、③家族の協力の必要性を感じると共に、④「養育態度の反省」から、現在の自分には、子育てに対する責任と知識・経済力が欠如し、自立できていないために、親になることはできないという⑤「現在の自分に関する知識」を形成していた。しかし、最終授業で行ったディスカッションで終了後には、生徒は、「将来は自分も子どもがほしい」、「子育ては大変だがそれを通して自分も成長できるのではないか」という⑥「将来の自分に関する認識」に結びつく意見を記述していた。 |
キーワード | 中学校選択教科「技術・家庭(家庭分野)」 授業開発 保育授業 フラワーベイビープロジェクト |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-03-15 |
巻 | 131巻 |
開始ページ | 57 |
終了ページ | 67 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311274 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10956 |
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フルテキストURL | 131_0051_0055.pdf |
著者 | 三浦 孝仁| 山口 誠| 越智 英輔| |
抄録 | 本研究では、足関節におけるキネシオテープが身体の重心動揺安定性に及ぼす影響について検討するため、重心動揺計及びバランスボードによる評価を行った。その結果、身体の重心動揺安定性に関しては、キネシオテープ貼付が閉眼時のバランス能力を改善させることが示唆された。また、キネシオテープ貼付はバランスボード上での総接地時間を低下させ、その傾向は、前後方向の重心動揺回数においてより顕著であった。以上の結果より、足関節におけるキネシオテープは身体の重心動揺安定性を改善させることが明らかになった。 |
キーワード | キネシオテープ 足関節 重心動揺安定性 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-03-15 |
巻 | 131巻 |
開始ページ | 51 |
終了ページ | 55 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311220 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10955 |
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フルテキストURL | 131_0037_0049.pdf |
著者 | 田中 賢二| |
抄録 | 旧西ドイツ地区・バイエルン邦に焦点を当て、初等教育段階における科学教育がどのように変化してきているのかを、新旧の基礎学校学習指導要領などを手がかりにして、明らかにしてきた。「基礎学校は、今日、外国語との出会いとコンピュータの取扱いが含まれるであろう現在・未来の教育課題にも目を向ける」学習指導要領の改訂(2000)に伴い、科学教育を含む教科「郷土及び事象科」の「郷土及び事象教授」への変化、「子供志向」から「事象志向」とのバランスを取るということへの変化、「テーマ領域」から「学習分野」との2次元的な内容構成への変化の中で、ドイツ・バイエルン邦における初等科学教育は、削減や軽視ではなく、再び、地歩を獲得してきているといえる。 |
キーワード | ドイツ バイエルン邦 初等教育 科学教育 変遷 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-03-15 |
巻 | 131巻 |
開始ページ | 37 |
終了ページ | 49 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311239 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10954 |
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フルテキストURL | 131_0027_0036.pdf |
著者 | 野邊 政雄| |
抄録 | 本研究の目的は、岡山県高梁市農村部、高梁市市街地、岡山市に住む高齢女性の調査データを分析し、高齢女性が人口規模の相違した地域に住んでいることによって、別居子の居住場所にどのような差異があるかを究明することである。生活関連施設、行政機関、商業施設、医療施設は農村部ではあまりなく、高齢者は高梁市の農村部では暮らしづらいと考えられるけれど、多くの高齢者が農村部に住み続けている。データの分析によって、農村部の高齢女性には、別居子が同じ市内にあまりいないけれど、「岡山県内」にある近くの人口規模が大きい都市に多くの別居子がいることを明らかにした。そうした別居子の支援のおかげで、高齢女性は農村部に住み続けられると考えられる。 |
キーワード | 高齢女性 別居子 別居場所 高梁市 ソーシャル・サポート |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-03-15 |
巻 | 131巻 |
開始ページ | 27 |
終了ページ | 36 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311215 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10953 |
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フルテキストURL | 131_0013_0025.pdf |
著者 | 髙山 芳治| 今福 茂樹| |
抄録 | 本研究では、中学校社会科地理的分野の学習において、一人ひとりの生徒に調べる力や学ぶ力、見方・考え方を育成することを目指している。このため、個別学習(指導)が可能な地理学習プリントを開発した。学習プリントは、生徒が所持している教科書や資料集などをもとに、生徒が自ら学習にとりくむことができるように作成している。本稿では、開発した学習プリントを用いて実施した授業から得られた生徒のノート、感想文を分析することによって、生徒にどのような調べる力、地理的見方・考え方が形成できたかを、明らかにした。 |
