MIYAMOTO, Yuichi
Faculty of Education, Okayama University
TERHART, Ewald
Universität Münster
HISADA, Toshihiko
Osaka Kyoiku University
MATSUDA, Mitsuru
Hyogo University of Teacher Education
KUMAI, Shota
Yasuda Women’s Univeristy
Published Date
Abstract
本稿は,2024 年10 月13 日(日)に北海道大学で開かれた日本教育方法学会第60 回大会ラウンドテーブル:教育方法学は「教育の学習化」にどう応答するか―ドイツ教授学との対話―(Wie setzt sich die Didaktik mit der “Lernification of Education” auseinander? ― Ein Dialog mit Ewald Terhart ―)に招聘したエヴァルト・テアハルトの講演,久田敏彦による指定討論,フロアとの質疑応答をまとめるとともに,講演と議論を踏まえたドイツ教授学の今日的課題を検討することを目的とする。テアハルトの動向整理から,ビースタによって提起された教育の「学習化(Learnification)」にドイツ教授学がどのように対峙しているかを検討し,ビースタによる「教えることの復権」が一般教授学研究の福音たり得ないこと,他分野との協働の具体とその意義は未だ明確な位置づけを得られていないことを明らかにした。
Keywords
ドイツ教授学
テアハルト
教育の学習化
ビースタインパクト
教育方法学
Note
ISSN
NCID
JaLCDOI