大学生を対象に,インターネット使用態度,インターネット依存傾向,インターネット使用開始時期について質問紙調査を用いて検討した。インターネット使用開始時期により,調査参加者を小学校群(18名),中学校群(44名),高校以降群(33名)の3群に分類し,大学生時点でのインターネット使用態度とインターネット依存傾向を比較した結果,小学校群はインターネット依存傾向が高めであり,他者の不適切なインターネット使用に対し介入することは少ない傾向があった。小学校高学年から自分用の機器によるインターネット使用環境を入手していた者の大学生時点での使用状況には,より遅くから自分用のインターネット環境を入手した者に比べ懸念すべき部分がある可能性が示唆される。インターネットの使用開始年齢によるその後の影響について,実践的な問いに答えるためには,より多面的に使用実態の違いを検討していく必要があることが指摘された。
インターネット使用態度 (attitude towards Internet use)
インターネット依存 (tendency of Internet addiction)
情報モラル教育 (information moral education)