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ID 61608
JaLCDOI
Sort Key
6
タイトル(別表記)
“Unbelievably Clearly Repeating”: Disaster, Minority Women, and Intersectionality
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著者
抄録
東日本震災後、多くの人たちが被災地から他地域へ避難する中、芥川賞作家の柳美里は福島に向かった。「居場所のない人に寄り添う物語」を紡ぎ出すだけでなく実践する柳は、水俣病患者に「加勢」した『苦海浄土 わが水俣病』の著者である石牟礼道子に連なる。本稿では柳の行動を理解する手がかりとして、在日コリアン女性という属性に注目する。マイノリティー女性としての様々な経験は「人間を大きくし」「強くしなやかに生きていける」素地となったという人や日本人の理解者から支援を受けた経験から、もっと多くの人に在日のことを知ってほしいという声もある。一方で民族的マイノリティとして、また女性として複合差別の理不尽さを訴える声もあるので、本稿では複合差別の実態についても考察する。
キーワード
災害 (Disaster)
ジェンダー (Gender)
エスニシティ (Ethnicity)
複合差別 (Intersectionality)
加勢 (Assistance)
出版物タイトル
岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要
発行日
2020-12-30
5巻
出版者
岡山大学全学教育・ 学生支援機構
出版者(別表記)
Institute for Education and Student Services, Okayama University
開始ページ
60
終了ページ
68
ISSN
2432-9665
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
NAID
Eprints Journal Name
biess