検索結果 1455 件
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/9002 |
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フルテキストURL | 056_0288_0298.pdf |
著者 | 稲田 利徳| |
抄録 | 正徹の歌話を筆録した「正徹物語」には、所々に彼自身の和歌が引用されており、なかには自注を施しているものもある。その引用歌は、特に秀歌として取り出してきたというより、前後の歌話の続きがらから、具体的な詠歌として引用されることが多い。だから、特に自讃歌だけを掲載したわけではないであろうが、引用にあたっては、自作の中で、技巧や表現や発想などに一角のものをとりあげている傾向が窺える。従って「正徹物語」に掲載された正徹の歌を評釈することは、同時に彼自身の口を通して、その詠歌理念などを察知する手掛りを得ることにもなろう。「草根集」の歌でなく、あえて「正徹物語」の歌の方に照明を当てて問題視するのは、かかる意味合いもあってのことである。「正徹物語」は、日本古典文学大系の『歌論集 能楽論集』に頭注を施されたものがあるが、そこには誤謬や不可解な解釈も少なくない。正徹の和歌の世界の一端に触れるべく、以下、古典文学大系本を底本にして、一首ごとに評釈を行う。なお、幾音か、拙著『正徹の研究中世歌人研究』の「秀歌三十首評釈」と重なるものがあることを、あらかじめ諒承願いたい。出典の明らかものは出所を示して、本文校異を行い、出典未詳のものは「正徹物語」諸本の間での校異を示す。歌の下の数字は古典文学大系の段落項目数を、〔出典〕の項の数字は『私家集大成』所収「草根集」の歌番号を示す。 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 1981 |
巻 | 56巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 288 |
終了ページ | 298 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002311176 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/8971 |
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フルテキストURL | 055_0203_0212.pdf |
著者 | 稲田 利徳| |
抄録 | 正徹の歌話を筆録した「正徹物語」には、所々に彼自身の和歌が引用されており、なかには自注を施しているものもある。その引用歌は、特に秀歌として取り出してきたというより、前後の歌話の続きがらから、具体的な詠歌として引用されることが多い。だから、特に自讃歌だけを掲載したわけではないであろうが、引用にあたっては、自作の中で、技巧や表現や発想などに一角のものをとりあげている傾向が窺える。従って「正徹物語」に掲載された正徹の歌を評釈することは、同時に彼自身の口を通して、その詠歌理念などを察知する手掛りを得ることにもなろう。「草根集」の歌でなく、あえて「正徹物語」の歌の方に照明を当てて問題視するのは、かかる意味合いもあってのことである。「正徹物語」は、日本古典文学大系の『歌論集 能楽論集』に頭注を施されたものがあるが、そこには誤謬や不可解な解釈も少なくない。正徹の和歌の世界の一端に触れるべく、以下、古典文学大系本を底本にして、一首ごとに評釈を行う。なお、幾音か、拙著『正徹の研究中世歌人研究』の「秀歌三十首評釈」と重なるものがあることを、あらかじめ諒承願いたい。出典の明らかものは出所を示して、本文校異を行い、出典未詳のものは「正徹物語」諸本の間での校異を示す。歌の下の数字は古典文学大系の段落項目数を、〔出典〕の項の数字は『私家集大成』所収「草根集」の歌番号を示す。 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 1980 |
巻 | 55巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 203 |
終了ページ | 212 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002306910 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/8945 |
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フルテキストURL | 054_0365_0374.pdf |
著者 | 稲田 利徳| |
抄録 | 正徹の歌話を筆録した「正徹物語」には、所々に彼自身の和歌が引用されており、なかには自注を施しているものもある。その引用歌は、特に秀歌として取り出してきたというより、前後の歌話の続きがらから、具体的な詠歌として引用されることが多い。だから、特に自讃歌だけを掲載したわけではないであろうが、引用にあたっては、自作の中で、技巧や表現や発想などに一角のものをとりあげている傾向が窺える。従って「正徹物語」に掲載された正徹の歌を評釈することは、同時に彼自身の口を通して、その詠歌理念などを察知する手掛りを得ることにもなろう。「草根集」の歌でなく、あえて「正徹物語」の歌の方に照明を当てて問題視するのは、かかる意味合いもあってのことである。「正徹物語」は、日本古典文学大系の『歌論集 能楽論集』に頭注を施されたものがあるが、そこには誤謬や不可解な解釈も少なくない。正徹の和歌の世界の一端に触れるべく、以下、古典文学大系本を底本にして、一首ごとに評釈を行う。なお、幾音か、拙著『正徹の研究中世歌人研究』の「秀歌三十首評釈」と重なるものがあることを、あらかじめ諒承願いたい。出典の明らかものは出所を示して、本文校異を行い、出典未詳のものは「正徹物語」諸本の間での校異を示す。歌の下の数字は古典文学大系の段落項目数を、〔出典〕の項の数字は『私家集大成』所収「草根集」の歌番号を示す。 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 1980 |
巻 | 54巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 365 |
終了ページ | 374 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002306907 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/8903 |
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フルテキストURL | 053_0220_0226.pdf |
著者 | 稲田 利徳| |
抄録 | 近江蒲生郡の豪族、蒲生智閑の家集の成立と性格に関しては、先に拙稿を公表した。そこでは、(1)現在諸本五本の解題、(2)『大日本史料九編の五』と『思文閣古書資料目録』掲載の智閑自筆の短冊や懐紙と家集との関係、(3)家集の詞書の吟味、(4)家集の性格などについて言及してみた。その結果、現存諸本には異文と称すべきものはなく、皆同一系統なること、自筆懐紙と家集との間に一致歌がみいだされること、従来、詞書には不審なものが多いとされていたが、案外、信憑性のあること、家集には智閑への権威付けと、彼の神仏への深い信仰態度を顕彰せんとする面のあることなど実証できた。拙稿公表以後、数人の方から、私がとりあげた以外の、智閑の短冊や懐紙の存在を教示いただいたが、その中で、智閑の自筆詠草を九枚も集成した貴重な新出資料一軸が発見されたので、本稿ではその軸物を翻刻、紹介し、その後に家集との関係に触れた若干の解説を加えたい。 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 1980 |
