Bulletin of Research and Development Center for Educational Practice, Okayama University
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ホロコースト学習の意義と教材構成の原理

井上 昌善 岡山大学
桑原 敏典 岡山大学 Kaken ID publons researchmap
発行日
2009-03-10
抄録
本研究は、アメリカ合衆国で開発された教材『THE HOLOCAUST』の指導書である『THE HOLOCAUST A TEACHER'S GUIDE』の内容編成及び授業構成を分析し、ホロコースト学習の意義と方法を明らかにしようとするものである。現在、わが国においては社会科地理、歴史、公民の各分野において民族問題の学習が行われているが、問題の追究の仕方や解決策の検討のさせ方などに問題を抱えている。そのため、民族間題を取り上げた授業において、生徒の認識形成や意思決定は必ずしも科学的合理的なものとなっているとは言えない。 よって、本研究では『THE HOLOCAUST』を分析して内容編成や授業構成の原理を解明した上で、我が国の社会科における民族問題学習の改善に対する示唆を得たいと考えている。
キーワード
社会科 (Social studies)
ホロコースト学習 (The Holocaust Learning)
民族問題 (The Issues of ethnic)
社会認識 (Social recognition)
ISSN
1346-3705
NCID
AA11529614
NAID
JaLCDOI