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ID 482
Eprint ID
482
フルテキストURL
タイトル(別表記)
Effects of Culture Conditions on the Growth and Carotenoid Formation in Rhobotorula minuta
著者
多田 幹郎 岡山大学
白石 正英 岡山大学
抄録
Rhodotorula minutaの生育およびカロチノイド生成に及ぼす糖類,アミノ酸類ならびにピタミン類の影響について調べた. また光の影響についても併せて検討した. 1)炭素源としはグルコース,マンノース,シュークローズが良く,フラクトース,マルトース,ラクトースは利用されない. 2)L-ロイシン,L-イソロイシン,L-システイン,L-メチオニン以外の大部分のアミノ酸は菌体生育の良い窒素源となる. L-ヒスチヂン,L-スレオニンを窒素源とした場合,菌体のカロチノイド生成量は抑制された. 3)チアミンはRh. minutaの生育に必須である. ビタミンのうちチアミンのみを加えた培養液にp-アミノ安息香酸を加えると,菌体収量及びカロチノイド生成量ともに著しく増大した. 4)黒暗下で培養した菌体のカロチノイド含有量は,その培養条件に関係なく,すべての実験においてほぼ一定の値(15μg/g)をを示した. 一方,光照射下で培養した菌体のカロチノイド含有量は80~140μg/gを示し,光はあきらかにカロチノイド生成を著しく促進した. 5)光照明下で培養した場合,菌体の収量とその菌体のカロチノイド含有量との間には負の勾配を持つ直接関係が成立した。
発行日
1977
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
50巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
87
終了ページ
94
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa