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ID 1457
JaLCDOI
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著者
山本 希 岡山大学
抄録
本稿においては、ハイデガーの『ヘルダーリンの讃歌』を読み解きながら、受難と情熱という二義を備えるPassionの解明を端緒に、「乏しき時代」において詩人がPassionを受け入れ生きゆく理由を探りたい。それ故本稿は、次のように分かたれる。まず、詩人の本性であるPassionを、受難と情熱の相属性として明らかにする(2.受難と情熱)。続けて、試作の場となる、詩人を貫き響く根本情調の在り方について考察する(3.根本情調と聖なるもの)。そして以上をふまえ最後に、根本情調のうちで、本性であるPassionを隈なく揮うに至った詩人が、「備え」の態度をとることで、顕わになる「根源的時」の様を示す(4.備えと時熟)。
キーワード
ハイデガー
Passion
出版物タイトル
岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日
2006-11
22巻
1号
出版者
岡山大学大学院文化科学研究科
出版者(別表記)
Graduate School of Humanities and Social Sciences, Okayama University
開始ページ
49
終了ページ
57
NCID
AN10487849
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
NAID
Eprints Journal Name
hss