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ID 644
Eprint ID
644
フルテキストURL
タイトル(別表記)
Studies on Silage-Making (XXIV) : Effects of Acrylic Acid and Sodium Acrylate as Additives
著者
内田 仙二 岡山大学
石川 正洋 岡山大学
扇 順二 岡山大学
堀米 隆男 岡山大学
抄録
高水分ならびに低水分のイタリアンライグラスを埋蔵材料に用い,実験用プラスチックミニサイロおよび実験用スチール製気密サイロを供用して,アクリル酸ならびにアクリル酸ナトリウムのサイレージヘの添加試験をおこない,サイロ内のサイレージ発酵および開封後サイレージの好気的変敗に対する影響について調査した. 本研究結果の要約は次のようである. 1)本研究の実験の範囲においては,これら添加剤添加による,いわゆる発酵的品質の改善効果は確認できなかったが,添加によって発酵が総体的に抑えられ,タンパク質の分解抑制などによる埋蔵中の養分分解損失の減少の可能性が示された. 2)開封後サイレージの変化についての調査より,これらの添加により,温度上昇の抑制遅延,カビ発生増殖の抑制ならびにタンパク質分解の低減など,変敗の遅延もしくは抑制の効果が認められた. 3)添加効果ならびに取り扱いの簡便性や安全性などの点から,アクリル酸ナトリウムはアクリル酸またはプロピオン酸ナトリウムより,サイレージ添加剤として優れているものと思われた。
発行日
1982
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
60巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
39
終了ページ
47
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa