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ID 52456
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著者
平井 成幸 岡山大学
抄録
観血的治療を加えた先天股脱症例で術中所見の得られた2方向造影を参考として,保存的治療例の造影所見を検討した.対象は保存的治療後10年以上経過観察した27例32股と観血的治療をした14例15股である.2方向造影分類は藤井の分類に従い,最終調査時評価はSeverinのX線判定基準を用いた.保存的治療例のType A-1は18股で最終調査時は全てSeverin Iであった.観血的治療を受けた14例の術中所見は全例手術時臼底に介在物を認めた.前方関節唇の2方向造影所見と手術所見では15股中13股で一致した.以上より,2方向造影像は術中所見とよく一致する為,遺残性亜脱臼に対する手術適応を決定する一つの指標となりうる
発行日
1996-03
出版物タイトル
中部日本整形外科災害外科学会雑誌
39巻
2号
開始ページ
332
終了ページ
339
ISSN
0008-9443
NCID
AN10272988
資料タイプ
学術雑誌論文
関連URL
http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/metadata/6066
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
有り