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ID 382
Eprint ID
382
フルテキストURL
タイトル(別表記)
Studies on the Relation between the Digestibility of Soyabean Fibre Protein and Its Texturc at the Pretreatment Improving the Digestibility
著者
高木 茂明 岡山大学
抄録
ダイズ繊維たんぱく質は動物性たんぱく質に比較して消化率,消化速度は共に低い,ダイズ繊維たんぱく質の消化性改善を行うと同時にそのテクスチャーを維持させることを目的として加熱処理および2種のプロテアーゼ(A.O.P.及びパパイン)による個別処理を行い,これら前処理が消化性およびテクスチャーにおよぼす影響を調べた. その結果,加熱は消化性を悪化させる. また酵素としてパパイン0.05%あるいは0.075%水溶液を用い4℃にて1~3日前処理を行うことによって消化性が20~30%向上し,いっぽうテクスチャーは約10%程度の低下を示した. この酵素処理はダイズ繊維たんぱく質の消化性を改善すると同時にテクスチャーを変化させないという点で比較的望ましい前処理条件と思われる. 本研究の結果はこれからの植物性濃縮たんぱく質の利用に際して消化性改善を計る1つの方向を示唆するものと考えられる。
発行日
1975
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
46巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
52
終了ページ
63
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa