JaLCDOI 10.18926/bgeou/61464
タイトル(別表記) A Comparative Study on Teacher Training and Education (3): An Elementary School Teacher Reading a German Educational Book in the Meiji Period
フルテキストURL bgeou_176_023_036.pdf
著者 梶井 一暁| 尾上 雅信| 髙瀬 淳| 小林 万里子| 平田 仁胤|
抄録  近代日本の国民教育とそれを支える教師の養成教育は,日本に独自的であり,同時に世界的動向の影響のなかに展開されるものであった。日本の教育は,西洋の教育をどう摂取したのか。とりわけドイツの教育の影響について,その一断面を,明治期の地方の一小学校教師が所持したドイツ教育書の内容と,その読書の跡の分析を通じて明らかにする。この事例の検討から,国民教育の実践者としての教師が,ヘルバルト主義教育に接し,その日本的受容を果たしていたことを示す。
キーワード 近代日本 小学校教師 ドイツ教育 ヘルバルト主義教育 読書
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2021-02-24
176巻
開始ページ 23
終了ページ 36
ISSN 1883-2423
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120006980459
JaLCDOI 10.18926/bgeou/61463
タイトル(別表記) A Comparative Study on Teacher Training and Education (2): The Establishment of Teacher Training for Elementary Schools in Imperial Russia
フルテキストURL bgeou_176_009_022.pdf
著者 髙瀬 淳| 尾上 雅信| 梶井 一暁| 小林 万里子| 平田 仁胤|
抄録  本論は,教員養成(師範教育)におけるジャーマン・インパクトという視角に留意しながら,各国が19-20世紀の国際関係のなかでどのように教員を養成したのかに関する比較発達史的に分析しようとする研究の一部をなす。帝政ロシアでは,クリミア戦争の敗北と国家財政の破綻を背景として,1850年代後半より,国家・社会の近代化に向けた取組が本格化した。そうした中,農奴解放に伴う初等学校網の拡大に対応するため,初等学校教員を養成する事業が政府主導で進められた。具体的には,主にプロイセンをモデルとして,教員セミナリア(1870年)と師範学校(1872年)が設立され,帝政ロシアの初等学校教員の養成に中心的な役割を担った。ただし,当時の初等学校教員の養成において,ヘルバルトの教育思想又はヘルバルト主義教育が,何らかの特別な位置づけがなされていたわけでなかった。
キーワード 帝政ロシア 初等学校教員 教員セミナリア 師範学校 学校科(Shul-Kunde)
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2021-02-24
176巻
開始ページ 9
終了ページ 22
ISSN 1883-2423
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120006980458
JaLCDOI 10.18926/bgeou/61462
タイトル(別表記) A Comparative Study on Teacher Training and Education (1) : A Case of The Third Republic of France
フルテキストURL bgeou_176_001_007.pdf
著者 尾上 雅信| 髙瀬 淳| 梶井 一暁| 小林 万里子| 平田 仁胤|
抄録  本稿では,教員養成の比較発達史研究の一環としてフランス第三共和政初期の初等教員養成にかかわる思想と制度に,同時期のドイツ(プロイセン)から如何なる影響関係が見られたか,個別事例的に検討した。その結果,第三共和政初期における教育改革のキー・パースンとなる人物を通して,ドイツを含む近隣諸国から試補教員制度が導入・実施されたことが確認された。また,同時期の教員用マニュアルや教員志願者用テキスト(教育学)は同じキー・パースンが紹介した「直観的方法(直観教授)」を忠実に解説しており,この時点でフランスもまたペスタロッチ主義(開発主義)の強い影響を受けていたことが確認された。
キーワード 第三共和政 教員養成 師範学校 ビュイッソン 直観教授
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2021-02-24
176巻
開始ページ 1
終了ページ 7
ISSN 1883-2423
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120006980468
JaLCDOI 10.18926/bgeou/56919
タイトル(別表記) A Comparative Study on Teacher Training Systems
フルテキストURL bgeou_171_001_012.pdf
著者 尾上 雅信| 梶井 一暁| 河野 将之| 秋永 沙穂| 瀨良 美璃亜| 王 運佳|
抄録  本研究では現在の日本において喫緊の課題である教員の働き方改革について,現行の教員養成制度と諸外国の教員養成制度について取り上げ,研究対象とした諸外国の教員養成の歴史を踏まえて比較・考察を行った。その結果,日本では教員養成の高度化が進んでいないことなどが明らかになっただけでなく,教員養成制度を改革することで新任教員だけでなく現職の教員にとっても良い影響を及ぼす可能性があることがわかった。長時間労働,新任教員の依願退職者数の増加など多くの課題を抱えている日本において諸外国の教員養成制度は,これからの教員養成について示唆を与えている。
キーワード 教員養成制度 国際比較 日本 アメリカ フランス 中国
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2019-07-26
171巻
開始ページ 1
終了ページ 12
ISSN 1883-2423
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120006711412
JaLCDOI 10.18926/bgeou/56148
タイトル(別表記) Modern Japan Seen by People from Other Countries: The Case of Benjamin Stone from England in 1891
フルテキストURL bgeou_168_011_037.pdf
著者 梶井 一暁|
抄録 近代日本に残る近世的伝統とその刷新としての西洋化が混交ないしは相克する位相は,他者としての外国人の目線をそこに投じるとき,より浮き彫りになる側面がある。19 世紀末,近代初期の日本において,どのような文化や伝統をめぐる変化が進みつつあったのか。本稿では,イギリス人旅行写真家のベンジャミン・ストーンが1891 年の日本滞在時,本国の家族らに宛てた手紙を検討し,彼が語る日本で得た経験と観察の内容を考察する。
