
検索結果 112 件
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/69237 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | We Discuss What Kind of Sex Education Is Appropriate to End Sexual Violence |
| フルテキストURL | bgeou_189_057_066.pdf |
| 著者 | 大守(川﨑) 伊織| 小松 彩乃| 髙田 千尋| |
| 抄録 | 性暴力は、被害者の心身の健康状態に長年にわたって重大な悪影響を及ぼすことが知られている。本研究の目的は、日本における性暴力の実態を文献・資料によって調査し、性暴力を根絶するために求められる性教育を提議することである。内閣府が実施したアンケート調査によると、言葉による性暴力被害は17.8% 、同意のない性交等の被害は4.1%と報告されていた。被害を受けた場所は学校( 22.5%)が最多であり、加害者との関係は、「通っていた(いる)学校・大学の関係者(教職員、先輩、同級生、クラブ活動の指導者など)」( 36.0%)が最も多く、被害者の半数以上は誰にも相談していなかった。これらのデータは、学校においてこそ、性暴力を根絶するための性教育を実施すべきであることを物語っている。しかしながら、学習指導要領に「性的同意」に関する指導は含まれておらず、教科書の記述も極めて限定的であった。性暴力のない社会を実現するためには、幼少期から絵本等を用いた教育やロールプレイを通じた実践的学習が望まれる。 |
| キーワード | 性教育 性暴力 レイプ 性的同意 |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2025-08-22 |
| 巻 | 189巻 |
| 開始ページ | 57 |
| 終了ページ | 66 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/69236 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Perspectives on Virtual Team Research: Paradoxes Facing Team Management in the DX Era |
| フルテキストURL | bgeou_189_037_056.pdf |
| 著者 | 三沢 良| 藤村 まこと| |
| 抄録 | 情報通信技術の発展や新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機として,組織におけるバーチャルチーム(virtual team; VT)の活用が広がっている。本稿では,VT に関する理論的・実証的知見を整理し,DX 時代におけるチームマネジメントの課題と今後の研究の方向性を検討した。まず,VT の概念定義とその中核をなすバーチャル性の構成要素(地理的分散,テクノロジーの使用など)を確認し,VT の効果性を説明する主要な理論モデルをレビューした。また,VT の構造に内在する「バーチャル性のパラドックス」に着目し,「柔軟性と構造化」や「独立と相互依存」など,相反する要求が同時に存在する持続的な緊張状態と,それに対応するための両立の発想に基づくマネジメントの重要性を考察した。 |
| キーワード | バーチャルチーム チームマネジメント バーチャル性のパラドックス 文献レビュー |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2025-08-22 |
| 巻 | 189巻 |
| 開始ページ | 37 |
| 終了ページ | 56 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/CTED/68504 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Proposals for Supporting Children’s Adaptation in School Mergers and Closures |
| フルテキストURL | cted_015_357.pdf |
| 著者 | 池田 祐加| 伊住 継行| |
| 抄録 | 本研究の目的は,学校統廃合に係る文献検索および実態調査を通して,学校統廃合という環境移行が児童に与える影響について検討し,学校統廃合がもたらす環境移行に対する児童の適応支援策について提言することである。まず,学校統廃合に係る文献検索を行った結果,学校統廃合の経験が児童生徒のその後の人間関係形成やストレス反応の増加に影響を与えている可能性が示された。しかし,学校統廃合が児童に与える影響に関する研究は非常に少なく,統廃合の経験が児童に与える心理的影響については十分に解明されていないことがわかった。次に,実態調査として行ったインタビューにおいて,学校統廃合が児童にとって大きなストレス要因となる可能性があることがわかった。これらの現状を踏まえて,学校統廃合が児童に与える影響を和らげるため,特別活動を中心として,個人・学級・学年・学校レベルでの具体的な取組を提案した。 |
| キーワード | 学校統廃合 (School Consolidation) 児童 (Children) 人間関係形成 (Relationship Building) ストレス (Stress) 特別活動 (Special Activities) |
| 出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
| 発行日 | 2025-03-28 |
| 巻 | 15巻 |
| 開始ページ | 357 |
| 終了ページ | 371 |
| ISSN | 2186-1323 |
| 言語 | 日本語 |
| 著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/68412 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | This Study on “Modeling Self-Transformation” and “Gestaltkreis” in the “Craftical Formation” of Individual Creators: Understanding Creative Processes Toward the Realization of “Individually Optimized Learning” |
| フルテキストURL | bgeou_188_035_045.pdf |
| 著者 | 大平 修也| |