巻 | 53巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 220 |
終了ページ | 226 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002306909 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/8879 |
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フルテキストURL | 052_0445_0456.pdf |
著者 | 稲田 利徳| |
抄録 | 前稿は「草庵集」の撰歌資料の考察として、「聖護院五十首」をとりあげたが、本稿はそれに続くものである。撰歌資料の考究の意義や目的に関しては、すでに前稿で述べたので、ここでは省略する。今回、対象とするものは「花十首寄書」と「建武二年内裏千首」であるが、ともに正和期、建武期の二条派歌壇における頓阿の活躍を示す和歌資料である。前者は、その歌会の全貎を示す資料が現存するが、後者は全作品が残らず、撰集類からの断片的な資料収拾によって、およその背景を知るほかない。その点、考察方法は異なるが、「草庵集」編纂に際して、共に重視した資料と考えられるので、ここで一括して処理したい。 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 1979 |
巻 | 52巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 445 |
終了ページ | 456 |
ISSN | 0471-4008 |
関連URL | http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/1787/ |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002306903 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/8877 |
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フルテキストURL | 052_0436_0444.pdf |
著者 | 森 熊男| |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 1979 |
巻 | 52巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 436 |
終了ページ | 444 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002306901 |
著者 | 加賀 勝| |
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発行日 | 2004-09-30 |
出版物タイトル | |
資料タイプ | 学位論文 |
著者 | 入江 隆| |
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発行日 | 1993-03-28 |
出版物タイトル | |
資料タイプ | 学位論文 |
著者 | 石川 彰彦| |
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発行日 | 1994-03-25 |
出版物タイトル | |
資料タイプ | 学位論文 |
著者 | 柳原 正文| |
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発行日 | 1995-09-30 |
出版物タイトル | |
資料タイプ | 学位論文 |
著者 | 三村 由香里| |
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発行日 | 1997-03-31 |
出版物タイトル | |
資料タイプ | 学位論文 |
著者 | 伊藤 武彦| |
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発行日 | 1993-03-28 |
出版物タイトル | |
資料タイプ | 学位論文 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/1787 |
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フルテキストURL | 051_0393_0404.pdf |
著者 | 稲田 利徳| |
抄録 | 南北朝の二条派の法体歌人として活躍した頓阿に「草庵集」なる家集がある。この「草庵集」は、作者頓阿が当代歌壇の重鎮的存在であったことと同時に、収録された歌自体も二条派の理想とする風体を反映していたこともあり、南北朝、室町期を通じ、在野だけでなく、堂上歌人にも広く愛読され、多くの影響を与えてきたし、また逆に冷泉派などから批難の対象ともされてきた。 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 1979 |
巻 | 51巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 393 |
終了ページ | 404 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002306113 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/1756 |
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フルテキストURL | 050_02_0299_0312.pdf |
著者 | 稲田 利徳| |
抄録 | 西行の歌集「聞書集」には、「嵯峨にすみけるに、たはぶれ歌として人ゝゝよみけるを」の詞書のもとに、十三首の歌が収められているが、この歌群を以下「たはぶれ歌」と仮称する。この十三首には、作者の幼児体験の回想歌があるため、研究者が折に触れては言及する重要な歌群である。が、これまでの成果を概観すると、「たはぶれ歌」の「たはぶれ」の内容理解や和歌の解釈の面で、納得できないものが少なからずあるので、その諸問題に関して、従前の見解を整理しつつ、私見を提示してみたい。「聞書集」は伊達家旧蔵本の桝型列帖装一帖で、現代は天理図書館の所蔵。まず、昭和五年十月、竹柏会発行(『扶桑珠賓』所収)の「西行上人歌集」複製によって翻刻した『私家集大成中世Ⅰ』によって本文を掲載しておく(下の括孤内の数字は、朝日日本古典全書『山家集』の通し番号。因に、複製本にも直接あたって再点検したが、翻刻に誤りはない)。 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 1979 |
巻 | 50巻 |
号 | 2号 |
開始ページ | 299 |
終了ページ | 312 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002305975 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/1755 |
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フルテキストURL | 050_02_0288_0298.pdf |
