Published by 岡山大学算数・数学教育学会

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統合的者え方を育てる「図形の面積」の授業の構想(2) : ひし形の面積公式の適用範囲を広げる実践を遇して

山野 定寿 岡山県真庭市立中津井小学綬
発行日
2017-11-11
抄録
 次期学習指導要領の目標には「数学的な見方・考え方を働かせ、数学的活動を通して、数学的に考える資質・能力を次の通り育成することを目指す。」と述べ( 2 )で「~、基礎的・基本的な数量や図形の性質などを見いだし統舎的・発展的に考察する力、~を養う。」ことを述べている。 そこで、本稿では「数学的な考え方」の中でも、特に、「統合的・発展的考え方」の「統合的考え方」に的を絞り、「高次への統合」「包含的統合」「拡張的統合」を育てるための、5年生「図形の面積」の授業の構想とともに、ひし形の面積の公式の適用範囲を広げる「高次への統合」の実践を行った。その構想に基づいた授業実践を省察し、実践の成果と課題を明確にした。 その結果、統合的に考えることの良さを、多くの児童が感得したことが分かった。
キーワード
数学的考え方
統合・発展的考え方
数学的活動
備考
実践研究論文
ISSN
1341-3155
NCID
AN10517360