| 抄録 | 本研究では,造形行為の過程で制作者が経験する学びを分析し考察する視点について,特に,工芸制作に関連した文献の調査により検討することを目的とした。そのため,制作者自身の見方,感じ方,考え方と造形物を共に形成していく工芸の制作過程としての金子賢治の「工芸的造形」と,制作者が自身の変化と素材の変化を一体とした造形行為を連鎖させていく学びの過程としての橋本真之の「造形的自己変革」と,人間の「自己」が生み出されていく過程としてのヴァイツゼッカーの「ゲシュタルトクライス」について文献調査した。これにより,制作者自身の見方,感じ方,考え方と造形物を共に形成していきながら,制作者自身の変化と素材の変化が一体となって生じる造形行為の過程において,自らの「自己」を生み出し続けていく制作者の学びを分析し考察する視点をまとめた。今後は,本研究の成果を検証するため,本研究で示した視点に立つ事例研究の実施を課題とする。 |
| キーワード | 工芸的造形 造形的自己変革 ゲシュタルトクライス 令和の日本型学校教育 個別最適な学び |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2025-02-28 |
| 巻 | 188巻 |
| 開始ページ | 35 |
| 終了ページ | 45 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/68410 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Conceptual Arrangement of Resistance to Change in Organizations: Toward Integrative Understanding from the Perspective of Multidimensional Attitudes |
| フルテキストURL | bgeou_188_015_026.pdf |
| 著者 | 三沢 良| 有吉 美恵| 長谷川 尚子| |
| 抄録 | VUCA時代と呼ばれる現代社会において,組織には急速に変化する社会環境への柔軟な対応力が求められている。しかし,新たな制度・施策を導入しても組織変革が進まないケースは多い。組織における変化への抵抗は古くから研究されてきた現象であり,変革へのレディネスやコミットメントなどさまざまな概念が提唱されてきた。他方で,これらの概念の内容の重複による混乱が危惧されており,VUCAが注目されはじめた2000 年代以降も,変化への抵抗に関連する新たな概念が提唱されている。こうした混乱を解決し,統合的な理解を図るため,本稿では既往知見をレビューし,社会心理学で伝統的な多次元的態度(認知,感情,行動)の視点から,変化への抵抗とその関連概念を整理した。 |
| キーワード | 組織変革 変化への抵抗 多次元的態度 文献レビュー |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2025-02-28 |
| 巻 | 188巻 |
| 開始ページ | 15 |
| 終了ページ | 26 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/68313 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Factors and Processes in Recovery from the Experience of the Dissolution of Romantic Relationships through a Review of Domestic and International Literature |
| フルテキストURL | hss_058_213.pdf |
| 著者 | 木村 明日美| 安藤 美華代| |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
| 発行日 | 2024-12-27 |
| 巻 | 58巻 |
| 開始ページ | 213 |
| 終了ページ | 232 |
| ISSN | 1881-1671 |
| 言語 | 日本語 |
| 著作権者 | Copyright (c) 2024 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/okadai-bun-kiyou/67923 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Yakushi ruriko nyorai hongan kudokukyo chokudokukunten kan as a Dialect Document(vol.1): Intoroduction and Transcription |
| フルテキストURL | jfl_077_(017)_(027).pdf |
| 著者 | 久保薗 愛| |
| 出版物タイトル | 岡山大学文学部紀要 |
| 発行日 | 2024-12-16 |
| 巻 | 77巻 |
| 開始ページ | 102 |
| 終了ページ | 92 |
| ISSN | 0285-4864 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/67895 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Basic Research on the Appreciation of Sculpture Works by Children in Schools for the Blind -Through the arrangement of issues based on the literature survey- |
| フルテキストURL | bgeou_187_069_076.pdf |
| 著者 | 松浦 藍| 藤田 雅也| 清田 哲男| |
| 抄録 | 本研究は,日本美術教育学会の兵庫支部を中心として進められている「福来四郎アートプロジェクト」(以下,FAPと表記)に関するものである。本論では,彫刻の鑑賞に関する先行研究を調査することで,彫刻の鑑賞学習における現状の課題を整理し,FAPに関する研究に期待できることを整理する。本調査では,先行研究の調査期間を2008年から2023年の16年間と設定し,美術教育に関する学会誌の三誌に掲載されている研究論文を対象とした。その結果,本調査から彫刻の鑑賞学習における課題として①視覚情報を前提とした彫刻の鑑賞学習が先行していること,②生涯教育として彫刻の鑑賞学習を捉えにくいことを確認できた。以上の結果から,FAPの研究には,触覚に基づく鑑賞学習としての有用性や,生涯教育の視点からの鑑賞学習の可能性が期待できることを分かった。 |
| キーワード | 美術教育 彫刻 鑑賞 触覚 視覚 |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2024-12-06 |
| 巻 | 187巻 |
| 開始ページ | 69 |
