MOTOMURA, Sota
Graduate School of Education (Professional Degree Corse), Okayama University
MAKINO, Shigeko
Faculty of Education, Okayama University
IKEDA, Masafumi
Faculty of Education, Okayama University
Published Date
Abstract
近年,文学的文章の読みの学習指導論では,「語り」に目が向けられつつあり,高等学校段階でも授業実践が報告されている。一方で,「語り」の具体的な指導方法の蓄積がなされていないことや,高等学校段階での発展的な「語り」の学習の実践の蓄積がなされていないことが,国語教育研究上の課題と捉えられる。そこで本研究では,高等学校段階において,学習者が「語り」概念,特に「語りの視点」だけでなく「語りの場」にも着目するという読みの観点を学習者が獲得することを目指す実践を開発するとともに,それを実際に展開し,その価値を検証することを目的とした。具体的には,川上弘美の「ほねとたね」を教材とし,学習者の登場人物の好感度の評価や回想文作成を踏まえ,「語りの場」を考える実践を展開しその成果を検討した。その結果,本実践を通して学習者は「語り」概念を獲得するとともに,「語りの視点」,「語りの場」にも着目した読みの達成が示唆された。
Keywords
読むこと (Reading)
文学国語 (Japanese Language (Literature))
文学的文章 (Literary texts)
「語り」 (“Narrative”)
「語り手」 (“Narrator”)
Note
ISSN
JaLCDOI