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ID 54834
JaLCDOI
Sort Key
4
タイトル(別表記)
The Linguistic Basis of Engeström’s Expansive Learning Theory
フルテキストURL
著者
平田 仁胤 岡山大学大学院教育学研究 Kaken ID
抄録
 本論は,エンゲストロームの拡張的学習の理論の意義を指摘し,その理論的基盤を解明することを目的とする。文化・歴史的活動理論に基づく拡張的学習の理論は,状況的学習論が十分に提示できずにいた,状況あるいは文脈を越境し,新しく共同体を再組織化するあり様について理論的説明を与えている。垂直的次元と水平的次元との弁証法として位置づけられる再組織化の過程は,言語を基盤としている。言語は,活動システムの媒介物として状況・文脈依存性を持ちながらも,同時に,それらの横断可能性を想定させる機能を有しており,それに拡張的学習は支えられている。
キーワード
文化・歴史的活動理論
拡張的学習
状況的学習論
転移
再組織化
出版物タイトル
岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日
2017-02-24
164巻
出版者
岡山大学大学院教育学研究科
出版者(別表記)
Graduate School of Education, Okayama University
開始ページ
19
終了ページ
29
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
NAID
Eprints Journal Name
bgeou