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ID 69614
JaLCDOI
Sort Key
9
タイトル(別表記)
Trends in Population Mobility in Rural and Mountainous Areas in Japan: A Case Study of Kagamino Town, Okayama Prefecture
フルテキストURL
著者
野邊 政雄 岡山大学名誉教授 Kaken ID researchmap
抄録
 本稿の目的は,2006 年以降の岡山県鏡野町の人口動態を明らかにすることである。分析によって,次の4 点を明らかにした。(1) 鏡野町の人口は2006 年以降一貫して減少しているが,近年はその減少幅が拡大している。2006 年以降は自然減が続き,2010 年代後半からは社会減も拡大した。両効果が働いたために,2010 年代後半から人口減少が加速した。(2) 2006 年以降,鏡野町の人口移動はおおむね安定した傾向が見られた。そして,その人口移動は,津山圏との間における集中的かつ均衡した人口移動,近畿地方・岡山圏・関東地方への転出超過,真庭圏・阿新圏からの小規模な転入超過と特徴づけることができる。(3) 2010 年代後半から,鏡野町は岡山圏への転出超過が顕著となり,近畿地方および関東地方への転出もそれに続いた。その結果,鏡野町は社会減が大きくなった。農林業・製造業・商業の停滞や都市部との賃金格差が若年層の流出を促進し,社会減の拡大に繋がった。(4) 人口移動の中心は一貫して20 歳代と30 歳代であった。
キーワード
中山間地域
人口動態
自然減
社会減
人口移動
備考
研究論文 (Articles)
出版物タイトル
岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日
2025-11-28
190巻
出版者
岡山大学大学院教育学研究科
出版者(別表記)
Graduate School of Education, Okayama University
開始ページ
95
終了ページ
108
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
Eprints Journal Name
bgeou