| 終了ページ | 76 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/67892 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Formative Activity that Creates Social Groups through Antagonism and Articulation |
| フルテキストURL | bgeou_187_035_042.pdf |
| 著者 | 大平 修也| |
| 抄録 | This study, using literature, explores the theory of socially engaged art, along with formative activities that feature elements of socially engaged art that contribute to the realization of an educational curriculum that is open to society. This study clarified the effects of the formative activities. Therefore, the theory of socially engaged art encompasses antagonism, an experience that changes how one views, feels, and thinks about children and others, and articulation, which creates or reshapes the relationship between children and others. A literature survey revealed that emotional experiences that change the way children and others see, feel, and think can lead to a reshaping of existing relationships between children and others, as well as the formation of new relationships between children and others. This study demonstrated the effects of formative activity creating social aspects by doing things. |
| キーワード | Socially engaged art Antagonism Articulation Social Formative activity |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2024-12-06 |
| 巻 | 187巻 |
| 開始ページ | 35 |
| 終了ページ | 42 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/67573 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Basic Research on the Impact of Children's Creativity on Society II - Organising Issues through a Literature Review on Children's Work - |
| フルテキストURL | bgeou_186_043_050.pdf |
| 著者 | 松浦 藍| |
| 抄録 | 本研究の目的は,子どもの創造性と社会とを関連付ける活動を通して,大人が子どもの表現活動に対する新たな価値を獲得するよう促すことである。第一次研究の二つ目にあたる本論では,子どもの作品に関する先行研究から,美術教育における子どもの作品への捉え方について整理する。本調査では,先行研究の調査期間を2008 年から2023 年の16 年間と設定し,美術教育に関する学会誌の三誌に掲載されている研究論文を対象とした。その結果,本調査においては,小学生や未就学児の作品を取り上げる研究が多く,写実表現に向かう中学生や高校生の作品への言及がなされていないことと,子どもの作品自体の「価値を生産」する研究は散見されるものの,「価値を普及」する視点が不足していることがわかった。 |
| キーワード | 美術教育 子どもの絵 表現活動 創造性 |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2024-08-30 |
| 巻 | 186巻 |
| 開始ページ | 43 |
| 終了ページ | 50 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/CTED/66793 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Studies on Male Child Caregivers, Past Trends and Future Perspectives - Literature Review |
| フルテキストURL | cted_014_373.pdf |
| 著者 | 栗原 匡虎| 蓮井 和也| 片山 美香| |
| 抄録 | 本研究は、男性保育者を対象とした先行研究から、研究動向を明らかにし今後の課題を展望することを目的とした。対象文献は、CiNii Research を用いて、「男性保育者」をキーワードとして設定し検索したところ、84件が分析対象となった。対象文献を内容ごとに整理した結果、8つに分類することができた。各分類から、男性保育者に対する保育現場及び社会の認識は比較的明らかにされていたが、男性保育者自身の視点に焦点を当てた研究は十分でないことが明らかとなった。今後は、誕生して50年以上が経過した男性保育者を取り巻く周囲の認識の現状を改めて検討するとともに、男性保育者が保育職にやりがいを感じ、長期的なキャリアを築くにあたっての自己認識及び男性保育者が抱える課題の明確化が必要と考えられた。 |
| キーワード | 男性保育者 (male child caregiver) 研究動向 (research trends) 文献研究 (literature review) 展望 (future perspectives) |
| 出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
| 発行日 | 2024-03-29 |
| 巻 | 14巻 |
| 開始ページ | 373 |
| 終了ページ | 387 |
| ISSN | 2186-1323 |
| 言語 | 日本語 |