キーワード | 地理学習プリント 調べる力 地理的見方・考え方 学習ノート 感想作文 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-03-15 |
巻 | 131巻 |
開始ページ | 13 |
終了ページ | 25 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311262 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10952 |
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フルテキストURL | 131_0001_0012.pdf |
著者 | 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究では、中学校社会科における新しい評価のあり方について、評価規準・基準、評価問題作成を中心に検討し、その問題点を明らかにした。具体的には地理的分野と歴史的分野について、国立教育政策研究所が示した評価規準・基準や市販されている文献に掲載されている評価問題などを取り上げて、それらを批判的に検討することを通して、観点別評価や絶対評価が中心となった新しい評価を実際に行っていくにあたってどのような点に留意すべきかを提示した。その留意点とは、新しい評価においては、いわゆる活動主義的・形式主義的偏向が強まっている傾向があるため、数量的な観点だけではなく質的な視点にも留意して評価規準・基準を作成すべきであることや、評価を十分に行おうとするあまり、評価規準が複雑になり過ぎて実際的でなくなる傾向があるので、観点を厳選し信頼度や妥当性を高めるべきであるころなどである。 |
キーワード | 中学校社会科 新しい評価 地理的分野 歴史的分野 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-03-15 |
巻 | 131巻 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 12 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311331 |
著者 | 森 義裕| 海野 均| 馬場 直道| |
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発行日 | 2001-02 |
出版物タイトル | 岡山大学農学部学術報告 |
巻 | 90巻 |
号 | 1号 |
資料タイプ | 紀要論文 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10950 |
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フルテキストURL | 132_0131_0142.pdf |
著者 | 野邊 政雄| |
抄録 | メルボルンのグレンアイラ市に住む6人の高齢女性に、①日常生活、②ライフヒストリー、③何に幸福感を感じるかの3点に関して聞き取り調査を2005年9月におこなった。本稿では6人の語りを提示し、それに考察を加えた。 |
キーワード | 高齢女性 メルボルン パーソナルネットワーク 主観的幸福感 ライフヒストリー |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-07-14 |
巻 | 132巻 |
開始ページ | 131 |
終了ページ | 142 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311311 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10949 |
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著者 | 髙山 芳治| 古賀 一夫| |
抄録 | 本研究は、小学校5年生を対象に開発した単元「森林と水と生活」の学習書(個別学習用)に基づいて実施した実験授業の結果を分析したものである。実験授業の結果、問題集、作文、「推せん課題」レポート、プリテスト・ポストテスト、「学期の反省アンケート」などのデータを得ることができた。これらのデータを分析・考察することによって、開発した学習書が個別学習用教材として適切であったか、どのような社会認識を形成したか、実験授業によって社会認識がどのように変化したか、その理由は何かなどを明らかにすることを目的としている。本稿では、まず、プリテスト・ポストテストの分析と考察を行い、実験授業の前後で、児童の認識がどのように変化したかを明らかにした。次に、「学期の反省アンケート」の分析と考察では、3学期に、どの単元を一番頑張って学習したか、その理由について明らかにした。 |
キーワード | 実験授業 プリテスト ポストテスト 反省 「頑張り度」 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-07-14 |
巻 | 132巻 |
開始ページ | 123 |
終了ページ | 129 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 40007473264 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10948 |
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フルテキストURL | 132_0115_0121.pdf |
著者 | 賈 惠京| 吉田 則夫| |
