Eprint ID
195
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タイトル(別表記)
Studies on the Pre-seasonal Defoliation of Campbell Early Grape : III. The Effect of Soil Management(2).
著者
本多 昇 岡山大学
岡崎 光良 岡山大学
上田 浩次 岡山大学
抄録
1.前報4)の葡萄園で清耕区と敷藁区とを設けたところ8月31日現在の累加落葉率はおのおの73.1%(100)および65.3%(89)で,敷藁第1年目の効果としては累加落葉率を11%減少させたことになる.2.清耕区の微細根(<2mm)の垂直分布(%)は0~10cm:10~20cm:20~30cm:30~40cmの各土層でおのおの27.2%:25.9:19.0:27.4であるが,敷藁区の同様分布は50.0%:23.2:16.2:10.1であった.3.7月10日から9月14日まで19回測定された地温(-10cm)の平均は清耕区では28.13℃,敷藁区では26.53℃で後者において1.60℃低く,また27℃以上の場合は19回中4回にすぎなかった.4.同上の期間およびその前後にわたって土壌水分含量(-10cm)を調査したところ,7月下旬から8月下旬までは清耕区よりも敷藁区の方が水分が少ない傾向が確認されたが,7月17日以後および8月31日以後は敷藁区の方が土壌水分含量が数%ずつ多かった.5.9月1,7および25日の3回T. T. C. (Triphenyl Tetrazolium Chloride)法によって微細根の活力を調査したところ,敷藁区の方が各回とも清耕区より活力が大であり,しかも地温の高いときほどその差が顕著であった。
発行日
1965
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
26巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
27
終了ページ
34
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa