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ID 525
Eprint ID
525
フルテキストURL
タイトル(別表記)
Effects of protease pretreatment to the digestibility and the texture of textured soy protein
著者
高木 茂明 岡山大学
抄録
繊維状ダイズたんぱく質(TSP)のテクスチャーを残しながら消化性改善を行う目的で2種のProteaseによる前処理を試み,そのときのテクスチャー変化とin vitroにおける消化性を測定し,それらの結果から所期目的に合致する前処理条件を検討した. Protease I(Cigma,from papaya)処理たんぱく試料は消化初速度が未処理とくらべて劣っているが,これはこのProteaseの酵素活性が大きいこと以外にTSPへの作用部位が,ペプシンのそれに類似しているためと考えることが出来る. 最終消化率は末処理区の10~30% 増となっている. Protease II(Kyowa,from Streptomyces)は比較的温和な水解を行い,それによる処理TSPの消化速度がProtease Iよりも大きいことから,消化酵素と基質特異性を異にするProteaseであると考えられる. また最終消化率はProtease Iとほゞ同じである. したがって前処理酵素として比較的望ましいものであり,その処理条件として0.075% Proteasen Iによる4℃,7日間処理が挙げられる。
発行日
1978
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
52巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
69
終了ページ
79
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa