学校図書館は,学習指導要領でも触れられており,国語科との関連も深い。また先行研究では,司書教諭や学校司書との協働の必要性が訴えられている。しかしこれまでの国語教育では,どのような協働がなされていたのかという検討がなされていない。そこで,本研究では,教育雑誌の調査をもとに,国語科においては,学校図書館がどのように活用されてきたのか,司書教諭や学校司書との協働はどのような態度がとられてきたのかを明らかにすることを目的とした。調査では,図書館に言及している論文や学校図書館を活用した実践・指導例を抽出し,分析した。実践・指導例の分析からは,小・中学校の国語科において学校図書館は活用されてきた一方で,司書教諭や学校司書との協働には着目が及んでいない状況が明らかになった。また,司書教諭や学校司書に関する言及からは,人的リソースにその原因を求める思潮が窺えたものの,価値ある協働も見受けられることを指摘した。
雑誌調査 (survey of journals)
読書指導 (reading instruction)
探究的な学習 (inquiry-based learning)
国語教育史 (history of Japanese Language Arts)