| 著作権者 | Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/66713 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Exploring Conflicts Experienced by Parents of Children Who are Deaf or Hard of Hearing With an Autism Spectrum Disorder Between the First and Second Diagnostic Processes |
| フルテキストURL | bgeou_185_123_132.pdf |
| 著者 | 大竹 喜久| |
| 抄録 | 本稿では,子供が聾・難聴と診断され,その後に自閉症の診断が追加された体験を持つ親を調査対象とした先行研究を分析し,自閉症診断依頼に至るまでの親の葛藤がどのようなものであるかについて,「肯定的矛盾と否定的矛盾の共立」概念を用いて考察した。結果,2つのテーマと7つのサブテーマが「肯定的矛盾」体験を表すものとして抽出されたが,その中に潜在している否定的矛盾を捉えることこそ,診断過程を親と共に歩む教師には必要であることを述べた。 |
| キーワード | 聾・難聴 自閉症スペクトラム障害 親 診断 先行研究分析 |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2024-02-22 |
| 巻 | 185巻 |
| 開始ページ | 123 |
| 終了ページ | 132 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/66594 |
|---|---|
| フルテキストURL | oupc_005_001.pdf |
| 著者 | 山本 力| |
| 抄録 | 喪失と悲嘆に関する関心は年々広がりつつある。わが国でも、この領域の研究もかなり蓄積されてきたが、いまだ粗放的で、全体を統合する研究は少ない。20世紀初頭フロイトの黎明期の臨床的検討以来の長い研究史をもつが、いまだ用語の定義もあいまいで、概念規定にもかなりの揺れがある。そこで、私が30年間にわたって継続してきた研究と知識をリソースとして、主要な用語を整理して、喪失と悲嘆に関する32個のキーワードの意味を明確化しよう考えた。最後に、筆者の喪失研究の文献目録も掲載した。 |
| 出版物タイトル | 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学教育学部附属教育実践総合センター心理教育相談室紀要 |
| 発行日 | 2007-03-31 |
| 巻 | 5巻 |
| 開始ページ | 1 |
| 終了ページ | 8 |
| ISSN | 2185-5129 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/66139 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Basic Research on the Relationship between Students’ Drawing Activities and Support Materials - A Literature Review of the Issues Related to the Materials |
| フルテキストURL | bgeou_184_095_102.pdf |
| 著者 | 松浦 藍| |
| 抄録 | 本研究の目的は,絵画作品制作における素材としての支持体である画用紙を,生徒自ら選択する経験が表現活動に与える影響を明らかにすることである。本稿はその第一次研究にあたる。本稿では,創造性教育が重要視されるようになったと考えられる時期から現在に至るまでの,素材に関する先行研究の傾向について考察した。その結果,中学校教育での表現活動において,画用紙等の支持体を素材として認識する傾向が弱い現状を確認できた。しかし,創造性の育成を目指す学習での支持体の役割を先行研究から検討することはできなかった。そのため,第二次研究では,本稿での調査を踏まえ,中学生を対象とした実践研究の必要性を確認することができた。 |
| キーワード | 美術教育 素材 支持体 表現活動 創造性 |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2023-11-24 |
| 巻 | 184巻 |
| 開始ページ | 95 |
| 終了ページ | 102 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/66127 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Introduction to the Study of Mongolian Students in Japan: A Focus on the Special Preparatory Course for Mongolian Students at Zenrin High School of Commerce during the First Half of the War |
| フルテキストURL | bgeou_184_001_008.pdf |
| 著者 | 梶井 一暁| 包 雪峰| |
| 抄録 | 善隣協会は1934 年から東アジアの政治,経済,文化の指導を図り,中国,蒙古,回教圏民族に対して教育事業を展開した。大東亜共栄圏構想に向け,同協会は善隣高等商業学校を創設し,満州国,中国,蒙彊政権地域で活躍する日本人青年の育成を行った。それとともに,善隣協会は蒙彊政権から日本に派遣される内モンゴル人留学生の受け入れを進めた。善隣高等商業学校はこの留学生のための教育を担った。同校は蒙古留学生特設予科と善隣学寮を設置し,留学生が日本の高等教育機関へ進学する際に必要となる語学や教養の予備教育を担う機関とした。本稿は,先行研究をふまえ,新たな史料を用いつつ,この特設予科と善隣学寮がモンゴル人留学生教育に果たした役割について検討を加えるものである。 |
| キーワード | 善隣協会 内モンゴル人留学生 予備教育 善隣学寮 興亜教育 |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2023-11-24 |
| 巻 | 184巻 |
| 開始ページ | 1 |
| 終了ページ | 8 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| フルテキストURL | fulltext20230414-01.pdf |
|---|---|
| 著者 | 今津 勝紀| |
| 発行日 | 2023-03 |
| 出版物タイトル | 島根県古代文化センター研究論集 |
| 巻 | 30巻 |
| 開始ページ | 221 |
| 終了ページ | 238 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | author |
