筆者は1997‒98年と2016‒17年に、岡山県の中山間地域にある同一の山村で65歳以上80歳未満の女性を対象に調査を実施した。本稿では、そのデータを用いて、①子ども(夫婦)との同居の有無、②将来における子ども(夫婦)との同居希望、③将来希望する居住場所、が約20年間でどのように変化したのかを明らかにする。データの分析から、次のことを明らかにした。子ども(夫婦)と同居していなかったり、将来にわたって子ども(夫婦)との同居を望まなかったりする高齢女性が増えていた。とくに、別居する子どもが岡山県内に居住している場合、同居を望まない傾向が顕著であった。また、子どもとの同居を希望する高齢女性であっても、高梁市の現住所を離れることには抵抗感を示していた。