このエントリーをはてなブックマークに追加


ID 10941
JaLCDOI
フルテキストURL
著者
大竹 喜久 岡山大学 Kaken ID publons researchmap
西 幸代 岡山大学
三好 美津子 岡山大学
抄録
小論では、アメリカ合衆国労働省が主導して進める「就労のカスタム化」の本質について、それがどのように重度障害者の一般就労を促進することにつながるのか、という視点から検討した。まず、重度障害求職者と雇用主のニーズを満たすことがカスタム化であること。カスタム化を実現させるためにはとりわけ「探索と発見」「ポジションの創造」「交渉」を実施していくことが大切であることを述べた。次に、重度障害者の就労のカスタム化が、ジョブコーチ付き就労のベストプラクティスの本質部分を取り出しており、それによってベストプラクティス形骸化に一定の歯止めをかける可能性がある、ということを指摘した。最後に、2001年から始められた就労のカスタム化モデル事業の評価研究結果を引用しながら、「ポジションの創造」「交渉」といったカスタム化の核になるサービスがほとんど提供されていないという現状を紹介した。
キーワード
就労のカスタム化
重度障害者
アメリカ合衆国
出版物タイトル
岡山大学教育学部研究集録
発行日
2006-07-14
132巻
出版者
岡山大学教育学部
出版者(別表記)
Faculty of Education, Okayama University
開始ページ
49
終了ページ
56
ISSN
0471-4008
NCID
AN00032875
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
NAID
Eprints Journal Name
bgeou