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検索結果 47736 件

JaLCDOI 10.18926/bgeou/1613
フルテキストURL 047_0210_0220.pdf
著者 稲田 利徳|
抄録 前編においては、「徒然草」一三九段の「家にありたき木は」の段を中心に、「枕草子」「玉勝間」との比較を通して、兼好の草木嗜好に触れてきた。この後編では「徒然草」の諸段に表われる草木のいくつかをとりあげ、各々の草木が、章段の構想のなかで、どんな意味を与えられているか、試見を述べたい。その際、特に問題となるのは、単に”木や草”などと漠然と表記されたものでなく、具体的な草木の種類を明示したものである。一三九段のほかに「徒然草」では、どんな種類の草木があるのか、少し思い浮かべてゆくと、柑子の木(一一段)、棟の木(四一段)、榎の木(四五段)、くちなし(八七段)、めなもみ草、(九六段)、桂の木(一〇四段)、杉・椎紫・白樫(一三七段)、呉竹・河竹(二〇〇段)などはじめ、他にもいくつかの草木が散見される。が、構想とかかわるもので重要なのは、説話的、物語的な章段のもので、そのうちで、ここでは、柑子の木、棟の木、くちなし、桂の木の四種を検討する。なお、この論の基底には、先に公表した「『徒然草』の虚構性」で示した考えが流れているので、あわせて参照願えば幸甚である。
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1977
47巻
1号
開始ページ 210
終了ページ 220
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002306002
著者 髙橋 輝和|
発行日 2003
出版物タイトル 文化共生学研究
1巻
1号
資料タイプ 紀要論文
JaLCDOI 10.18926/1605
JaLCDOI 10.18926/bgeou/1592
フルテキストURL 046_0182_0192.pdf
著者 稲田 利徳|
抄録 この論考は大きく二つの問題の考察を企図する。二つの問題は、ある意味において、互に乖離しているので、本来、別個に処理すべき性格のものかもしれない。即ち、一つは「徒然草」三九段の「家にありたき木は」の段を中心に兼好の草木に対する嗜好を吟味することであり、他の一つは、「徒然草」の諸段にあらわれる草木を構想とのかかわりから、筆者の表現意図とからめて論及せんとするものである。前者が兼好の趣味や思想と関連するのに対し、後者は「徒然草」各段の構想や虚構性など-いわば創作態度とかかわりをもってくる点、互に次元を異にするといえる。しかし、二つの問題は、草木を論ずることでは接点をもっていて、互に関連を有する面もあるので、ここに、前編、後編として一括して考察してゆきたい。
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1977
46巻
1号
開始ページ 182
終了ページ 192
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002306072
JaLCDOI 10.18926/bgeou/1575
フルテキストURL 045_0165_0174.pdf
著者 稲田 利徳|
抄録 本誌四二号には、韻文指導法の序説として、国語教室や現代社会における韻文の享受状況、韻文と散文の相違点、韻文指導の目的と意識など、いわば韻文の本質や享受状況の周囲をさぐってきた。今回はそれを前提に、特に近代詩の指導法を具体的に作品に即して検討してみる。詩を教導することに関して、次のような重要な発言がある。詩を教へることが一體、可能か?きはめて疑問に思はれます。できるだけ教へないことこそ、最良の教へ方だと、逆説を弄したくなります。少くともすぐれた詩作品における言葉やイメエジは多義性にみち、限定しがたいものとして揺れ動いてゐるのであり、それが明確な概念の言葉に置き換へられ解襗されることが可能となつたとき、その作品はすでに死ぬのではないでせうか。教へるといふことはしばしば屍體解剖になりがちです。-何よりも大切なのは、讀むこと、くりかへし自ら讀むこと、書くこととほとんどひとしく讀むといふ營みもまた、創造的なものであつて、讀者の主體的把握・感受においてはじめて、詩は成立するのです。一方、正しいよみ、正しい解襗と称するものを外から教へることによつて、得られるのは、詩の死でしかありません。(那珂太郎氏「ノオト断片」傍点那珂氏)詩の本質を極限的なところに想定して言及しているこの発言は、極論的な匂いもするが、詩を教導することの問題点を鋭くついている。ここで留意すべきことは、詩の言葉・イメージが多義性にみちていること、および、詩はそれ自体として客観的に存在しているのではなく、読者の主体的な読みによって、はじめて体現するという二点である。この二点を究極まで追いつめると、正しい解釈などありえないことになり、そこに詩を教えることの不可能性がみえてくる。詩の鑑賞とは、あくまで全体をまるごと味うことで、客観的に分析することではない。従って、ここで試みんとする指導法とは、鑑賞の「手続き」の指示であり、詩の本能の把握方法を思索するものではないことを、まずもって明らかにいしておきたい。以下、先の発言にも留意しながら、現行教科書の近代詩教材の傾向と問題点、詩の特質に応じた指導法などに触れてみる。
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1976
45巻
1号
開始ページ 165
終了ページ 174
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002305959
