凡例
マイクロフィルム目録データベースは、次のような凡例にもとづいています。
- 凡例
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- 表記
- 文字は原則として常用漢字を用いたが、固有名詞、歴史用語等はこの限りではない。変体がなは、而(て)を除き、すべて現行のひらがなに改めた。
- 数字は、原則として、アラビア数字を用いた。但し、標題、作成者等の肩書及び引用に使用されている数字は漢数字のままとした。
- 句読点、並列点、及び記号は、必要に応じて適宜使用した。
- 記載を配慮すべき地名や人名、判読不可能な文字は、口で示した。
- 標題
- 原則として原史料の標題を採用し、内題、端裏書、畳紙、袋、包紙、桐箱等の上書きなどから採用した場合は、その旨注記した。
- 標題のないものは内容に応じて仮標題を与え、〔 〕付して本標題と区別した。
- 原史料名が柱書などで本標題とみなされない場合は仮標題を与え、原史料名を注記した。
- 原標題が意味不明確な場合は、〔 〕を付して補記するか、件名を注記した。
- 並列標題はコンマ「,」で区別し、従属標題と本標題との間にはピリオド「.」を用いて区別した。
- 合綴書及び綴じ合わせ文書の場合は、総合標題を記録し、各史料は内容細目として注記した(凡例の(8)-⑦参照)。総合標題がなく、各史料の標題を列記した場合は、セミコロン「;」で区別した。標題の列記が適切でない場合は、仮の総合標題を与えて、各史料を内容細目に注記した。また、場合によっては最初の史料を記録し、それ以外の史料は注記した。
- 部編名
- 原則として、内容年次に関する情報で、標題を構成する要素とみなされるものは部編名として扱った。
- 冊子体史料の場合は、表紙に明記されたもので、作成年次ではなく内容年次と判断されるものを採用した。但し、巻次等のあるものは内容年次の欄に注記した。
- 書付型史料の場合は、単独文書の転写されたものに限り、もとの文書の日付を採用した。転写文書を集めた形式のものは、もとの文書の年次等は内容年次の欄に注記した。
- 転写文書のうちもとの文書の年次が不明で月日のみしかない場合は、タイトルの最後に漢数字で記入し、タイトルの一部として表記した。
- 巻次等
多巻もので、全体に共通のタイトルのほかに、その巻独自のタイトルがある場合は巻次とともにここに記入した。 - 作成者 宛名
- 古文書の場合、その史料への関与の仕方、役割などにより、文書作成にかかわる用語として、筆、自筆、奥書、添書、請書、転写及び宛の用語を付記した。筆は書写史料で、かつ原筆者に対して付記した。自筆は確定できる場合に限った。和古書等、図書の場合の作成者には、著、編等を付した。
- 作成者の数が3までのときはそのまま記録し、4以上のときは原則として最初の作成者を記録し、〔ほか〕と補記して他は省略した。残りの作成者については適宜注記した。
- 役職名等の肩書きは、人名の前に記入し、中点「・」で区別した。
- 作成者と宛名が2組以上ある場合は、1組ごとに記入し、各組はピリオド「.」で区別した。
- 作成年次
- 原史料の記載に従い年月日をとった。干支は年号に置き換え、推定または 補記による場合は〔 〕を付し、必要に応じて典拠を注記した。
- 元年、晦日は漢字で表記した。
- 転写史料の場合の作成年次は転写された年次を記録した。
- 形態数量
- 形態及び数量については、次の用語を用いたが、1語で表記できない場合は、複数の用語を列記した。
- 損傷状態については、形態欄に、前欠、中欠、後欠、前・後欠、中・後欠、断簡などの用語を用いて表記した。
- 注記
- 標題等に〔 〕を付した場合は、原則として、その典拠を注記した。
- 部編名、作成年次、内容年次ともに不明か、あるいは月日のみの場合には「年未詳」と注記した。集合文書は不明なものの数量により、「年未詳あり」あるいは「年未詳多数」と注記した。
- 古文書の転写史料は「写し」と注記した。もとの作成者がある場合は、「写し、転写者不明」と注記した。原標題に「写」とあってもとの作成者がある場合は「転写者不明」と注記した。和古書は、形態欄に「和装、転写本」と表記した。
- 同種のものは、相互に「…をも見よ」を付し、参照注記とした。
- 版本、活字本の刊記は注記した。
- 注記欄では、標題と作成者の句切り記号にはスラッシュ「/」、作成者と年次の句切りにはセミコロン「;」を用いた。
- 内容細目及び内容年次は、「内容:」を表示し、それに続けて記入した。 単独形態の史料の内容細目はコンマ「,」で区切った。集合形態の史料の内容細目は、標題と作成者、年次を記入し、構成史料ごとにピリオド「.」を用いて区切った。内容細目と年次はセミコロン「;」で区切った。
- 書入、付箋、内題、奥書などの情報は、必要に応じて注記した。
- 池田家旧棚記号
池田家により原史料に付与された記号である。池田家の台帳「国史目録」や岡山大学作成の『池田家文庫仮目録』を参照し、「旧棚:」の表示に続けて、原則として「記(第)〇号」の形で示した。記号の分類は「池田家旧棚記号分類表」に掲げた。 - ラベル番号 旧ラベル番号
- 集合文書のラベル番号は、原則として枝番号を付与した。但し、綴じ合わせ文書は1点文書として扱い、枝番号を付さなかった。
- ラベル番号を変更したものは、史料には新旧ラベルを並べて貼付し、目録 記述上では新ラベル番号の下に括弧を付して旧ラベル番号を記した。
- リールNo. コマNo.
- リールNo.はその史料の収録リ-ル番号を示している。番号の体系は、大分類のブロックごとに竪箱史料と横箱史料に区別し、小分叛ごとに通し番号を付している。
- コマ番号は、その史料の最初のコマ番号を示している。
(冊子体史料) 形 態:竪帳 横長帳 横半帳 横帳(標準より大) 小帳(標準より小)
数量単位:冊(表紙あり) 綴(表紙なし) 帖
(書付型史料) 形 態:竪紙 折紙 切紙 継紙
数量単位:通 枚(絵図) 巻 軸
(集合文書 ) 数量単位:綴 包 袋 束 箱
(例) 1袋(1冊5通) 3冊2綴1通
(印刷文書 ) 形 態:木版 謄写 活字
(例)竪帳、木版 横長帳、活字
(和 古 書) 形 態:和装、写本 和装、転写本 和装、木版本
和装、活字本 小本(標準より小) 横本
(合 綴 書) 数量単位:1冊(合綴)
(そ の 他) 形 態:洋装