JaLCDOI 10.18926/bgeou/1663
フルテキストURL 049_0292_0302.pdf
著者 稲田 利徳|
抄録 歌僧正徹に「なぐさめ草」と称する紀行文がある。その跋文に応永二十五年(一四一八)秋七月十八日に成立したと旨を記す。時に正徹三十八歳にあたる。この紀行文は東国旅行を思い立った正徹が、応永二十五年春三月末、都をうかれ出て逢坂の関を越え、近江・美濃から尾張の黒田を経て、さらに清須に滞在し、土地の翁や越の国へ旅する途中の童形らとの談話や「源氏物語」談義などの様子を綴ったもので、同年六月まで記して閉じられている。
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 1978
49巻
1号
開始ページ 292
終了ページ 302
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002306006