JaLCDOI 10.18926/bgeou/1574
フルテキストURL 045_0153_0164.pdf
著者 森 熊男|
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1976
45巻
1号
開始ページ 153
終了ページ 164
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002305945
JaLCDOI 10.18926/bgeou/1556
フルテキストURL 044_0131_0142.pdf
著者 稲田 利徳|
抄録 本誌第四十三号では、「共感覚的表現歌の発生と展開(上)」と題して、共感覚的表現の結合ケースの検討にはじまり、万葉時代から古今時代を経て新古今時代に到る和歌にあらわれた共感覚的表現歌の発生と、その後の展開の様相をたどってきた。その結果、古代及び平安朝の和歌には、類型的な共感覚が若干散見されるだけであるが、千載を経て新古今頃になると、類型的なものが数を増すだけでなく、それを逸脱した特異なケースの表現も発生してくることが明らかになった。これは、一つに、新古今歌風の生成とも関連していること、漢詩文などの影響にもよることなどが跡付けられた。最後に、歌合の判詞に着目して、この表現に対し、当時の歌人達がどのような反応を示したかも検討した。本論考では、以上の調査結果を受け、さらに新古今以降、この表現がどのように受継され、また、どんな変化をきたしてゆくかを、室町末期頃までの和歌資料で分析してゆきたい。最後に、共感覚的表現の和歌における表現効果などに関しても、私見を述べることにする。
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1976
44巻
1号
開始ページ 131
終了ページ 142
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002306019
JaLCDOI 10.18926/bgeou/1541
フルテキストURL 043_0107_0120.pdf
著者 稲田 利徳|
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1975
43巻
1号
開始ページ 107
終了ページ 120
ISSN 0471-4008
関連URL http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/1556/
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002306066
JaLCDOI 10.18926/bgeou/1530
フルテキストURL 042_0083_0092.pdf
著者 稲田 利徳|
抄録 本論の目標は、中学校、高等学校の国語教科書に教材化されている韻文の指導法を探究することにある。韻文の範疇には、普通、詩、和歌、俳句、連歌、歌謡などが入ってくるが、これらは、表現形式でも表現手法においても、各々に独自性を有するジャンルであるため、一括して処理するのは、いたずらに混乱を招く恐れが多分にある。
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1975
42巻
1号
開始ページ 83
終了ページ 92
ISSN 0471-4008
関連URL http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/1575/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/1707/
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002305933
JaLCDOI 10.18926/bgeou/1521
フルテキストURL 041_0221_0232.pdf
著者 森 熊男|
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1975
41巻
1号
開始ページ 221
終了ページ 232
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002305931
JaLCDOI 10.18926/bgeou/1520
フルテキストURL 041_0207_0220.pdf
著者 稲田 利徳|
抄録 本誌第三十七号に「日次系草根集伝本考(上)」と題して、伝本研究の現状や伝本分類の目的、方法を論じ、巻別に即って、巻一、二に検討を加えた。続いて、三十八号の(中)では、巻三から巻七までを、四十号では、巻八から巻十二までの各巻に関して、留意箇所に着目しながら、定本の復元を述べてきた。本稿は、既発表のこれら三篇を受けて、残された巻十三から巻十五までに検討を加え、最後に諸本の系統分類や各系統本の性格などを述べてゆく。本稿をもって、長きにわたった日次系草根集の伝本の考察を、一応終えたい。
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1975
41巻
1号
開始ページ 207
終了ページ 220
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002306103
JaLCDOI 10.18926/bgeou/1504
フルテキストURL 040_0146_0156.pdf
著者 森 熊男|
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1974
40巻
1号
