ID | 507 |
Eprint ID | 507
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フルテキストURL | |
タイトル(別表記) | Developmental Stages of Parts of the Flower as Indicators for Prebloom GA Treatment of Muscat Bailey A Grapes
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著者 |
岡本 五郎
岡山大学
奥 良雄
岡山県勝英農業改良普及所
島村 和夫
岡山大学
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抄録 | ブドウ,マスカット・ベーリーAのGAによる無核化処理の適期判定の指標を得るために,勢力の強い新梢と弱めの新梢の発育経過を調査し,新梢勢力の強弱にかかわらず,処理適期に同程度の発育段階にある部分をさがした. 1)無核果率や収穫果房の品質からみて,GA処理効果がもっともすぐれたのは,強勢な新梢で無処理花穂の満開日の9~11日前,弱めの新梢で9日前であった. 2)処理適期における新梢長,展葉数,茎の太さ,花穂長などは新梢勢カの強弱により著しく相違した. 3)花らい及び子房の長さと直径の増加は,強勢な新梢のほうが弱めのものよりやや速かったが,それぞれの適期で比較すると,ほぼ同じ大きさであった. とくに,花らい長及び子房長,子房直径は適期ころの1日あたりの生長量が大で,適期前との区別が容易であった. 4)花粉の発育経過も新梢勢力の強弱による影響がほとんどなく,適期の4日前に4分子期を脱しており,適期当日には直径約20μの花粉粒となった. また,胚珠は適期の2日前に完全に倒立し,適期当日は胚のうの形成開始期であった. 5)以上の結果,ベーリーAのGA前処理適期を判定するためには,現在,一般に行われている新梢や花穂の生育度の観察によるよりも,花器の発育段階を基準にするほうが適当で,実用的には花らいの長さ,子房の長さと直径,及び花粉の発育段階が指標として利用できると思われる。
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発行日 | 1978
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出版物タイトル |
岡山大学農学部学術報告
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出版物タイトル(別表記) | Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
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巻 | 52巻
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号 | 1号
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出版者 | 岡山大学農学部
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出版者(別表記) | Faculty of Agriculture, Okayama University
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開始ページ | 1
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終了ページ | 11
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ISSN | 0474-0254
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NCID | AN00033029
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資料タイプ |
紀要論文
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言語 |
日本語
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論文のバージョン | publisher
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査読 |
無し
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Eprints Journal Name | srfa
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