岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published by 岡山大学大学院教育学研究科

ISSN 1883-2423

岡山大学教職大学院における学修の成果とその活用の検証― 現職学生修了生へのフォローアップ調査の結果報告 ―

赤木 恭吾 岡山大学学術研究院教育学域
服部 康正 岡山大学学術研究院教育学域
三沢 良 岡山大学学術研究院教育学域
金川 舞貴子 岡山大学学術研究院教育学域
発行日
2022-02-24
抄録
 本研究では,岡山大学教職大学院の現職学生修了生及びその勤務先所属長に対して調査を行い,教職大学院での学修の成果が学校教育活動においてどのように活かされているか,また教員としてのどのような資質・能力の伸長につながったのかを検討した。修了生及びその勤務先所属長から得られたWebアンケートへの回答の集計・分析の結果から,大半の修了生が教職大学院での学びを現在の仕事で活用できており,所属長からも高い評価を得ていることが確認された。一方で,修了生は教科の学習評価の観点や方法,新しい教育課題へ対応するための力を伸長する必要性を認識していた。また所属長は,より広い視野に立って学校のあり方や教育実践をとらえ,個別の児童生徒の抱える課題や新たな教育課題に対する全校的な教育支援体制を構築し改善する力を備えた,スクールリーダーとしての成長を期待していた。本研究で得られた示唆を踏まえ,今後は教職大学院の教育課程と授業に係る課題の抽出とその改善を図るとともに,修了生へのフォローアップの機会の提供など,学修成果の質を高める手立てを継続的に検討していく必要がある。
キーワード
教師教育
教職大学院
学修の成果
現職学生
フォローアップ調査
備考
研究論文(Articles)
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258
JaLCDOI