岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published by 岡山大学大学院教育学研究科

ISSN 1883-2423

自己愛的脆弱性尺度の妥当性の検討―友人関係への影響の検討を通して―

上地 雄一郎 岡山大学 Kaken ID
宮下 一博 千葉大学教育学部
発行日
2009-02-25
抄録
自己愛的な傷つきやすさを測定するために筆者らが作成した自己愛的脆弱性尺度(NVS)短縮版の妥当性を検討した。具体的には,NVS以外に,他の自己愛尺度である自己愛人格目録(NPI)も併用して,自己愛の誇大的・顕示的側面と過敏・脆弱な側面が友人関係にどのように影響するかを検討した。友人関係としては,自己隠蔽,被愛願望,気遣い,対立不安の4つの側面を取り上げた。その結果,NVSとNPIの下位尺度では友人関係への影響が異なる点が見出され,NVSの有用性が確認された。また,NPIの3下位尺度のうち,注目・賞賛 欲求と他の2下位尺度は性格を異にする尺度であるという示唆も得られた。
キーワード
自己愛的脆弱性尺度
妥当性
友人関係
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258
NAID
JaLCDOI