Eprint ID
285
フルテキストURL
タイトル(別表記)
On the Relation between Body Size and Muscle Characteristics in Large and Medium Size Lines of White Rock Chicken
著者
菅井 一男 岡山大学
河本 泰生 岡山大学
真田 達秀 岡山大学
抄録
本研究においては,生体重及び筋肉重と筋繊維の直径,一筋束当りの筋繊維数,筋肉の横断単位表面積当りの筋束数のような筋肉形質との関係が調べられた. 用いた材料は,鶏のホワイトロック種の大型・中型系からの浅胸筋,深胸筋及び大腿二頭筋からなる3つの骨骼筋組織であった. 得られた欠課を要約すると次の通りである. 1)生体重と筋肉重は,10週令では,中型系よりも大型系で大であり,また雌よりも雄雛で大であったが,孵化時では,筋肉重の差は,系統間と性間で有意ではなかった. 2)生体重と筋肉重との相関係数は10週令では,有意に高かったが,孵化時では,相関係数の値は低く,有意ではなかった. 3)浅胸筋の筋繊維の直径は,用いた筋肉サンプル中最大であった. 系統間の有意差は,10週令での大腿二頭筋だけに見出され(大型系>中型系),性間の有意差は,孵化時での浅胸筋及び大腿二頭筋でみられた(雄>雌). 4)孵化時での一筋束当りの筋繊維数を比較すると,浅胸筋の筋繊維数は,大型系よりも中型系で大であり,同様な傾向がまた10週令でもみられた. 浅胸筋と深胸筋では,10週令で,性間に有意差が見出された(雄>雌). 5)筋東数では,性間の差は瞬化時の深胸筋だけでみられたが(雄<雌),大腿二頭筋での筋束数は,大型系よりも中型系で大であった. 6)生体重と筋肉重に対する筋肉形質の相関係数は少数の場合有意であった。
発行日
1971
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
37巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
43
終了ページ
49
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa