Scientific Reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University
Published by the Faculty of Agriculture, Okayama University
ONLINE ISSN : 2186-7755

サイレージの調製法に関する研究(第25報) 材料作物の生育段階にともなうリグニン含量ならびに乾物消化率の変化

内田 仙二 岡山大学
石川 正洋 岡山大学
堀米 隆男 岡山大学
発行日
1983
抄録
サイレージ材料の刈取適期を栄養的な面から検討するために,イタリアンライグラス,レッドクローバー,トウモロコシおよびローズグラスの生育にともなうリグニン含量ならびに乾物の人工消化率を調査し,両者の関係についても解析した. 乾物中のリグニン含量は,生育の進行とともにイタリアンライグラス,レッドクローバー,ローズグラスで増加し,トウモロコシで減少する傾向があり,乾物の消化率は,生育の進行とともにトウモロコシで上昇し,イタリアンライグラス,レッドクローバー,ローズグラスで下降する傾向があった. 乾物中のリグニン含量と乾物の消化率との間に,レッドクローバー以外の草種において有意な負の相関が認められた. 全試料について両因子の関係を調査した結果,r=-0.822(P<0.001)の相関があり,リグニン含量(X)から乾物消化率(Y)を推定する回帰式はY=99.61-3.60Xであった。
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029