Bulletin of Research and Development Center for Educational Practice, Okayama University
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脳性まひ児の動作発達経過

佐藤 曉 岡山大学 Kaken ID publons researchmap
発行日
2002
抄録
脳性まひ児の動作発達経過について、佐藤(2002)では、①低緊張で動きの少ない子どもの道筋、②Gパターンからの解放の途上にある子どもの道筋、③弱い痙性を示しつつ緊張の低下した子どもの道筋、がしめされた。本稿では、筆者が長期間フォローアップしてきた脳性まひ児の事例をいくつか取り上げながら、それぞれの道筋に特徴的な動作発達経過と動作発達学習上の問題、及び動作発達支援のポイントについて整理した。その中で、座位や膝立ち位における抗重力動作の学習と、全身の屈曲パターンを示す定型的姿勢からの解放が動作学習のポイントになることが示されるとともに、動作の崩れへの対応が重要であることが指摘された。
キーワード
脳性まひ児 (Cerebral palsy)
動作発達 (Move Development)
フォローアップ (Follow-up)
動作訓練法 (Rehabilitation)
類型化 (Dohsa-method)
ISSN
1346-3705
NCID
AA11529614
NAID
JaLCDOI