JaLCDOI | 10.18926/66610 |
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FullText URL | oupc_010_025.pdf |
Author | 山本 力| |
Abstract | 災害や事件・事故の被害者たちへの危機介入は,今日の社会において大きな課題となっている。コミュニテイ臨床という視点から精神科医Lindemannは,犠牲者の急性悲嘆に関して,悲嘆反応に関する詳しい症候学的な観察と記述を初めて行った。1942 年,アメリカのボストンにあるナイトクラブで火災が発生したが,彼は多数の犠牲者の遺族の治療と観察を行った。そして,その反応を「急性悲嘆症候群」と命名し,悲嘆反応の特徴を明確にすると同時に,病的悲嘆や予期悲嘆の特徴も報告した。本論文では,こうしたLindemann の論文を紹介しつつ,その内容について今日的視点から検討を加えたものである。 |
Keywords | 悲嘆 ココナッツグローブ火災 病的悲嘆 予期悲嘆 |
Publication Title | Bulletin of Shinri-Kyouiku Counseling Clinic at Okayama University |
Published Date | 2012-02-29 |
Volume | volume10 |
Start Page | 25 |
End Page | 31 |
ISSN | 2185-5129 |
language | Japanese |
File Version | publisher |