ID | 51101 |
JaLCDOI | |
Sort Key | 2
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タイトル(別表記) | The Contents and Functions of Grief Dreams after Bereavement
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フルテキストURL | |
著者 |
山本 力
Kaken ID
岡田 碧
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抄録 | 大切な人を失った後,喪のプロセスにおいて,しばしば故人が登場する夢をみる。これを
「悲嘆夢」と称する。本論文の目的は以下の3点にある。⑴遺された人はどんな内容の夢を
見るのか⑵喪のプロセスに伴って変化が見出せるのか⑶悲嘆夢の系列で故人との絆は解消さ
れるのか,継続されるのか。分析の対象となった悲嘆夢は32 人分,49 個である。これらの
夢を質的な分析方法で検討した結果,16 種の下位カテゴリーが抽出され,4種の上位カテ
ゴリーにまとめられた。①喪失との直面,②別れのやり直し,③絆の結び直し,④共生の継
続,である。前の2つは「切る機能」が優位な夢であり,後の2つは「結ぶ機能」が優位な
夢である。喪のプロセスにおいて,切る機能と結ぶ機能の間を振り子のように揺れながら,
「結び直すことで切る」という逆説的な過程が進展していくことが明らかになった。
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キーワード | 死別
悲嘆夢
モーニングワーク
絆
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出版物タイトル |
岡山大学大学院教育学研究科研究集録
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発行日 | 2013-07-25
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巻 | 153巻
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出版者 | 岡山大学大学院教育学研究科
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出版者(別表記) | Graduate School of Education, Okayama University
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開始ページ | 1
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終了ページ | 9
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ISSN | 1883-2423
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NCID | AA12338258
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資料タイプ |
紀要論文
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OAI-PMH Set |
岡山大学
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言語 |
日本語
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論文のバージョン | publisher
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NAID | |
Eprints Journal Name | bgeou
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