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検索結果 354 件

JaLCDOI 10.18926/bgeou/9816
フルテキストURL 098_0013_0021.pdf
著者 山中 芳和|
抄録 備中吉備津神社の神職であった藤井高尚(明和元、1764年~天保11、1840年)は、鈴屋門の高足として本居宣長の学問を継承した近世後期を代表する国学者の1人である。『伊勢物語新釈』や『古今和歌集新釈』などの古典研究、および『消息文例』や『松の落葉』といった文章作法書や随筆の執筆などからもわかるように、高尚の国学はおおむね宣長学の歌文の領域を継承したものとされている。しかし、そのなかで『浅瀬のしるべ』は「世人の教えとなるべき諺四十八条を取り上げそれらに託しつつ、著者の日頃の所懐を得意の雅文で綴った」一種の教訓本の体裁をとり、高尚の著作としては異色の部類に属するものである。藤井高尚の国学に関して、筆者はこれまで3回にわたり、本研究集録に「化政期国学の一断面」と題する論考を掲載し、藤井高尚の国学の教化論的性格についての考察を行った。しかし、それらの論考は幾分論点が多岐にわたり、その結果焦点が拡散したうらみがあった。そこで本稿において改めて先の3論考の内容を集約するとともに、藤井高尚の国学の教化論的性格を化政期の教訓をめぐる状況の中に位置づけておきたい。
キーワード 藤井高尚 備中吉備津神社 本居宣長 教化論
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1995-03-15
98巻
開始ページ 13
終了ページ 21
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 110000129647
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9553
フルテキストURL 096_0061_0075.pdf
著者 山中 芳和|
抄録 本節においては、まずはじめに高尚の国学の全体像をとらえ、次いで『浅瀬のしるべ』における高尚の諺解釈の分析を通して高尚の国学に見られる教化意識の特質を検討し、最後に『道のしるべ』のなかに展開される「神ノ道ノ教」に基づく教化論の特質を、人間像を中心に考察していくこととする。
キーワード 化政期国学 藤井高尚 教化論
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1994-07-15
96巻
開始ページ 61
終了ページ 75
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 110000129614
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9533
フルテキストURL 095_0077_0085.pdf
著者 山中 芳和|
抄録 国学思想において、このような被治者たるものの心構えが、政治論的文脈の中で説かれるようななったのは、前章で指摘したとおり本居宣長においてであった。すなわち、宣長は『古事記伝』において「政」という言葉について次のようにのべている、政は、凡ての君の国を治坐す万の事の中に、神祇を祭賜ふが最重事なる故に、其余の事等をも括て祭事と云 とは、誰も思ふことにて、誠に然ることなれども、猶熟思に、言の本は其ノ由には非で 奉仕事なるべし、そは天下の臣連八十伴緒の天皇の大命を奉はりて、各其職を奉仕る、是天下の政なればなり、さて奉仕るを麻都理と云由は、麻都流を延て麻都呂布とも云ば、即君に服従て、其事を承はり行ふをいふなり 即ち「政」は「奉仕事なるべし」とのべ支配を形成する命令と服従の二つの要素のうち、被治者における服従の側面から政治を基礎づけたのであった。命令と服従あるいは治者と被治者との関係は「身分制的」社会における「上と下」の関係に外ならないのだが、本節ではこの問題に関して宣長学における「世間の風儀」の意義を中心に考察していくことにする。
キーワード 化政期国学 藤井高尚 本居宣長
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1994-03-15
95巻
開始ページ 77
終了ページ 85
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 110000129596
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9439
フルテキストURL 090_0203_0213.pdf
著者 山中 芳和|
抄録 本稿は、備中吉備津神社の神職であった国学者藤井高尚(明和元、1764年~天保11、1840年)に関して、かれの教訓的著作『浅瀬のしるべ』(文化9年)及び「道のしるべ」(文政7年『三のしるべ』上の巻)の検討を中心に、高尚の国学思惟における教化性の問題について考察することを通して、化政期国学の一断面を明らかにすることを主たる課題とするものである。
キーワード 化政期国学 藤井高尚 備中吉備津神社 教化論
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1992-07-15
90巻
開始ページ 203
終了ページ 213
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002311097
著者 後藤 丹十郎| 島 浩二| 東 千里| 森下 照久| 藤井 一徳| 元岡 茂治|
発行日 2006-02
出版物タイトル 岡山大学農学部学術報告
95巻
1号
資料タイプ 紀要論文
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9178
フルテキストURL 064_0109_0121.pdf
著者 山中 芳和|
抄録 本稿が明らかにしたいとおもうことがらは以下のとおりである。すなわち、本居宣長の古道論の特質を教えとの関連において考察し、このことを通して宣長の古道論において、道学的といってもよい性格がみられることを明らかにする。そしてこの道学的性格が、その後、更に積極的に拡充されていくことにより、教化的性格をおびた国学が出現することを、藤井高尚の場合を例にとって検討していくことである。国学における教化論の展開については、従来次のようなことがいわれてきた、「国学神道による教化の障碍は篤胤によってひとつひとつ除去され神道を手段として教化の手は人間の内的心情の奥深くまで滲透する。」ようになったと。だが、本稿のような作業を経ることによって、実は、宣長の学問の歌文の方面での継承者においても、教化への志向がみられることが指摘されねばならないことが明らかになるものと思われる。
キーワード 本居宣長 古道論 藤井高尚 教化論
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1983
64巻
1号
開始ページ 109
終了ページ 121
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002311100
著者 藤井 和佐|
発行日 2004
出版物タイトル 文化共生学研究
2巻
1号
資料タイプ 紀要論文
JaLCDOI 10.18926/8911
著者 藤井 崇史|
発行日 2005-03-25
資料タイプ 学位論文
著者 藤井 英貴|
発行日 2005-03-25
出版物タイトル
資料タイプ 学位論文
著者 藤井 隆文|
発行日 2004-03-31
出版物タイトル
資料タイプ 学位論文
著者 藤井 一恭|
発行日 2005-03-25
出版物タイトル
資料タイプ 学位論文
著者 藤井 靖志|
発行日 1998-09-30
出版物タイトル
資料タイプ 学位論文
著者 藤井 敏則|
発行日 1999-03-25
出版物タイトル
資料タイプ 学位論文
著者 藤井 良雄|
発行日 1966-03-31
出版物タイトル
資料タイプ 学位論文
著者 藤井 龍平|
発行日 1984-06-30
出版物タイトル
資料タイプ 学位論文
著者 藤井 理津志|
発行日 1995-12-31
出版物タイトル
資料タイプ 学位論文
著者 藤井 利武|
発行日 1977-03-31
出版物タイトル
資料タイプ 学位論文
著者 藤井 陽一|
発行日 1998-12-31
出版物タイトル
資料タイプ 学位論文
著者 藤井 洋泉|
発行日 2003-03-25
出版物タイトル
資料タイプ 学位論文