抄録 | 慣用句は長い年月のなかで、生まれ、育まれて、社会的パーソナリティにある程度規定されているため、その地域の人の気質や、生活慣習などをよく映し出している。本稿は身体語を含む慣用句の日韓対照研究の一環である。慣用句を研究することは、現代日本語の分析による日本文化の特性に関する研究として大きな意義があろう。身体語が慣用句表現の中でどのように捉えられ、どのような認識や感情などと結びついているのかを追求する。日本語と韓国語に共通して、もっとも豊富な句例を見せている「目」の場合を例に、両言語における身体語彙慣用句に関する表現上の発想や類似の様相について概観する。 |
キーワード | 慣用句 身体語彙 目の慣用句 日韓語の対照 類似の様相 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-07-14 |
巻 | 132巻 |
開始ページ | 115 |
終了ページ | 121 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311296 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10947 |
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フルテキストURL | 132_0103_0114.pdf |
著者 | 淵上 克義| |
キーワード | 異年齢保育 group decision making conflict of interest inter-subgroup relations information exchange |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-07-14 |
巻 | 132巻 |
開始ページ | 103 |
終了ページ | 114 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 英語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311328 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10946 |
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フルテキストURL | 132_0091_0102.pdf |
著者 | 尾上 雅信| |
抄録 | 本稿では、ビュイッソンの公教育思想を検討する基礎的作業の一環として、1886年および1889年の二つの論考を素材に、彼が1880年代教育改革をどのようにとらえ、また一般に説明しようとしていたかという点を検討した。その結果、(1)1880年代教育改革をフランス革命の理念の実現ととらえたこと、(2)とくに教育の世俗化の進展を重視し強く説明していたこと、(3)改革の実質的推進主体を教員とし、80年代教育改革は教員の資質向上のための条件整備を行うとともに、「教育的使命」を抱かせようとするものであった点を強調して説明していたことなどの特徴をあきらかにした。 |
キーワード | ビュイッソン 第三共和制 ジュール・フェリー改革 ゴブレ法 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-07-14 |
巻 | 132巻 |
開始ページ | 91 |
終了ページ | 102 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311324 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10945 |
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フルテキストURL | 132_0039_0048.pdf |
著者 | 岡田 和也| |
抄録 | 本論文は、Sara Fanelliの絵本作品First Flightの英語教材としての可能性を示すことを目的としている。小学校での英語クラス、あるいは、広く児童英語の活動をする際に、First Flightが有益な教材となりうることを具体的に提案する。英語絵本は、これまで身近なものとして受け入れられてはきたが、絵本作品の中で使われている英語表現について、実質的なレベルで本格的に議論されることは少なかった。本論文は、そうした従来の英語教育の状況を踏まえ、英語絵本の教材としての可能性を探る一考察である。 |
キーワード | 英語教材 児童英語 絵本 言語習得 総合的教育 翻訳と英語教育 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-07-14 |
巻 | 132巻 |
開始ページ | 39 |
終了ページ | 48 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311211 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10944 |
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フルテキストURL | 132_0069_0076.pdf |
著者 | 横松 友義| 安達 保雄| 伊勢 慎| 永原 慎太郎| 稲益 かおり| |
抄録 | 本稿では、異年齢の乳幼児たちを対象にする保育に関する体系的研究を行うための第一歩として、用語使用に関する提案と、先行研究論文・先行実践報告においてその種の保育を対象にしている理由についての分析と、その体系的研究の今日的意義に関する考察及び研究展望を行っている。用語については、積極的に実践を進めるという意味が込められた「異年齢保育」あるいは「異年齢児保育」を用いることを提案する。異年齢保育への関心の高まりは、現場の必要性とか、社会の条件整備とか、異年齢保育そのものへの洞察の深まりとか、保育研究の転換への指向性とかを背景に生じている。その体系的研究は、保育実践・保育研究に豊かな転換をもたらす上で重要であると考える。これから、方法論研究とそれを踏まえた実践研究と歴史研究とを本格的に推進する必要がある。 |
キーワード | 異年齢保育 異年齢児保育 縦割り保育 混合保育 体系的研究 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-07-14 |