キーワード 近代日本 ベンジャミン・ストーン 手紙 伝統 変化
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2018-07-27
168巻
開始ページ 11
終了ページ 37
ISSN 1883-2423
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120006491694
JaLCDOI 10.18926/bgeou/56147
タイトル(別表記) A Historical Study on Teacher Training System in Modern China
フルテキストURL bgeou_168_001_009.pdf
著者 尾上 雅信| 梶井 一暁| 奥河 明子| 那 宇晗|
抄録  本稿は近代世界における教員養成の思想と制度の比較研究の一環として,近代中国,具体的には中華民国期における近代的な教員養成制度の発展について取り上げ,まずはこれを対象とした日本における先行研究を整理し梗概を示し,あわせて清末期から中華人民共和国建国に至る近代中国における教員養成制度発展の歴史的特徴を検討した。清末から中華民国初期の学校制度や教員養成制度の構築にあたっては当時の日本の影響が強く認められるものの,やがてアメリカの新しい思想と制度から多くの影響を受けつつ近代化が模索されていたのである。
キーワード 教員養成 教育史 近代中国
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2018-07-27
168巻
開始ページ 1
終了ページ 9
ISSN 1883-2423
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120006491693
JaLCDOI 10.18926/bgeou/54692
タイトル(別表記) The Development of National Education System and the Change of Educational Outlook at the Turn of the 19-20th Centuries of Japan: the Formation of Human Capital Through School Education
フルテキストURL bgeou_163_009_019.pdf
著者 梶井 一暁|
抄録 本小稿は,19 世紀末から20 世紀初頭の日本における前近代的な手習塾(寺子屋)から近代的な国民教育への移行過程を考察するとともに,その教育の近代化がもたらす教育観の変化について論じるものである。近代において国民教育を行う機関であった学校は,教師が生徒に一斉教授を行う場であった。前近代の手習塾は,教師が生徒に個別教授を行う場であったことを考えると,大きな転換である。近代学校で教壇に立つ教師は,一斉教授を行う方法を心得る存在ゆえ,時代における新しい教師であった。  近代学校で一般化した一斉教授法は,教師による集団としての生徒の同時,同一の行為を強く求める方法であった。換言すれば,生徒の身体の制御と統制を必然とする方法であった。そして,この近代学校を通じて形成される制御と統制に馴染んだ生徒の身体は,人的資本の観点からすれば,労働市場の近代化と技能の標準化にとって有利な条件であった。
キーワード 近代学校 国民教育 個別教授 一斉教授 人的資本
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2016-11-28
163巻
開始ページ 9
終了ページ 19
ISSN 1883-2423
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120005893535
JaLCDOI 10.18926/bgeou/54481
タイトル(別表記) A Review of Developments in John Dewey Studies in Japan: How Do We Receive Critically Dewey’s Thoughts and Practices?
フルテキストURL bgeou_162_015_026.pdf
著者 梶井 一暁|
抄録  2016 年はジョン・デューイの『民主主義と教育』が刊行されて100 周年である。同書をはじめ,デューイの著作は,現在も私たちに影響を与えつづけている。彼の教育に関する思想と実践を,これまで私たちはどう研究し,どう摂取してきたか。本稿はその研究史の一断面として,紹介的受容から批判的摂取に至る過程を,近代日本における教育学の発達の過程に重ねながら捉えようとするものである。また,二元論的枠組みへの挑戦者としてのデューイ,教師教育改革におけるデューイ研究の位置という観点も交え,デューイ研究の展開と課題について検討を加える。
キーワード ジョン・デューイ 研究史 批判的摂取 民主主義と教育
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2016-07-28
162巻
開始ページ 15
終了ページ 26
ISSN 1883-2423
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120005825836
JaLCDOI 10.18926/bgeou/53826
タイトル(別表記) Provincial Schoolteachers’ Approaches to Moral Education in Japan in the early 1950s : a Case of Teachers at the Satoura Elementary School
フルテキストURL bgeou_160_011_018.pdf
著者 梶井 一暁|
抄録  昭和戦後期という現代日本への移行期において,道徳教育はどのような地域的展開をみたのか。本稿は,教育史研究の一環として,鳴門市の小学校教師が試みた道徳教育の研究と実践に関する一事例を検討し,その時代的・地域的特色を考察するものである。学校所蔵史料 の調査と関係者への聞き取りにより,①教師による「教育即道徳教育」という理念の探求,②教師が「教育」を狭く学校や授業の範囲で捉えない新たな観点を獲得していく模索,③そして自らの道徳教育の実践を地域や住民を含み込む活動へと開け広げていく到達,という教 師による試行と展開の過程が,1958 年の「道徳の時間」特設以前にあったことを明らかにした。
キーワード 昭和戦後期 道徳教育 学校教師 教育史研究
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2015-11-27
160巻
開始ページ 11
終了ページ 18
ISSN 1883-2423
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120005677828