著者 | 森 熊男| |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 1979 |
巻 | 50巻 |
号 | 2号 |
開始ページ | 288 |
終了ページ | 298 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002306090 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/1707 |
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フルテキストURL | 050_01_0317_0326.pdf |
著者 | 稲田 利徳| |
抄録 | 本誌四二号では韻文指導法の序説として、国語教室や現代社会における韻文の享受状況と問題点、韻文と散文の本質的な相違点、韻文教材を指導する目的と意義などを概説し、さらに四五号では、近代詩の指導法として、「現代国語」の採録詩の傾向と問題点をおさえ、詩の指導法やその留意点に触れてきた。本稿ではこのⅠⅡを受継して、近代短歌の指導の一端を述べてみたいが、短歌そのものの享受状況などに関しては、すでにⅠの序説に述べたので、ここでは省略し、主として教科書の採録歌の傾向と問題点および短歌の特質に即応した指導法や諸々の工夫などに関して縷述してゆく方針である。 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 1979 |
巻 | 50巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 317 |
終了ページ | 326 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002306109 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/1703 |
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フルテキストURL | 050_01_0304_0316.pdf |
著者 | 森 熊男| |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 1979 |
巻 | 50巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 304 |
終了ページ | 316 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002306004 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/1663 |
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フルテキストURL | 049_0292_0302.pdf |
著者 | 稲田 利徳| |
抄録 | 歌僧正徹に「なぐさめ草」と称する紀行文がある。その跋文に応永二十五年(一四一八)秋七月十八日に成立したと旨を記す。時に正徹三十八歳にあたる。この紀行文は東国旅行を思い立った正徹が、応永二十五年春三月末、都をうかれ出て逢坂の関を越え、近江・美濃から尾張の黒田を経て、さらに清須に滞在し、土地の翁や越の国へ旅する途中の童形らとの談話や「源氏物語」談義などの様子を綴ったもので、同年六月まで記して閉じられている。 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 1978 |
巻 | 49巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 292 |
終了ページ | 302 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002306006 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/1632 |
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フルテキストURL | 048_0197_0206.pdf |
著者 | 稲田 利徳| |
抄録 | 家集を編纂する目的には、我が歌道の営みを集大成して、後世に残すため、勅撰集などの撰歌資料として提供するため、あるいは、自己の詠歌理念に即した歌風を宣揚するためなど、種々なものがあろう。近年蒲生郡の豪族、蒲生智閑の家集は、約八五〇首を収録し、勅撰集的な部立構成をもつ、よく整理されたものであるが、その詞書を吟味してみると、不審なものが少なからず散見されるなど、奇妙な性格の家集であることが明らかになる。これを後人の作為とみて等閑視するのも見識かもしれないが、なぜ、このような家集を編んだのかという立場からみると、これはこれで考察に値する問題であるし、また、地方武士と文芸のありかたをさぐるためにも意味をもつだろう。こういった目標を念頭にしながら、以下、「蒲生智閑集」(以下「智閑集」と略称)の諸本や成立の問題に思いをいたし、その性格の一端を浮き彫りにしてみたい。 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 1978 |
巻 | 48巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 197 |
終了ページ | 206 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002305905 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/1613 |
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フルテキストURL | 047_0210_0220.pdf |
著者 | 稲田 利徳| |
抄録 | 前編においては、「徒然草」一三九段の「家にありたき木は」の段を中心に、「枕草子」「玉勝間」との比較を通して、兼好の草木嗜好に触れてきた。この後編では「徒然草」の諸段に表われる草木のいくつかをとりあげ、各々の草木が、章段の構想のなかで、どんな意味を与えられているか、試見を述べたい。その際、特に問題となるのは、単に”木や草”などと漠然と表記されたものでなく、具体的な草木の種類を明示したものである。一三九段のほかに「徒然草」では、どんな種類の草木があるのか、少し思い浮かべてゆくと、柑子の木(一一段)、棟の木(四一段)、榎の木(四五段)、くちなし(八七段)、めなもみ草、(九六段)、桂の木(一〇四段)、杉・椎紫・白樫(一三七段)、呉竹・河竹(二〇〇段)などはじめ、他にもいくつかの草木が散見される。が、構想とかかわるもので重要なのは、説話的、物語的な章段のもので、そのうちで、ここでは、柑子の木、棟の木、くちなし、桂の木の四種を検討する。なお、この論の基底には、先に公表した「『徒然草』の虚構性」で示した考えが流れているので、あわせて参照願えば幸甚である。 |
出版物タイトル | 岡山大学教育学部研究集録 |
発行日 | 1977 |
巻 | 47巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 210 |
終了ページ | 220 |
ISSN | 0471-4008 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002306002 |