本論文は、中学校音楽科において、日本と韓国の音楽文化を取り上げて、互いの文化の違いや共通性を捉えさせたうえで相互理解を促進する、グルーバル・シティズンシップ教育(以下、GCED と表記)プログラムを構想しようとするものである。プログラムの構想の際には、筆者である小西が、韓国のソウルのAPCEIU(アジア太平洋国際理解教育センター)で行なった約一か月間のインターンシップの間の実地調査で把握した、韓国で展開されているGCED の方法を参考にした。開発プログラムでは、日韓両国の打楽器を取り上げて、その比較から互いの文化の違いを捉えさせたうえで、違いを受け入れながら、それぞれの国の音楽文化の根底にある歴史的背景に気づかせたうえで、文化の多様性や両国の文化の固有の価値に対する理解を深めることを目指した。
グローバル・シティズンシップ教育 (Global Citizenship Education)
音楽科 (Music Education)
異文化理解 (Cross-Cultural Understanding)
授業開発 (Lesson Development)