| JaLCDOI | 10.18926/65129 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | “Gja1軍” in the Social-military System of the Tangut Empire―A Critical Analysis of the Tian Sheng Code Vol.4― |
| フルテキストURL | hss_055_119.pdf |
| 著者 | 小野 裕子| |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
| 発行日 | 2023-03-27 |
| 巻 | 55巻 |
| 開始ページ | 119 |
| 終了ページ | 139 |
| ISSN | 1881-1671 |
| 言語 | 日本語 |
| 著作権者 | Copyright (c) 2023 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/CTED/65081 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Literature Reviews on Sexual Harassment at School in Japan |
| フルテキストURL | cted_013_315.pdf |
| 著者 | 野田 夕月奈| 大守 伊織| |
| 抄録 | 児童生徒の健全な発達を阻害する一要因として就学時期におけるセクシュアルハラスメント(以下,SH)がある。文部科学省(2020)は,児童生徒への性犯罪・性暴力を根絶するため,「生命(いのち)の安全教育」として教育・啓発を強化し,SH についても正しい理解と知識を促している。本論文では,就学時期におけるSH について,先行研究や取組の動向をまとめ,今後の研究課題について述べた。就学時期におけるSH は,その被害経験が自尊心や学習意欲に影響を及ぼす可能性が示唆されているが,その発生件数について政府による一律的な調査は行われておらず,各自治体教育委員会独自の調査結果および相談件数やわいせつ事例に係る懲戒免職処分の件数から推測するにとどまっていた。就学時期におけるSHの研究課題として,SH の発生頻度を把握することや,SH の被害経験と被害者の心理的または社会的な適応との関連について,統計的手法を用いて客観的に検討することが挙げられる。 |
| キーワード | セクシュアルハラスメント (sexual harassment) ジェンダーハラスメント ジェンダーステレオタイプ |
| 出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
| 発行日 | 2023-03-30 |
| 巻 | 13巻 |
| 開始ページ | 315 |
| 終了ページ | 325 |
| ISSN | 2186-1323 |
| 言語 | 日本語 |
| 著作権者 | Copyright © 2023 岡山大学教師教育開発センター |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/64997 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Citation practices in college students' paper writing: a case study |
| フルテキストURL | biess_7_057_066.pdf |
| 著者 | 五十嵐 潤美| |
| 抄録 | 本研究は日本の大学2 回生が初めて書く英語によるアカデミックペーパーにおいて、文献参照をどのように行っているかを分析したものである。分析には先行研究で提示された5種類の指標を用いた。その指標とはcitation category, integral/non-integral, reportingstructure, rhetorical functions, writer’s stance である。その結果、対象ペーパーの全体の傾向は、同じく学生のペーパーを対象とした類似研究とほぼ共通した特徴を示していることが分かった。また、ライティング経験がより高い対象を分析した先行研究とは、若干の相違点が認められた。 |
| キーワード | Academic writing citation practices student paper |
| 出版物タイトル | 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要 |
| 発行日 | 2023-03-14 |
| 巻 | 7巻 |
| 開始ページ | 57 |
| 終了ページ | 66 |
| ISSN | 2432-9665 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/CTED/63315 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | A study of teachers’ sensitizing reflection |
| フルテキストURL | cted_012_301.pdf |
| 著者 | 谷本 竜一| 酒向 治子| |
| 抄録 | 教師教育研究における近年の課題として,「教師の指導技術を担保している思考過程を解明する。」「理論と実践の課題を解消する。」という二つが挙げられる。本研究では,これらを解決する糸口として,「感性」と「行為の中の省察」に着目した。理論と実践の両面から,「教師の感性的な省察力」について,質的に考察することを目的とし,「感性」の論点を整理するための文献研究と教師の省察力を観る実験を行った。本研究で得られた知見として,以下の3点が示唆された。①教師に求められる「感性」の働きには,非言語情報の認識と,その認識を元にした想像(イメージ)力の二つが重要であり,この二つには関連がある。②教師の「感性的な省察力」は段階を追った構造として捉えるものではなく,なだらかなスペクトラム(連続体)上で捉えられるべきものである。③「感性」は理性と二項対立的な概念でなく,一体化したものとして捉えられるべきものである。 |
| キーワード | 感性(sensitizing reflection) 省察(reflection) 教師教育(teacher education) 体育科教育(physical education) |
| 出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
| 発行日 | 2022-03-30 |
| 巻 | 12巻 |
| 開始ページ | 301 |
| 終了ページ | 315 |
| ISSN | 2186-1323 |
| 言語 | 日本語 |
| 著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
| 論文のバージョン | publisher |