開始ページ 146
終了ページ 156
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002306045
JaLCDOI 10.18926/bgeou/1503
フルテキストURL 040_0131_0144.pdf
著者 稲田 利徳|
抄録 本誌第三十七号には、「日次系草根集伝本考(上)」と題して、(一)伝本研究の状況、(二)伝本の概要、(三)伝本分類の目的と方法の各論を展開し、続いて巻別による分類方針にそって、巻一、二に検討を加えた。また、同じく本誌第三十八号では「日次系草根集伝本考(中)」として、巻三から巻七までの諸巻の調査結果を報告しておいた。本稿も、先の(上)(中)の論稿を継承し、巻八から巻十二までの、諸本の留意箇所に着目して、各伝本の性格を検討してゆく。
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1974
40巻
1号
開始ページ 131
終了ページ 144
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002305997
JaLCDOI 10.18926/bgeou/1477
フルテキストURL 038_0122_0142.pdf
著者 稲田 利徳|
抄録 本誌第三十七号掲載の拙稿においては、「草根集」の、(一)伝本研究の状況、(二)伝本の概要、(三)伝本分類の目的と方法、の各項目にそって論及し、続いて巻別による分類方針のもとで、巻一・二に検討を加えた。本稿も前稿を継承し、以下巻三から巻七まで諸本を通覧し、その留意箇所に着目して、各伝本の性格を追究した。なお、前稿脱稿後、田中新一氏は、さらに「『草根集』秋本系欠巻についての続攷」(愛知県教育大学研究報告第22輯・昭48・2)なる論考を公表されたので、これを(へ)論文として援用してゆく。
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1974
38巻
1号
開始ページ 122
終了ページ 142
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002306092
JaLCDOI 10.18926/1474
フルテキストURL 22_0167_0181.pdf
著者 于 琳| 長畑 秀和|
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2006-11
22巻
1号
開始ページ 167
終了ページ 181
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002306016
JaLCDOI 10.18926/1472
フルテキストURL 22_0151_0165.pdf
著者 矢吹 香月|
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2006-11
22巻
1号
開始ページ 151
終了ページ 165
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002306033
JaLCDOI 10.18926/1470
フルテキストURL 22_0143_0149.pdf
著者 塩田 真友子| 猪原 敬介| 堀内 孝|
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2006-11
22巻
1号
開始ページ 143
終了ページ 149
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002306028
JaLCDOI 10.18926/1469
フルテキストURL 22_0131_0141.pdf
著者 新垣 知成|
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2006-11
22巻
1号
開始ページ 131
終了ページ 141
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002305956
JaLCDOI 10.18926/1468
フルテキストURL 22_0115_0129.pdf
著者 包 龍|
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2006-11
22巻
1号
開始ページ 115
終了ページ 129
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002305946
JaLCDOI 10.18926/1466
フルテキストURL 22_0101_0114.pdf
著者 馮 涛| 田中 共子|
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2006-11
22巻
1号
開始ページ 101
終了ページ 114
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002305992
JaLCDOI 10.18926/1461
フルテキストURL 22_0085_0100.pdf
著者 TEKIN A.CAN| DINCSOY E.ERDINC|
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2006-11
22巻
1号
開始ページ 85
終了ページ 100
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002306087