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ID 58125
JaLCDOI
Sort Key
12
タイトル(別表記)
Research on Facial Expression and Vocalization in Singing
フルテキストURL
著者
片上 聡美 岡山市立岡南小学校
虫明 眞砂子 岡山大学大学院教育学研究科 Kaken ID researchmap
抄録
音楽授業等で児童・生徒が歌唱する時の表情は,発声にどのように影響するのだろうか。この疑問を明らかにするために,筆者等は,小学生から大学生を対象に,無表情・怒り・悲しみ・笑顔の表情を取り入れて歌う歌唱実験および歌唱者へのアンケート調査を実施し,表情の変化がもたらす効果について検討した。その結果,よりよい歌唱時の表情の効果では,笑顔の表情が歌いやすく,発声面で良い効果をもたらしていることが明らかとなった。また,笑顔の表情の中でも[たて]の笑顔が響きや高音の発声に良好であること,[よこ]の笑顔は,歌いやすいが力みやすいこと,笑顔の表情では,口の開け方を意識していることが示された。アンケート調査からは,年代が大きくなるほど,表情によって声が変化すると認識していることがわかった。一方,小学生では,表情や声の変化を感じづらいため,教師側が基礎の発声の理解へ導き,歌唱者が表情で声が変わったと感じられる指導が必要である。
キーワード
歌唱 (singing)
表情 (facial expression)
発声 (vocalization)
笑顔 (smiling face)
出版物タイトル
岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日
2020-03-20
10巻
出版者
岡山大学教師教育開発センター
出版者(別表記)
Center for Teacher Education and Development, Okayama University
開始ページ
123
終了ページ
137
ISSN
2186-1323
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
著作権者
Copyright © 2020 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン
publisher
Eprints Journal Name
cted