巻 | 132巻 |
開始ページ | 69 |
終了ページ | 76 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311318 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10943 |
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フルテキストURL | 132_0063_0067.pdf |
著者 | 眞田 敏| 中山 利美| 森上 朋子| 加戸 陽子| 柳原 正文| 荻野 竜也| |
抄録 | Victoria版Stroop Testにおける課題達成所要時間の年齢による変化について検討し、併せて各年齢群別標準値を得ることを目的とした。5歳1ヶ月から49歳0ヶ月の健常児・者193名を対象に、黒色で印刷された文字の色を読む(Word Reading:WR)課題、丸型カラーバッチの色名を言う(Color Naming:CN)課題、文字と印刷された色が異なる(Incongruent Color Naming:ICN)課題を行い、ICN課題達成所要時間に対するCN課題達成所要時間の差(以下ICN-CN)と比(以下ICN/CN)について年齢を説明変数とする単回帰分析を行った。その結果、全てにおいて年齢による有意な変化が見られ、成績が最良となる年齢は、WR課題において29.7歳、CN課題において29.0歳、ICN課題において30.2歳、ICN-CNにおいて31.0歳、ICN/CNにおいて34.5歳であることが明らかになった。また、各課題達成所要時間の差異についての一要因の分散分析を行った結果、有意差(F(2,576)=179.312,p<.001)が認められた。多重比較(Turkey HSD)の結果、各課題間に有意差(WR課題とCN課題:p<.01、WR課題とICN課題:p<.001、CN課題とICN課題:p<.001)が認められ、WR課題、CN課題、ICN課題の順に有意な遅延を示した。 |
キーワード | Stroop Test 発達的変化 健常児 標準値 干渉効果 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-07-14 |
巻 | 132巻 |
開始ページ | 63 |
終了ページ | 67 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311312 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10942 |
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フルテキストURL | 132_0057_0062.pdf |
著者 | 眞田 敏| 高橋 秀美| 加戸 陽子| 中山 利美| 柳原 正文| 荻野 竜也| |
抄録 | 本研究では、コナーズ幼児用持続的注意集中力検査(Conners' Kiddie Continuous Performance Test;K-CPT)における各評価指標の発達的および加齢変化を検討し、各年齢別標準値を得ることを目的とし、3~87歳までの健常児・者の71名(男性35名、女性36名)を対象に検査を行った。単回帰分析の結果、見逃し(Omissions error;OE)、お手つき(Commissions error;CE)、反応時間(Hit Reaction Time;HR)、反応時間のばらつき(Hit Reaction Time Standard Error;HRSE)、注意深さ(Detectability;d')の各評価指標において年齢による変化を認め、また成績の最良点はいずれも40歳代に示された。K-CPTは従来のCPTより短時間で施行でき、注意欠陥/多動性障害や広汎性発達障害などを伴う幼児への臨床応用にも適していると思われる。 |
キーワード | Continuous Performance Test 発達的変化 健常者・児 標準値 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-07-14 |
巻 | 132巻 |
開始ページ | 57 |
終了ページ | 62 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311307 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10941 |
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フルテキストURL | 132_0049_0056.pdf |
著者 | 大竹 喜久| 西 幸代| 三好 美津子| |
抄録 | 小論では、アメリカ合衆国労働省が主導して進める「就労のカスタム化」の本質について、それがどのように重度障害者の一般就労を促進することにつながるのか、という視点から検討した。まず、重度障害求職者と雇用主のニーズを満たすことがカスタム化であること。カスタム化を実現させるためにはとりわけ「探索と発見」「ポジションの創造」「交渉」を実施していくことが大切であることを述べた。次に、重度障害者の就労のカスタム化が、ジョブコーチ付き就労のベストプラクティスの本質部分を取り出しており、それによってベストプラクティス形骸化に一定の歯止めをかける可能性がある、ということを指摘した。最後に、2001年から始められた就労のカスタム化モデル事業の評価研究結果を引用しながら、「ポジションの創造」「交渉」といったカスタム化の核になるサービスがほとんど提供されていないという現状を紹介した。 |
キーワード | 就労のカスタム化 重度障害者 アメリカ合衆国 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 2006-07-14 |
巻 | 132巻 |
開始ページ | 49 |
終了ページ | 56 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311203 |