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ID 894
Eprint ID
894
フルテキストURL
タイトル(別表記)
Plant Disease Control Based on the Molecular Plant Pathology
著者
奥 八郎 岡山大学
抄録
作物を病害から護るため,長年にわたって病原菌に対する毒物(殺菌剤)が用いられてきた.これが,農薬による公害の原因の一つとして世界中で関心を集めている.このような状況下にあって,多くの植物病理学者,植物生化学者の関心は植物の病気に対する抵抗性の機構の研究に向けられてきた.このような研究が実際の病害防除の新しい方法の開発に役立つものと考えられるからである.事実,幾つかのウィルス病の防除に有効な,誘導抵抗性を利用した方法が実用化されている. 一方,病原微生物の病原性の仕組みを分子レベルで明らかにすることは,さらに有効な病害防除方法を見いだす基礎となる.このような考えのもとに筆者は二十数年間病原菌の病原性の機構の研究に没頭してきた. この総説は,その研究成果をおもに,また現在の世界のこの方面の研究の現状を紹介し,このような基礎研究の面からみた,将来の病害防除のあり方を考察したものである。
発行日
1993
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
81巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
51
終了ページ
59
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa