岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published by 岡山大学大学院教育学研究科

ISSN 1883-2423

子どものたし算ストラテジーについて 指を用いたストラテジーとCOMPOSITEレベル

平井 安久 岡山大学 Kaken ID publons researchmap
発行日
1993-07-15
抄録
本研究では、小学校1年生の整数の加法計算の問題において、子どもにどのようなレベルのComposite Unitが形成されているかを調べ、そのことと子供が用いる道具(具体物、指、暗算)およびストラテジーとの関連について考察することを目的とする。既にCompositeのレベルについては、被加数と加数の認識の仕方を別々に考慮することで、具体物を用いたストラテジーでのCompositeレベル(平井、1992a)や発達によるCompositeレベルの変容(平井、1992b)について考えてきた。ここでは、指を用いた解法でのCompositeレベルとストラテジーとの関係を中心に述べることにする。
キーワード
小学校1年生
たし算
ISSN
0471-4008
NCID
AN00032875
NAID
JaLCDOI